『ソフトウェアサポート』の導入事例
問い合わせに対して具体的な返答をしてくれます。
株式会社 石村設計事務所
石村 光由 様、荒田 道夫 様、石川 和基 様
所在地:愛媛県四国中央市 業種:構造設計事務所
主にどのような物件が多いですか?
愛媛県はもともと80%くらいがS造の物件ですが、私どもは半分以上がRC造の物件です。1年くらい前まではマンションが非常に多かったのですが、ここ最近は学校関係(公立、私立共に)が増えています。学校の場合は1校に何棟もの校舎があるので非常に忙しく業務を行なわせていただいています。そのほかには老人ホームなどの福祉系の建築物も増えていますね。
ご利用のきっかけをお聞かせください。
ユニオンさんの営業の方が「一度使ってみてください。」とインストールしていったのも理由のひとつですが、新入社員が『SS3(当時はSS2)』しか使えなかったのも導入理由のひとつです。その新入社員はF大卒業後、N設計事務所で半年ほど研修していたのですが、F大、N設計事務所ともに『SS3』を使っていたそうです。しかし、本当のきっかけは、実は「限界耐力計算」でした。限界耐力計算法が施行されて以来、弊社では積極的に限界耐力計算を取り入れる方向に進みました。他社さんの一貫ソフトウェアなども使用していましたが、ソフトウェアの品質確保やメンテナンスに時間がかかるなと感じていた時期でもありました。
そんなとき、ある大学の先生が限界耐力計算についての論文を発表され、そこに各ソフトウェア会社のソフトウェア内容も記載されていたのを見つけました。それを見たとき、ユニオンさんの限界耐力計算ソフトウェアは、計算の内容が完成されていると思いました。しばらくは、お試し版を使用させていただき、実際にソフトウェアの内容やサポート、特にプログラムの品質を体験し、満足できる内容だったので導入したことを覚えています。
ご利用になってよかったところは?
最近でこそ建築基準法改正の影響で限界耐力計算はあまり利用しなくなりましたが、他のソフトウェアと比べて入力のスピードが格段に速いと思います。構造計算業務においてはほとんどの時間をソフトウェアの入力時間に費やすため、短時間での入力作業で終了できるというのは非常に大きなウェイトを占めるのではないでしょうか。もうひとつは解析時間です。
他メーカーに比べ増分解析の計算時間が短いのは、シミュレーションをおこなう際、ストレスを感じません。体にやさしいソフトウェアを開発されているのだと思います。以前、“壁筋の入力が「マウス入力」でできるようにしてほしい。”という要望を出したところ、次のバージョンアップで使用可能となりました。あれは、偶然だったのでしょうか…
一貫構造計算から基礎ソフトウェアへのデータ転送関係もユニオンさんが一番、理解しやすい内容だと思います。
サポートセンターはいかがですか?
弊社はユニオンさん以外のメーカーも3社ほど使用しています。当初から有料サポート制を実施していたので当然なのかもしれませんが、問い合わせに対して具体的な返答をしてくれます。それと、誰が受けても同じ返答が返ってきます。それも短時間に返答してくれます。ある程度データ化されているのでしょうね。
ユニオンシステムに対してご意見などあればお聞かせください。
ソフトウェアに対する内容、品質、サポートに対しては、ある程度満足しています。先ほどもお話しましたがユニオンさんのソフトウェアは計算スピードが速いのが魅力です。でも慣れてくると普通に感じてしまいます。今後は、マシンの性能を活かしたソフトウェア開発をしてほしいと思います。
最後に、四国での講習会をもっと増やしていただければお互いにメリットがでるのではないでしょうか。よろしくお願いします。
本日は、ありがとうございました。
取材協力:石村 光由 様、荒田 道夫 様、石川 和基 様
- 【 会社名 】
- 株式会社 石村設計事務所
- 【 所在地 】
- 愛媛県四国中央市
- 【 事業内容 】
- 建築構造設計