『Super Build/BF1』の導入事例

前田製管 株式会社

ソフトウェア

多層地盤における杭の水平力の検討によく使っています。

前田製管 株式会社

左から 大島 様、高橋 様、千葉 様、金子 様

所在地:東京都江東区  業種:建設業

主なご利用方法を教えてください。

『BF1』は多層地盤における杭の水平力の検討によく使っています。大きな支持力がとれる高支持力杭工法は、今ではどのメーカーでも競い合っていますが、杭径が細いと水平力の検討で厳しい結果になってしまいます。精度良くかつ経済的に検討するためには、従来のように単層ではなく多層地盤で検討する必要があります。杭の種類が多種多様な中、ユニオンさんの『BF1』と『SoilBase2008』を利用して多くの設計事務所様やゼネコン様へ最適な杭の提案を行っています。

土質柱状図と基礎姿図
▲土質柱状図と基礎姿図

実際にご利用いただいて、便利だと思うところはどこですか?

操作は、慣れてしまっているので大変使いやすいですね。違和感がありません。出力もどこに何が出力されているかわかりやすいので良いですね。杭は設計過程の中では最後に検討しますが、工事では最初になります。時間がなかなか確保できない中、『BF1』と『SoilBase2008』ならスピーディーに業務を進めることができます。
それから、一貫計算プログラムのシェアはユニオンさんが一番高いので助かります。お客様から『SS3』のデータを頂いて、『BF1』でそのまますぐに検討して結果を渡せるので、大変お客様に喜ばれます。

SS3データとの連携で使用
▲SS3データとの連携で使用

また、『BF1』は既製杭をユーザーが自由に追加登録できるようになっていますよね。弊社では自社の評定取得済みの杭をすべてこちらで登録して、希望されるお客様へ、そのデータを配布させていただいてます。そうすることでお客様にも効率よく弊社の杭を検討していただいてます。

既製杭リストの登録
▲既製杭リストの登録

他には、数年前にkhの非線形性を考慮することができるようになったおかげで、作業が1/3くらい軽減できるようになりました。昔は特に指摘されなかったのですが、今では必ず指摘を受ける項目です。大変助かりました、ありがとうございます。

kh分布と算定方法
▲kh分布と算定方法

他に役立ったソフトウェアなどはありますか?

『SoilBase2008』では液状化の判定機能をよく使っています。大きい物件は一式調査報告が出されていますが、小さい物件は情報が少ないです。その場合は、『SoilBase2008』が重宝しています。
『BF1 Op.1』についてですが、できればスタンダード化して欲しいですね。杭明細などをチェックするのに一覧で見ることができるのが便利です。
『BF1 Op.2』はBromsによる杭の保有耐力を検討する機能ですが、今ではBromsは依頼がほとんどないですね。官庁物件で昔Bromsだったので再度やってほしいというときはありますが。これからは、保有耐力機能の充実をお願いします。検定比も出力して頂いたら助かります。

杭のM-N関係図
▲杭のM-N関係図

その他、ユニオンシステムに対するご意見・ご感想などあれば教えてください。

構造設計者が杭を設計する場合、土質についてはかなり地域性があり有効な工法がわからない方も多いので、建物規模から推定して杭の検討依頼がきます。その時はコンサルティング的な対応が必要ですね。商社などはまさにそのような対応をされています。他の杭メーカーさんと会うことも多いのですが、多層地盤ではどこも苦労されており最近では『BF1』をお薦めしています。

本日は、ありがとうございました。

取材協力:金子 様、大島 様、高橋 様、千葉 様

会社概要

【 会社名 】
前田製管 株式会社
【 URL 】
http://www.maeta.co.jp/
【 所在地 】
東京都江東区
【 事業内容 】
コンクリート製品の製造並びに販売など

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