Super Build/FA1アップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.44 → 新Ver.3.50(VerUp対象3.37以上)
インターネットダウンロード : 2014/09/18
- ◆機能アップ
- 壁エレメントが扱えるようになりました。
『SS3』でエレメント置換した耐震壁が、『FA1』にリンクできるようになりました。
『Op.弾性応答』と『Op.1』に壁エレメントの機能を追加しました。 -
- ▼『SS3』データのリンク (上図:『SS3』作図、下図:『FA1』架構図)
- ▼ 壁エレメントの入力画面
- ▼ 壁エレメントの解析結果
- ▼ 壁エレメントの応力図(M図・M値)
- ▼ 壁エレメント応力の出力
- ▼ 壁エレメントの降伏図
『Super Build/FA1 Op.1』ライセンスを利用したときの作図になります。
-
- ◆変更点
- 計算部
- 「部材配置」で登録した部材の断面No.をすべて0として、解析を実行すると不正終了していました。
- 「部材配置」で剛域と材端~パネル面が両方指定されている場合、長い方を塑性ヒンジが生じる箇所とすべきところ、足し合わせた長さを用いていました。
- 接合部パネルにおいて、部材のi端にパネルが取り付く場合、かつi端に材端~パネル面の入力があるとき、i端側のせん断力がMpに考慮されていませんでした。
- 荷重タイプ14、荷重・条件データのパラメータP4またはP5が部材長と一致するとき、演算誤差により終端側で小梁により伝達される荷重が含まれる場合がありました。
- リンク部
- 『SS3』のデータをリンクした場合、コンクリート材料のヤング係数とせん断弾性係数はFc値をもとに重力単位の計算式で計算し、SI単位に変換していましたが、SI単位の計算式で計算するようにしました。
- 『SS3』のデータをリンクした場合、材質に同じデータが重複して登録される場合がありましたが、同じデータであれば代表で一つ登録するようにしました。
- 『SS3』で剛床仮定を解除しているデータをリンクしても常に節点同一変位としてリンクしていました。
- 『SS3』で多剛床の指定があるデータをリンクした場合、主剛床と副剛床の節点は節点同一変位の登録で分けるべきところ、まとめて登録していました。
- 『SS3』で"剛床ごとに外力分布を求める"と指定したデータをリンクした場合、剛床毎に水平震度を求めるべきところ、主剛床の水平震度を用いていました。
- 『SS3』で仕口パネルの変形を考慮しているデータをリンクした場合、接合部パネルとしてリンクすべきところ、リンクできていませんでした。
- 出力部
- 解析結果ウィンドウにおいて、データをすべて表示できるデータの行数や列数であっても、開いた時点ではデータをすべて確認できない場合がありました。
- 「荷重データ」の出力において、計算条件でせん断による変形を考慮しない場合、かつ荷重・条件データでタイプ101を入力したとき、入力していないP3が出力されていました。
- 計算結果の表示項目「11.着目点応力」において、応力着目点が1.000m未満のとき、"x(m)"の値の先頭に0が出力されず、小数点以下の値だけが出力されていました。
- 計算結果の表示項目「11.着目点応力」において、応力着目点の登録がある解析済みデータを開いたあと、応力着目点の登録がない解析済みデータを開いたとき、「11.着目点応力」が淡色表示にならない場合がありました。
- 「着目点応力」の出力において、荷重項結果を"残す"としていた荷重ケースを削除した場合、削除した荷重ケースが出力されていました。
- 「着目点応力」の出力において、M・Qの出力位置を調整しました。
- テキストブラウザのジャンプ項目の順番を出力の順番に合わせました。
- 入力部
- 計算条件でせん断による変形を考慮しない場合、材質におけるヤング係数Eの説明は「205kN/mm²」とすべきところ、「200kN/mm²」となっていました。
- 「断面性能」において、せん断形状係数の入力と出力を小数第2位までから、小数第3位までに変更しました。
- 「断面性能」の形状入力において、「1.長方形・円形」における形状Dの上限値を"999.9"までから、"9999.9"までに変更しました。
