『Super Build/FEM』の導入事例
ピンポイント工法に有効活用
株式会社 フォービル
森本 隆之 様
所在地:大阪府大阪市 業種:建設業
ピンポイント工法について教えてください。
国土交通省の平成20年度建設業の新分野進出・経営革新モデル構築支援事業に選ばれた工法で、有限要素法を用いた型枠支保工早期解体計算の、新しい構造計算モデルです。従来のパーマネント工法に比べて、型枠工事の支保工解体時期を早め、在置サポートを大幅に減少することが可能となり、型枠原価低減、型枠工事の生産性向上・工期短縮、仕上げ工事の工程確保・工期短縮につながります。詳しくは、webサイトを見てください。
具体的には、どのような計算を行うのですか?
有限要素解析を行い、スラブがたわむ場所を見つけます。そこにサポートをバネとして入力し、再度解析してスラブ応力を求め、最適解を得られるまで繰り返します。ある工事では、従来のパーマネント工法で116本のサポートが必要だったものを、17本にまで激減させることができました。
その有限要素解析に弊社の『FEM』を活用していただいているのですね?
そうですね。マウスで直感的に入力できますし、断面の登録も楽です。一回使い始めたら止められないですね。また、自動でメッシュ分割してくれるのも楽ですね。
出力に関しても、必要な項目はすべて出力されており、良いと思います。支点反力の出力で改善していただきたい部分もありますが、おおむね満足しています。
その他、ユニオンシステムに対してご意見・ご感想などあれば教えてください。
立体で有限要素解析できるプログラムを開発してほしいですね。将来的にNETIS(国土交通省運営の新技術情報提供システム)に登録したいと思っているのですが、その際に、どうやら立体で解析できないと厳しいようなんです。そういったプログラムを開発しているメーカーとも話をしていますが、できればユニオンさんのプログラムで統一したいです。
本日は、ありがとうございました。
取材協力:森本 隆之 様
- 【 会社名 】
- 株式会社 フォービル
- 【 URL 】
- http://www.forbuild.co.jp/
- 【 所在地 】
- 大阪府大阪市
- 【 事業内容 】
- 建築工事、型枠工事、躯体工事、施工図の作成、計算書作成