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[耐震診断ソフト]Super Build/S耐震診断

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(写真)株式会社アトリエデック一級建築士事務所 様
増田 信彦 様
会社名
株式会社アトリエデック一級建築士事務所 様
事業内容:
1.構造設計
2.耐震診断・補強設計
所在地:
東京都新宿区

架構の各節点、架構を代表する靱性指標を計算し、
決定の過程を含めてわかりやすく出力してくれます。

ユニオンシステムとのかかわりを教えてください。

私が入社したのは1973年なのですが、その頃は大きな電卓を利用して構造計算をしていました。電卓ですが簡単なプログラムが組めましたので、基準式などを組み込んで計算していました。初任給が3万円ほどの時代に、20万円ぐらいしていたと記憶しています。そんな時に、ユニオンさんがSEIKOのパソコンを持って営業に来られました。当時は今とは別の場所に事務所がありまして、事務所の隣が焼き肉屋だったのですが、仕事の後よく一緒に焼き肉を食べに行きましたね。当時のパソコンは大きな画面がなく、レシートのような細長い紙で出力されていましたので、応力図などは出力された数値を見ながら手で描いていました。パソコンとプログラムで500万ぐらいしていたと思いますが、プログラムが重要ですので、高いSEIKOのパソコンとセットで購入しました。それからずっとユニオンさんのプログラムを利用しています。

『S耐震診断』で便利だと思われたところを教えてください。

『SS3』からリンクができるようになって、とても使いやすくなりました。代表フレームを選択して設計を進めるにしても、リンク後に不要なフレームを除外できます。リンクした後は診断の計算条件を指定するだけで、各節点を代表する靱性指標、架構を代表する靱性指標を計算して、靱性指標決定の過程をわかりやすく出力してくれますので助かっています。

(イメージ)『SS3』のデータを利用
▲『SS3』のデータを利用

(イメージ)『S耐震診断』節点を代表する靭性指標
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▲『S耐震診断』節点を代表する靭性指標

『S耐震診断』に対するご要望をお聞かせください。

保有水平耐力の計算機能を追加してほしいですね。梁、柱、梁柱接合部パネル耐力、梁柱接合部の終局耐力は計算している訳ですから、『SS3』から横補剛を考慮したMcrもリンクできるようにして、保有水平耐力を自動で計算するようにしてほしいですね。そうすれば、ヒンジ発生箇所でF値を決定することも容易になります。他社の耐震診断プログラムも持っているのですが、ユニオンさんのプログラムをずっと利用してきた自分にとっては、使いづらいです。『S耐震診断』は『SS3』からリンクできるということもありますが、始めから違和感なく入力することができました。しかし、他社メーカーさんの耐震診断プログラムは、途中で入力を諦めてしまいました。

保有水平耐力はどのように計算されているのですか。

『SS3』や『S耐震診断』で計算した終局耐力を利用して、『Excel』等で計算しています。『S耐震診断』から『SS3』へも接合部やパネルの終局耐力を逆リンクできるようにしてもらえるといいですね。建物全体で計算するのか、代表フレームで計算するのかで、『SS3』と『S耐震診断』のどちらの保有水平耐力結果を選択するのか、設計者の選択肢が増えますからね。

JASO(耐震総合安全機構)での活動について教えてください。

JASO(耐震総合安全機構)は建築環境の耐震総合安全性を追求する専門家の集団で、現在の建物やまちの大地震に対する安全性について、対象範囲を建築単体に限らず、これに密接にかかわりを持つまちづくりまで拡げて、調査・研究および開発をおこない、これを情報発信することにより社会に貢献することを目指しています。JASOの活動の中で、4階建て以下の鉄骨造建物の耐震診断物件をよく検討しているのですが、現地調査を行うと設計図では突き合わせ溶接なのに、実際は隅肉溶接になっているケースが多いことに驚きました。隅肉溶接の施工状態にもバラツキがありますので、仕上げ等をすべてはがして調査したいところなのですが、そうする訳にもいかず調査箇所の選定には気を遣っています。

(イメージ)JASO(耐震総合安全機構)ロゴ
▲JASO(耐震総合安全機構)ロゴ

当時の現場では隅肉溶接が常識だったのでしょうか。

千代田区役所が昭和49年に同区内における同年施工鉄骨造建築物の施工実態調査を実施していまして、その調査項目の一つに「設計図どおりにレ型開先の突き合わせ溶接でおこなわれたものと、そうでないものの割合」があります。全43件中、設計どおりに施工されていた件数は1件だけでした。加工不良と判断されたものが5件で、残りの37件は隅肉溶接で施工されていました。これは当時の小規模加工業者の接合部溶接要領では隅肉溶接が常識となっており、設計図で突き合わせ溶接の指示があっても隅肉溶接で加工されていたのではと考えられます。

鉄骨構造耐震診断の苦労される点を教えてください。

耐火被覆に使用されているアスベストと溶接の問題ですね。アスベストが使われていますと、調査費用が高額になってしまいますので、調査箇所が更に限られてしまいますし、補強計画にも大きな影響が出てきます。そして溶接の問題ですね。「2011年改訂版耐震指標改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説」によれば、靱性指標は、新耐震設計法におけるDs値の逆算の意味合いを持ち、鉄骨構造のDs値慣用範囲の0.25~0.5に対応した4.0~2.0の範囲となっています。指針では接合部の靱性指標も考慮されており、本来突き合わせ溶接にすべき仕口が隅肉溶接で施工され明らかに保有耐力接合になっていないような箇所については、塑性変形能力が全く期待できないということで靱性指標F値=1.0という最小のF値が割り当てられています。先程JASOでの活動でお話ししましたが、仕口部が隅肉溶接になっている物件が多いため、この低いF値での検討に苦労しています。仕口部が図面と違う隅肉溶接になっている状況は確かに危険ですから、耐震診断では、現地調査に基づいた耐震診断結果をお知らせするのですが、補強設計ではIsi値やqi値を「倒壊または崩壊する危険性が低い」状態にまで引き上げる必要がでてきます。F値が1.0ということは、対応するDs値としても1.0ですから、なかなか容易なことではありません。クライアントとじっくり話し合いながら、補強計画を進めていくことが大事ですね。

最後に、一言お願いします。

昔からずっとユニオンさんのプログラムを利用していますが、ユニオンさんのいいところは、私たち利用者の声を聞いてくれて、その声を元にプログラムを改良してくれるところだと思っています。これからもその姿勢で使いやすいプログラムを開発してもらえることを期待しています。

本日はありがとうございました。


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