- CAD入力画面下にある「部材修正」の修正項目「1.節点番号」において、「4.節点番号」の入力項目に値を入力しても、入力した値が部材のi端とj端に反映されていませんでした。
- 「部材配置」画面を開いた状態で、計算条件を変更したとき、「部材配置」の「材質」と「剛性増減率」の入力値が初期値となる場合がありました。
- 作図部
- 未入力の部材番号が荷重データにあった場合、荷重図を作図すると不正終了していました。
- その他
- 応力着目点の登録があるデータを開いた後、つづけて、応力着目点の登録がないデータを開き、データ保存を行うと「##.fa1に、正しくデータを書き込めませんでした。」が発生し、解析結果が初期化される場合がありました。
- 「支点データ」、「応力着目点」、「部材耐力」といった節点や部材の番号を範囲指定できる入力項目において、範囲指定の3つ目を空白にして保存すると、データが開けなくなる場合がありました。
- メニューバーとツールバーの間をクリックしたとき、『FA1』の終了画面が表示されていました。
- 『FA1』起動時の画面位置を、前回閉じた画面位置にしました。
【Super Build/FA1 Op.1】
以下の事項は『Super Build/FA1 Op.1』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- ◆変更点
- 計算部
- 荷重タイプ107で支点の状態を変更した場合、「Error207:増分ケース## 計算中にメモリーエラーが発生しました。」のメッセージが発生し、計算ができませんでした。
- 絶対座標系で入力したバネ材がせん断降伏した場合、降伏後の処理としてX方向の剛性を0とすべきところ、Y方向の剛性を0としていました。また、軸圧縮降伏したときも同様に、降伏後の処理としてY方向の剛性を0とすべきところ、X方向の剛性を0としていました。
- リンク部
- 『SS3』データの読み込み画面において、「部材耐力データ」のデフォルトを"<1>読み込む"から"<2>読み込まない"に変更しました。
- 『SS3』の部材耐力結果をリンクした場合、計算条件の「増分解析」のチェックをオンにするようにしました。
- 『SS3』の部材耐力結果をリンクした場合、メニューの「部材耐力」の更新日時が表示されていませんでした。
- 出力部
- 「部材耐力」の出力に位置の説明を追加しました。
- 計算結果の表示項目「8.着目点応力」において、応力着目点を登録し、解析、登録した応力着目点をすべて削除した場合、「8.着目点応力」が淡色表示になっていませんでした。
- 剛域端またはパネル端を応力着目点として自動設定した場合、応力解析結果の表示項目「11.着目点応力」が淡色表示になり表示指定できませんでした。
- 「着目点応力」の出力において、組合せケースを登録していない場合、かつ自動設定した応力着目点があるとき、増分ケースの「着目点応力」が出力されていませんでした。
- テキストブラウザのジャンプ項目に、『Op.1』のジャンプ項目を追加しました。
- 入力部
- 計算条件の「増分解析」のチェックを変更した場合、メニューの「基本事項・計算条件」の更新日時が更新されていませんでした。
- 「部材耐力」の入力において、耐力タイプ<1>(曲げ軸)以外が指定されている場合、P1以降の位置に値を貼り付けすることができませんでした。
- 「増分解析の指定」において、部材角は入力が小数第2位まで、出力が小数第1位まででしたが、小数以下は入力・出力できないようにしました。
- その他
- 応力着目点の登録があるデータを開いた後、つづけて、応力着目点の登録がないデータを開き、データ保存を行うと「##.fa1に、正しくデータを書き込めませんでした。」が発生し、「荷重・増分データ-ケース登録-増分解析の指定」データが初期化される場合がありました。
- 計算条件の「増分解析」がオンになっているデータを『Op.1』ライセンス未取得の環境で開いた場合、メッセージを出すようにしました。
- 計算結果の表示項目画面でヘルプを表示した場合、応力解析結果のヘルプが表示されていましたが、増分解析結果のヘルプを表示するようにしました。
