一貫構造計算ソフトウェア
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固有値解析

立体モデルによる固有値解析を行う『SS7 Premium』限定の別途計算機能です。

固有値解析

1.特長

  • 『SS7』の入力データおよび解析結果を利用し、部材レベルの立体モデルによる固有値解析を行います。
  • 固有値解析により得られた固有周期と刺激関数を用い、「2020年版 建築物の構造関係技術基準解説書」*1付録1-1.1(Aiの精算方法等)に記載の方法に基づきSRSS法によるAi分布の精算値の算出を行います。

2.入力・計算・出力

  • 『SS7』の別途計算機能として、[固有値解析]メニューを追加します。
  • 固有値解析手法として、ハウスホルダー法、ヤコビ法を扱います。解析モデルは応力解析と同じ構造要素から構成します。*2
  • 計算条件で、考慮する自由度の方向を指定でき、例えば鉛直方向だけのモードを確認することも可能です。
  • 計算結果は、シート出力で重量慣性モーメント、固有周期・刺激係数・有効質量比、固有ベクトル、Ai分布精算値、作図で固有モード図(層レベル)・固有モード図(部材レベル)が確認できます。固有モード図(層レベル)では、固有ベクトルまたは刺激関数を確認できます。
  • 固有モード図(部材レベル)では、各次の固有モードをフレームの変形図として確認できます。
固有値解析 入力・計算・出力

3.固有値解析でできること

Ai分布の精算値や固有周期の地震力への利用

  • 固有値解析により得られた固有周期と刺激関数を用いて、SRSS法によりAi分布の精算値の算出を行います。
  • 求まった精算の固有周期やAi分布の精算値を利用して『SS7』に直接入力することにより、『SS7』での地震力の計算に活用できます。

ねじれの確認

  • 不整形の建物等で、部材に応力集中が発生する場合、一般的な一次設計・二次設計では顕在化しなかった建物のねじれが生じる場合があります。
  • 剛性率や偏心率は変形集中を抑制する有効な耐震指標ですが、不整形な建物に対しては必ずしも適用性が十分ではない場合があります*3
  • 部材レベルの固有値解析を行うことで、一次設計・二次設計では顕在化しなかった建物のねじれ具合が確認できます。
ねじれの確認
  • *1監修 国土交通省国土技術政策総合研究所,国立研究開発法人建築研究所:2020年版 建築物の構造関係技術基準解説書,一般財団法人 建築行政情報センター,一般財団法人 日本建築防災協会,令和2年10月
  • *2『Op.免震部材』で免震支承材を配置していた場合、支承材はピン支点として扱います。
  • *3 中川佳久,國光修五:不整形な建物の耐震設計における構造計算ソフトウェアの対応,p.13-22,日本建築学会大会(中国)パネルディスカッション(応用学)幾何学的に不整形な建物のモデル化の工夫,2017.09

4.機能説明(固有周期・Ai分布の精算とねじれ性状の確認)

固有値解析の機能を用いて、固有周期・Ai分布の精算とねじれ性状を確認する方法をご説明します。

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