『Super Build/BF1』の導入事例
見やすい出力でチェックが容易!
有限会社 榎本設計
榎本 浩二 様
所在地:兵庫県神戸市 業種:構造設計事務所
『SS3』を導入した経緯を教えてください。
当初はユニオンシステム以外のソフトウェアを使っていたのですが、協力事務所で使っていた『SS1-改訂版』(当時)の出力がとても見やすくできており、チェックしやすく感じていました。また、TEXT入力全盛の時代に対話入力を取り入れておられ、使い勝手も良さそうに感じていました。
また、当時から周辺ソフトウェアも充実していたので、導入してみようという事になりました。
実際に使ってみて、いかがでしたか?
こういったソフトウェアというのは、あくまで構造設計の道具という位置づけですので、設計工期の短縮という話をしますと、それまで使っていたソフトウェアに比べて大幅に短縮できたと思います。また、よく確認の意味でサポートセンターを利用するのですが、質問をメールしてから2~3時間以内には返答があるので、こちらも工期の短縮に繋がっています。
他にも、ユニオンシステムならではの良さを感じていただいているそうですが?
そうですね。こういったソフトウェアメーカーの中では、唯一、大阪に開発があるという事で、要望が伝わりやすいと感じています。まだまだ日常的に行っている設計業務の中では手計算の部分が多く、実現して欲しい項目も多いですが、他のソフトウェアメーカーに比べると、要望を取り入れてくれるメーカーだと思います。
『SS3』と連動して使えるソフトウェアについては、いかがですか?
ベタ基礎の設計ソフトウェアで『BF1 Op.3』(『BF1-L』)が良いですね。以前までは、短期の設計を行う際、負の接地圧が発生した場合には、負の接地圧のある基礎スラブを要素分割し、負の接地圧がなくなるまで収束計算を繰り返し手計算で行っていたのですが、今では全てをソフトウェアで行ってくれます。長期接地圧までは手計算でも対応は可能ですが、短期荷重時で耐圧版の形状が長方形でない場合に部分浮き上がりが発生すると、圧縮ゾーンを求めるだけでも複雑になってしまいます。さらに求められた等変分布の接地圧を亀の甲形で基礎梁に考慮するとなると、建物規模にもよりますが手計算では3日必要なものが1時間で出来るようなイメージです。
実施設計では設計変更が多い事を考えると、さらに省力化の効果は大きいと思います。
本日は、ありがとうございました。
取材協力:榎本 浩二 様