『Super Build/SS7』の導入事例
フレーム作成の作業時間が3~4倍短縮
デンカエンジニアリング株式会社
中靏 伸一 様、鈴木 功 様
所在地:千葉県市原市 業種:コンサルティング・エンジニアリング
業務内容について教えてください。
デンカエンジニアリング株式会社は、昭和46年に電気化学工業(現“デンカ”)を母体として誕生しました。化学、鉄鋼、資源エネルギー関連、食品、製紙など幅広い製造業プラントの中で、設計から建設、メンテナンスまでトータル・エンジニアリングを展開している会社です。
主にどのような物件が多いでしょうか?
主にプラント系建物を設計しています。プラント系建物は、一般的な建物と違い機械を設置しますので、機械を設置する層によって階高が変わります。階高が極端に低いところや階高が高いところもありますので、階段の計画などに苦労しています。また、機械が振動した際に起こる機械振動の計算も社内で行っています。
弊社ソフトウェアを導入したきっかけを教えてください。
富山県の知り合いの構造設計事務所が『SS3』を利用していて、「『SS3』は入力が簡単だよ」と教えてもらい、ユニオンシステムに問い合わせしたのがきっかけです。 当時は、A社の任意形状立体フレームの弾性応力解析ソフトや断面算定ソフトを使っていましたがフレームの入力作業が手間でした。 他社ソフトでは、フレームを組むためのXYZ座標での節点入力や小梁配置の際の節点登録など、視覚的に入力できなかったからです。 ユニオンのソフトでは、視覚的に入力ができるため、フレーム作成の作業が今までより3~4倍短縮しました。
『SS7』の導入によって設計業務が時間短縮につながった機能を教えてください。
小梁の入力が『SS3』と比較してものすごく早くなりました。 視覚的に配置できるところや小梁を45度回転させて配置などはよく使います。 また、プラント架構では床に方杖のような小梁配置が多いので入力がとてもスムーズです。 モデル化した建物は、3D図で関係者に説明することができるので、全体のイメージが伝えやすく、打ち合わせがスムーズです。 特殊荷重も簡単に配置できるのが便利だと感じました。さまざまな特殊荷重がある中で『SS7』では特殊荷重名の入力や特殊荷重のタイプが登録されているのは便利です。 解析は、数秒で終わります。 また、解析結果でワーニングやエラーメッセージが表示された際、そのメッセージをクリックすると該当項目に移動するジャンプ機能も非常に便利だと感じました。 各部材の応力結果は、各部材(柱・ブレースなど)に表形式で出力できたり、検定比が表や図で表示されるので助かっています。
CSVファイル出力や表形式出力、『SS7 柱梁断面リスト』は 利用されていますか?
CSVファイル出力はよく利用しています。 『SS7』では計算結果がすべて表形式で出力されるので、結果数字をコピー&ペーストして『Excel』にもっていき個別検討などに利用しています。 主に柱脚の支点反力を取り出して別途計算しています。 『柱梁断面リスト』は、主に鉄骨構造が多いので利用することは少ないですが、RC基礎梁がある物件であればとても簡単に断面リストを描けるので便利だと思います。
ユニオンシステムに対してのご要望がございましたら教えてください。
サポートセンターの方々には大変お世話になっております。 初歩的な質問に対しても、親切丁寧に教えていただけますし、解析結果に対する質問でも、すぐに返答いただけているので、非常に助かっています。 また、ユニオンシステムに期待したいことは、さまざまな構造物で『SS7』を利用できるようになってきていますが、各構造物に応じてさまざまな規基準に対応してくれれば、さらに利用者も増えるでしょうし、満足度も上がると思いますのでよろしくお願いします。
本日は、ありがとうございました。
- 【 会社名 】
- デンカエンジニアリング株式会社
- 【 URL 】
- http://www.denkaeng.co.jp
- 【 所在地 】
- 千葉県市原市
- 【 事業内容 】
- 化学、鉄鋼、食品、環境保全など幅広いフィールドで設計から建設、メンテナンスまでの独自製品によるトータル・エンジニアリングを展開