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P-Δ効果

P-Δ効果を考慮した弾塑性解析を行う『SS7 Premium』限定の機能です。

P-Δ効果

1.特長

  • 応力解析(二次)にP-Δ効果を考慮できます。
  • 軸力を負担する部材(柱、梁、耐震壁、鉛直ブレース、水平ブレース、床版置換ブレース)にP-Δ効果を考慮します。

2.入力指定

  • Ds算定時、保有水平耐力時のX・Y加力それぞれ個別にP-Δ効果の考慮を指定できます。
  • P-Δ効果で考慮する軸力は、初期応力時の軸力(初期軸力)、初期応力時+増分解析中の軸力(変動軸力)のどちらかを選択できます。
  • 計算方法は、“部材剛性に幾何剛性を考慮する”、“層せん断力のみ低下させる”のどちらかを選択できます。

3.計算内容

  • “部材剛性に幾何剛性を考慮する”場合は、部材剛性にP-Δ効果を考慮し、部材応力に下図の付加せん断力QPdが含まれます。Q-δ関係のQと保有水平耐力Quは付加せん断力ΣQPdを差し引いた値となります。
  • “層せん断力のみ低下させる”場合は、部材応力にP-Δ効果を考慮しません。Q-δ関係と保有水平耐力QuのみにP-Δ効果を考慮し、QとQuは付加せん断力ΣQPdを差し引いた値となります。
  • 保証設計とクライテリアのチェックでは応力解析結果をそのまま用います。
  • 塑性化により剛性低下が進行すると、Q-δ関係の接線(下図の付加せん断力ΣQPdを含まないQ)が負勾配となる場合があります。そのため、応力解析中はステップごとに負勾配が発生していないかチェックします。
P-Δ効果のイメージ図

4.応力解析結果に与える影響

  • 部材剛性に幾何剛性を考慮する場合は、部材剛性のせん断変形成分から幾何剛性分の剛性を低下させるため、P-Δ効果を考慮しない場合と比べて変形の様相が変わる場合があります。
  • 通常、部材が負担する軸力は下階ほど大きくなるため、幾何剛性による剛性低下の影響は上階に比べ、下階の方が大きくなります。そのため、建物全体の変形は上階よりも下階の方が進みやすくなり、崩壊メカニズムが変わる可能性があります。

5.出力

  • P-Δ効果による付加せん断力の部材応力表を別途出力します。
  • ステップごとのQ-δ関係の結果として、付加せん断力の内訳を出力します。
  • Q-δ図では指定により付加せん断力を差し引いたQと差し引かないQの両方を表示できます。
P-Δ効果による応力表

6.オートデモ

  • 『SS7 Premium』の機能のひとつ、「P-Δ効果」の紹介動画です。

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