『ソフトウェアサポート』の導入事例
サポートセンターの対応の良さ(早さ)をすごく感じています。
株式会社 相和技術研究所
松原 守 様、藤原 英雄 様、立花 勝富 様、向居 保則 様、小田 達哉 様
所在地:東京都品川区 業種:総合設計事務所
主にどのような物件が多いですか?
弊社は公共性の高い建物が多く、学校施設建物や官公庁関連施設建物、また病院施設はやや少な目なのですが、福祉関連施設建物の設計を行っています。主な構造種別としましては、RC造建物がメインとなります。それ以外にも、施設建物の付属棟等でS造建物、規模が大きくなるとSRC造建物の設計を行っています。最近では、耐震診断業務および補強設計業務が活発になってきていますね。
弊社は、全国の12箇所に事業所を展開しており、それぞれ、協力事務所様と一緒に業務を行っていますが、ほとんどがユニオンさんのソフトウェアを使用しています。
ご利用のきっかけは?
当初は、汎用計算機や某ソフトウェアメーカーのソフトウェアで設計を行っていましたが、その内、協力事務所さんがユニオンのソフトウェアを使用し始めたことと解析速度が速いと噂だったので、当時のユニオンさんの営業マンに提案をしていただいて導入を決めました。
耐震診断ソフトウェアも4、5年前までは某メーカーのソフトウェアをインターネット利用で使用していたのですが、年会費や月費用など更新手続きが大変だったのです。また、インターネットでデータを送って、早いときもあるのですが、サーバーが混雑しているときは、2、3分から5分程待たされたので、何かと不便を感じました。そのころ、ユニオンさんのソフトウェアが認知し始められ、十分な機能があったので乗換えました。今では、当時の某メーカーのソフトウェアは利用していません。
他のソフトウェアをご利用いただいた感想をお聞かせください。
現在、基礎・杭の設計は、適合判定機関では、電算ソフトウェア利用の出力された数字に対し、「根拠、根拠」と口酸っぱく言われるので、私なんかは、3ページぐらいまで圧縮した簡単な『Microsoft® Excel®』など表計算ソフトウェアを使用して計算書をだしています。
耐震診断でも同じことが言え、判定委員会に「第2種構造要素の判定」を自動計算した出力を持っていくと、手計算しろと言われるので、今は残存時軸耐力だけチェックしています。
診断ソフトウェアでは、RC造建物の診断ならユニオンさんのソフトウェアが使いやすいけれど、SRC造とRC造の混構造やSRC造3次診断は、『US2-改訂版』を使用した後も手計算でフォローする場合が多いから大変ですよね。確かに、耐震診断は、基準としてはっきりしない部分が多いので、ソフトウェア開発も難しいと思いますが。
導入メリットやご利用になって良かったところがあればお聞かせください。
ユニオンさんのソフトウェアを利用してみて、一番利便性を感じたのは、何といっても解析速度と使いやすさです。おかげで作業効率を高めることができました。例えば、『SS3』では、軸・層の追加と削除が簡単に行えますよね。つまり、プラン変更に即時に対応できます。実際に、適合判定機関等からモデル化で指摘されたりするのですが、メインフレームから外れた外部階段に軸を設けたり、7階建を8階建に変更することになったりした場合、軸・層を追加し、通り・階のデータをコピーすれば、部材を再配置したり修正すること無く一瞬にしてデータができあがりますものね。それから、『SS3』の速さの秘密には、「マウス入力」がありますよね。以前は、壁開口や特殊荷重配置などにおいて、何階、何通りの何番という入力をしていたけど、今は部材の登録配置を行うと瞬時に目でわかるので、確認をしながら入力できてしまうのが非常に便利です。ただ、簡単に入力できてしまうため、設計者は、細心の注意を払わないといけないことを実感しています。
さらに、『SS3』は、出力・作図機能が豊富なのも良いですよね。
『SS3』なら解析させるだけで、画面上で応力の確認などが行えます。
そう言えば、先日急きょRC造とS造の混合建物の固有周期を求めることになったとき、ユニオンさんの営業マンに説明を伺い、『DynamicPRO』を使わせていただきました。思っていたのと違って簡単に求めることができました。非常に助かりましたよ。
最後にユニオンシステムに対するご意見などをお聞かせください。
サポートセンターの対応の良さ(早さ)をすごく感じています。質問をすれば、内容にもよるかと思いますが、ほぼ1時間以内に返答が返ってきています。他のメーカーさんだと返答まで3日もかかったこともあったのでとても満足しています。回答も納得できる内容で返答をいただいていますし、そうそう、先日「Q&A」の講習会に参加しましたが、大変わかりやすかったし、有意義な時間でした。これからもあのような講習会やソフトウェアのテクニック等をまとめた情報・講習会があるといいですよね。定期的に開催していただけるとありがたいなあ。
とにかく、今後のユニオンシステムに期待しています。
本日は、ありがとうございました。
取材協力:松原 守 様、藤原 英雄 様、立花 勝富 様、向居 保則 様、小田 達哉 様
- 【 会社名 】
- 株式会社 相和技術研究所
- 【 所在地 】
- 東京都品川区
- 【 事業内容 】
- 建築・構造・設備・土木・景観・地域計画 インテリア等に関する企画 設計および監理、測量