『Super Build/RC診断』の導入事例
判定委員会での受けが良いプログラムです。
こんあつし建築設計事務所
今 淳 様
所在地:青森県青森市 業種:構造設計事務所
導入された経緯を教えてください。
青森の場合、Super Buildシリーズのシェア率は90%以上ありますからね。他社のプログラムを使用している青森市内の構造設計事務所は2社しか知らないです。診断も3年前までは、耐震判定会に1年間で50棟ぐらいしか出てなかったはずです。ところがここ数年は、実際に年間150棟ぐらい?今年はもっと出ているかもしれないですね。
どのようなところが便利ですか?
破壊形式やC-Fグラフとかの作図が良いと思います。判定会の先生方の評判もすごく良いですね。破壊形式などは判定会の先生方も、一番良くチェックしますので。
だいたいの使い方の流れとしては、志賀マップを見ながらアタリをつけ、結果を見て、その後で破壊形式をバッと確認してから、妥当な線であれば短時間で終わるときもあるので、基本的には使いやすいプログラムだと思いますよ。
気になるところはありますか?
『SS3』で入力した場合、全部がベタ基礎みたいに下端合わせだったらいいのですが、そうではないケースで、一部だけ下がっている場合は工夫してやらないとまずいですね。そこまでいくと、「グリッドフリー(任意形)になんとかならないのかな?」って思ってしまいます。しかし、任意立体ソフトウェアとかで解析してみても、出てきた答えが本当に合っているのかわからないですからね。解析条件の設定次第で、答えが全然違うわけじゃないですか?だからそこら辺もよくわかっていないと。使う人のレベル次第ですよね。
今後、ユニオンシステムに期待するところは?
相対的には、よくできたプログラムですから、あとはホントに設計者の使い方ですよね。
その他には、個別プログラムですよね。それがあるとますます使いやすくなると思います。新築の場合はいいのですが、問題は鉄骨の耐震診断の場合です。本当に過去の物件には色々な形状があるので、一貫計算プログラムに入力できないケースがあります。それを何でもかんでも無理やりに入力するのは間違いであって、耐力さえわかっていれば、あとはなんとか手計算でも何でもできるし、『Super Build®/FA1 Op.1』を使ってもできます。部材耐力を出してくれるプログラムがあるとすごく助かるかなって思います。
本日は、ありがとうございました。
取材協力:今 淳 様