『SS21/ShakePRO』リリースのお知らせ
日頃は、格別のご愛顧を賜り深謝いたします。
このたび、弊社は地盤の全応力・有効応力解析を行うソフトウェア『SS21/ShakePRO』(以下『ShakePRO』)をリリースいたしましたのでお知らせいたします。
『ShakePRO』は、1次元地盤モデルの地震応答解析を行うソフトウェアです。 液状化や過剰間隙水圧の上昇が予測される場合、有効応力の逐次変化を考慮した解析(有効応力解析)が行えます。
特長
応力-歪モデルを逐次変化させた解析
逐次非線形解析の土の履歴モデルには、H-Dモデル、L+Hモデル、R-Oモデル、双曲線モデルを搭載しています。有効応力解析は、非排水条件とし、液状化に関する累積損傷度の理論に基づいて計算されます。 過剰間隙水圧比から逐次の有効応力を求め、その影響を考慮したせん断剛性と基準歪みによって、応力-歪モデルを逐次変化させて解析することができます。
サイクリックモビリティに対応
破壊線と変相線を設定することで密な砂で発生することのあるサイクリックモビリティに対応しています。さらに砂質土の基本特性である拘束圧依存性を簡単に評価でき、観測記録波との対応性の向上が期待できます。
液状化判定
液状化判定結果(および計算に必要な数値)は、各地層下端の値が計算結果として表示されます。液状化判定に関する計算方法は、建築基礎構造設計指針を参考にしています。液状化判定の対象は、指定した「地表面からの深度」と「細粒分含有率」の2つの条件をいずれも満足する地層となります。
各種数値結果を表示
解析結果として地盤各層の最大応答値、時刻歴応答値、応答スペクトル、地震波(加速度)ファイルなどを出力することができます。 杭の安全検討にも用いられる地中の最大変位分布には、各層の最大値の他に地表面変位が最大時の各層瞬間変位も出力することができます。
価格(税込)
ソフトウェア登録料 | \528,000- |
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年間使用・保守サービス料 | \198,000-*1 |
UNION ASP System(ソフトレンタル)90日 | \264,000- |
『SS21/ShakePRO-L』からの書換えソフトウェア登録料 | \176,000-*2 |
- *1『ShakePRO』のみ、または『ShakePRO』と加速度増幅率計算ソフトウェアのみをご利用の場合は、 \132,000-/年となります。
- *2『ShakePRO』Ver.1.00にバージョンアップされるまでの期間は、『ShakePRO-L』をご利用いただけます。
詳細につきましては、弊社営業支店または販売代理店 までお問い合わせください。
2021年4月1日改訂
ユニオンシステム株式会社
営業部 部長 池田 智昭