『ソフトウェアサポート』の導入事例

株式会社 ゴウ構造

ソフトウェア

やっぱりユニオンさんはサポートがいいですよね。
とにかく回答が早い!そこはすごく良かった。

株式会社 ゴウ構造

下山田 勇 様

所在地:宮城県仙台市  業種:構造設計事務所

主にどのような物件が多いですか?

弊社は、宮城県内の物件に限らず、北海道から九州方面にまで地域に関係なく幅広く仕事をしております。
建物規模もピンキリで、ちっちゃい小屋から大型の商業施設や工場、倉庫等まで、鉄骨造の構造設計が比較的多いです。最近も同時進行する物件の数が増えて、ソフトウェアのライセンスが足りなくなり、S造限定『SS3』のASPを申し込みしてしまいましたので、そういう意味でもやはり鉄骨造が多いですね。

仙台市(宮城県)
▲仙台市(宮城県)

ご利用のきっかけをお聞かせください。

かなり昔の話になりますが、実は御社のソフトウェアを使っていたことがあったらしいのですが、私はその当時を知りません。私が入社した当時はすべての物件でA社のソフトウェアを利用していました。青森や東京ではそのまま御社のソフトウェアを使っていたようですが、その時はOS/2版の時代ですね。

OS/2 Warp
▲OS/2 Warp

運用者評定を取っていたA社を利用していた理由ですが、38条認定の絡みで31mを超える建物に関しては、運用者評定を取ったソフトウェアを使わないとダメだった時代がありまして、そういった指導が無くなって、誰でもどこのソフトウェアを使っても解析できるようになって、その辺りからいろいろな一貫ソフトウェアが出てきて、一般的に使われるようになったと思います。
一番大きかったのは、A社が「旧大臣認定ソフトウェア」から「新しいソフトウェア」に変わったときに、その「新しいソフトウェア」がうまく流れなかったんですよね。うまくソフトウェアが動かなくて、途中で計算が止まってしまったり、データがとんでしまったりとか、結局使えないって結論になり、ずっと安定していた「旧大臣認定ソフトウェア」を使い続けていたのですけれど、耐震偽装問題が起きたころに、「今でもA社の「旧大臣認定ソフトウェア」を使っているの?」って、いろいろな事務所から言われるようになり、更には確認申請時に提出書類として、周りの構造設計事務所のほとんどがユニオンのソフトウェアを使っているということで、「『SS3』(当時は『SS2』)の方が確認申請の通りが良いのでは?」ということもあり、その絡みでお客様からも「『SS3』を使ってくれないか」って言われることが多くなり、社内会議を重ねて再度導入することにしました。
結局今では、『SS3』で8割~9割の案件をこなし、残りの1~2割の案件を今まで使っていた新しいソフトウェアと、稀にB社の一貫計算ソフトウェアで行っているのが実状です。

実際にご利用いただいて、便利だと思うところはどこですか?

『SS3』がなぜ良いかというと、若手のCAD世代にとってはマウス入力が楽なんですよね。私のようなDOS世代にとってはテキスト入力が楽なのですが、マウス入力という機能は、若手を生き生きさせるすごく便利なツールになってしまったんですよ。

『SS3』の入力が楽だってことで、弊社のメンバーの誰でも入力できる形になってきていて、耐震診断もユニオンのソフトウェアでやればいいんじゃないの?という意見も出てきて、耐震診断ソフトウェアも昨年導入に至ったわけです。今では、『SS3』をメインソフトウェアとして利用していますから、大きな問題としては、使用ライセンスがメンバーの数より少なくて、ライセンスの取り合いになっているくらいですね・・。

