『SS21/3D・DynamicPRO』の導入事例
『SS7』のデータを利用して、多様な
シミュレーションが可能です。
株式会社 織本構造設計
飯田 正敏 様、源田 真宏 様
所在地:東京都新宿区 業種:構造設計事務所
主にどのような物件が多いでしょうか?
弊社は今年で創立65年目、構造設計専業事務所としてこれまでに約8000棟の建物を設計してまいりました。現在社員数は約90名、超高層建築などの大型物件から駅前モニュメントまで、ありとあらゆる構造物の設計を行っております。
最近では庁舎や免震病院が一段落し、再開発ビルなどの超高層物件の比率が高いです。
ソフトをご利用になったきっかけを教えてください。
弊社では複数の立体振動解析ソフトを使用していますが、古いユーザーインターフェースを用いているものもあり、ユニオンシステム様に立体振動解析ソフトを要望した経緯があります。前バージョンの『SS21/3D・DynamicPRO』では免震構造等に未対応だったため、あまり適用事例はありませんでしたが、現バージョンでは免震、制振の機能も付加され適用物件が増えました。
主な利用方法を教えてください。
主に時刻歴応答解析による検証が必要な超高層、免震、制振の案件において使用しています。また本来、立体振動解析までは必要ない建物案件においても振動性状を簡単に把握することが可能なので、設計者としての確認のために使用することもあります。
ご利用になって良かったところを教えてください。
『Super Build®/SS7』のデータから、最小限の追加入力で振動解析ができるところが便利です。またマルチスレッドの計算を行えるので、検討波形が多い場合にも高速な計算が可能で助かっています。
最近中間層免震にも対応したので、弊社案件でも使用する予定のものが数件あり、更に適用する案件が増えていくものと予想しています。
設計業務の効率化につながった機能を教えてください。
検討ケースを複数保存できることで、解析条件を変えた場合の比較が容易に行えるところが良いです。最適な免震システムの選定、制振装置配置を設計する上で、多様なシミュレーションが可能であり業務の効率化に役立っています。
他社メーカーのソフトと比較していかがでしょうか?
案件によって使用するソフトを適宜選択していますが、他社の立体振動解析プログラムと比べても計算速度は速いと感じます。弊社では静的解析モデルを作成する一貫計算ソフトと、立体振動解析ソフトのメーカーは同一のものとすることが多い(データ変換を行わないことが多い)ので、やはり一貫計算として利用する案件の多い『SS7』のデータを利用できるメリットは大きいと思います。
ユニオンシステムに対してご意見、ご感想などあれば教えてください。
テキスト出力に関して、設計者が2次利用しやすいようなフォーマットでの出力を希望します。また最近は機能アップの頻度も短く開発体制が充実していると感じています。今後も更なる機能向上を期待しています。
本日は、ありがとうございました。
- 【 会社名 】
- 株式会社 織本構造設計
- 【 URL 】
- http://www.orimoto.co.jp/
- 【 所在地 】
- 東京都新宿区
- 【 事業内容 】
- 構造物の基本計画・構造設計・現場監理