『Super Build/SS7』の導入事例

株式会社 カナイ建築構造事務所

ソフトウェア

今では『SS3』に戻れない!

株式会社 カナイ建築構造事務所

所在地:広島県広島市  業種:構造設計事務所

業務内容について教えてください。

スタッフが10名在籍する構造設計事務所です。 主に商業ビル、マンション、事務所、クレーン付き工場、壁式構造など木造以外の構造設計を行っています。設立当初から会長の金井が診断の判定委員を務めていますので、耐震診断でも多数の実績があります。

弊社ソフトウェアを導入いただいた経緯を教えてください。

会長の金井がカナイ建築構造事務所を設立したのは45年程前になります。
設立当初は、他社の構造計算ソフトA社とB社を利用していましたが、対話型入力の構造計算ソフト『SS1』と保有水平耐力計算ソフト『US2』の解析スピード、操作性などの評判を聞いて『SS1』を導入しました。当時、10階のマンションを解析した際、他社ソフトは2時間かかりましたが、『SS1』は10分程度で終わったことを今でも覚えています。

『SS7』導入のきっかけを教えてください。

『SS7』の商品発表会に参加した時、ダミー層の設定や多層ブレース、ブレースの任意節点配置、スロープ形状の入力などの機能アップ内容を聞いて、設計できる幅が広がると感じました。また、これまで方杖があったりすると『FA1』(任意形状フレーム応力解析ソフトウェア)で別途検討が必要でしたが、『SS7』を導入すれば『SS7』内で設計が完結できると思いました。

ダミー層
▲ダミー層

『SS7』のリリース当時に大規模施設の設計依頼がありました。 吹き抜けや床段差が多く、『SS3』では階の設定などモデル化に苦労しそうだったので『SS7』の導入を決めました。 設計は約2年かかりましたが、『SS7』には助けられたと感じています。解析時間は大幅に軽減されましたし、建物形状もほぼそのまま入力できました。また、ダミー層の設定で設計上の意図を反映することができました。
今では、ほとんど『SS7』で設計しています。まだ、『SS3』指定の設計依頼もありますが、できるだけ『SS7』を使いたいことは先方に伝えています。

『SS7』の便利な機能を教えてください。

『SS3』では、ほとんどマウス入力を使ったことがありませんでした。『SS7』では入力がマウス入力となりますが、直感で平面に床や小梁を配置できましたので、マウス入力の操作はすぐに慣れました。
マウス入力なら入力データのチェックも平面や立面図上で行えるので、今では『SS3』に戻れないと感じています。

入力データの登録画面で特殊荷重や部材を選択すると平面、立面図上の荷重名称や部材符号が緑色になるので、配置状況などが一目で確認できて分かりやすいです。
開口が重なったり、小梁がスパンからはみ出したりして、入力ミスがあった時は部材が黄色になるので、すぐに入力ミスが分かります。

部材リストで選択した部材を図面上で確認
▲部材リストで選択した部材を図面上で確認

スリットも開口際など指定できる種類が増えて便利になりました。
柱・梁の登録画面で「荷重・剛性計算用断面」としてコンクリートの増し打ちに対応できる指定はよく使います。梁に指定した際、柱の剛域にも反映できるとさらに便利なので、ぜひ機能アップしてください。

特殊荷重の登録数が300個ぐらいある建物では、データの登録漏れがないように『Excel』で整理しながら登録データをまとめています。その際、『Excel』の入力内容を『SS7』の特殊荷重の登録画面に貼り付けられるのでとても助かりました。

3D図も綺麗に表示されるので、意匠設計の方との打ち合わせなどで利用しています。計算書出力は、平面や立面の90度回転機能によって出力が減らすことができて助かっています。

3D表示
▲3D表示

サポートセンターは利用されていますでしょうか。

サポートセンターはよく利用します。最近は返答も早くなり助かっています。
Q&Aサイトもよく利用していますが、キーワード検索で探しているQ&Aが見つけられないことがあります。そういった時に、『SS7』のQ&Aタイトル一覧のような印刷物があると嬉しいです。
あと、『SS3』で行われていた「サポートセンターへのよくあるお問い合わせと間違いやすいポイント」などの講習会を『SS7』でもぜひ行ってほしいです。

本日は、ありがとうございました。

取材協力:構造設計スタッフ

会社概要

【 会社名 】
株式会社 カナイ建築構造事務所
【 所在地 】
広島県広島市
【 事業内容 】
構造設計、耐震診断

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