マウス入力-3D図
▲マウス入力-3D図

今年の初めは、規模の小さい物件が多かったのですが、それでも利用頻度が高くて、正直な話、基礎設計支援ソフトウェアの『BF1』のライセンスも足りなくなっています。やっぱり、基礎と上部構造を一体でやった方が確認申請時の受けが良いですから。そこで、『BF1』のライセンス数が『SS3』の数とのバランスが悪くて困っている訳です。
杭耐力の計算は、認定部材の絡みでメーカーが直接計算してくれます。だから、計算してもらった耐力を直接入れてチェックするだけなので、何かちょっと上部構造を変えたとしても、軸力とか全部『SS3』からデータをリンクしてきますから、いちいち修正しなくて良いところが楽ですし、その他には基礎梁応力など、大きいスーパーのような建物だと基礎梁抜いて曲げを基礎で取るとかの処理をしますから、その辺も結局『BF1』を使ってやれば楽なんですごく重宝しております。

『BF1』-基本事項
▲『BF1』-基本事項

サポート体制はいかがでしょうか?

やっぱりユニオンさんはサポートがいいですよね。とにかく回答が早い!そこはすごく良かった。最近の問い合わせ方法としては、ほとんどメールでやり取りしています。電話だけだと内容が伝わりにくいこともあり、結局データも添付した方がサポートセンターでも早く質問の意図を理解してもらえますから。導入本数が多いので、インシデント数も十分にあります。それゆえ、なかなかポイントは減らないですけどね。
導入して最初の1~2年は、ほとんど毎日問い合わせをしていましたが、最近はそれほど多くなくなってきました。弊社も若手が多くいますけれども、特定のスタッフがしょっちゅうサポートセンターに問い合わせしていますので、サポート内容はそのスタッフに聞けばわかるように情報の共有化を図っていますけどね。

ソフトウェアの品質についてはどのような印象をお持ちですか?

ソフトウェアの精度的なものは、どこのメーカーでも一緒だと思うんですけど、出てきた結果を設計者がどうみていくかが大事であると思います。結局どこのソフトウェアを使ってもそれは同じことであり、ツールを使っているなかで、いろいろと疑問点はでてきて、それを解決していくことでお互いに成熟していきますからね。

構造計算書
▲構造計算書

他社メーカーのソフトウェアと比較していかがでしょうか?

中身的には特に変わりはないですが、入出力が圧倒的に違いますね。他社のソフトウェアでは同じ入力にしても、『SS3』よりも1クリック、2クリック多いような気がします。解析時間も『SS3』の方が速いです。他社の保有耐力は結構時間がかかります。『SS3』の解析速度が速いので、冗談ですけど中身的に手を抜いているんじゃないかって思ったこともあります。
『SS3』を使っていて便利なものとしてはオプション関連が豊富にあることですね。リンクができるというのは非常に強みですよね。

オプション機能
▲オプション機能

その他、ユニオンシステムに対するご意見・ご感想などあれば教えてください。

二次部材系は、C社のものを使っています。これは、他の設計事務所の紹介で導入しましたが、そろそろ他に変更しようと考えていますね。使用台数分だけ導入するには金額は高額になり、大変です。よっぽどHASPでライセンス管理してもらった方が良いですが、C社はそういった対応をしてくれませんので。『SS3』の中で入力した小梁などは、モデル化している部分もあり、言い方は悪いですがあまり信用はしていません。別途、手計算でやってしまいます。
要望としましては、解析の時間をより一層速くしてもらいたいですね。保有耐力計算が保有耐力時の正負・XYとDs算定時の正負・XYで8ケースになって、結構時間がかかりますから。小屋みたいなものだと、あっという間に終わりますが、ある一定規模以上になってしまうと、解析を開始してからしばらくパソコン上で何もできなくなってしまうのがつらいところです。期待をしております。

作業風景
▲作業風景
2010年 七夕
▲2010年 七夕

本日は、ありがとうございました。

取材協力:下山田 勇 様

会社概要

【 会社名 】
株式会社 ゴウ構造
【 所在地 】
宮城県仙台市
【 事業内容 】
構造設計、耐震診断、耐震補強設計

同じソフトウェアの事例

同じ地域の事例

同じ業種の事例

ページの先頭へ