- 解析結果ウィンドウでヘルプを表示(F1キー)した場合、応力解析結果のヘルプが表示されていましたが、増分解析結果のヘルプを表示するようにしました。
【Super Build/FA1 Op.弾性応答】
以下の事項は『Super Build/FA1 Op.弾性応答』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- ◆変更点
- 計算部
- 固有値解析において、微小な質量の節点に剛性の大きい部材、またはバネ材が取り付いたとき、固有周期や刺激関数を正しく計算できない場合がありました。
- 応答解析において、質量が0の節点・支点・部材・バネ材に減衰の詳細指定を入力した場合、入力した減衰が計算に考慮されていませんでした。
- 出力部
- 「減衰」の出力において、「詳細指定(非比例減衰)-指定方法」の説明に"6.バネ材"と"7.追加バネ材"を追加しました。
- 「減衰」の出力において、「詳細指定(非比例減衰)-指定方法」の"<4>部材に追加"、"<5>節点に追加"、"<6>バネ材に追加"をSI単位で出力した場合、値はSI単位で出力されていましたが、単位の出力が重力単位になっていました。
- 「減衰」の出力において、「詳細指定(非比例減衰)-指定方法」の"<6>バネ材剛性"を出力した場合、P1の単位の出力は"kN・s/cm"で出力すべきところ、"t・s/cm"で出力していました。また、P2の値が出力されていませんでした。
- 「減衰」の出力において、「詳細指定(非比例減衰)」で方向を入力している減衰データを、「指定方法-<6>バネ材剛性」に変更したとき、"方向"は空白で出力すべきところ、「指定方法」を変更する前に入力していた"方向"を出力していました。
- 『Op.弾性応答』の出力内容を追加しました。
- 入力部
- 「減衰」のアイコンをクリックしたとき、「バネ材配置」の入力画面が表示されていました。
- 「減衰-詳細指定(非比例減衰)」において、方向、P1、P2の上限値と下限値を正しく判定できない場合がありました。
- 作図部
- 最大応答応力図において、MとQの最大応答時刻が異なる部材のM値を作図したとき、部材の中間に不要なM値が作図されていました。
- 最大応答、最大応答時刻、時刻歴応答の応力図で、応力着目点の位置やQ値は作図されませんが、応力着目点の登録があるとき、作図される場合や不正終了する場合がありました。
- その他
- メニューバーの「データ-解析結果」において、応答解析の解析ケース101を選択しても、計算結果の選択画面が表示されませんでした。
- 計算条件の「固有値・応答解析」がオンになっているデータを『Op.弾性応答』ライセンス未取得の環境で開いた場合、メッセージを出すようにしました。
- 時刻-応答グラフにおいて、「作図項目の変更-時刻-応答グラフ」で作図項目を変更した場合、図のタイトルに変更内容が反映されていませんでした。
- 解析結果ウィンドウでヘルプを表示(F1キー)した場合、応力解析結果のヘルプが表示されていましたが、応答解析結果のヘルプを表示するようにしました。
【Super Build/FA1 Op.英語出力】
以下の事項は『Super Build/FA1 Op.英語出力』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- ◆変更点
- 出力部
- 「基本事項・計算条件」において、出力時の単位が出力されていませんでした。
- 「節点同一変位」において、"節点同一変位"の表題として"SLAVE-DISP"を出力するようにしました。
- 日本語出力時の表題「材質」の"材質名"と「断面性能」の"断面名"、「結合状態」の"結合名"、「荷重データ」の"荷重名"が英語出力では空白となっていたため、"NAME"を出力するようにしました。
- 「部材配置」において、断面負値を意味する単語として"NEGATIVE MEMB.MA-No"が使われていましたが、"NEGATIVE PRO-No"に修正しました。
- 「荷重データ」において、荷重ケースの表題を日本語出力の表題に合わせました。
- 「バネ材配置」と「最大応答 バネ材応力」、「最大応答時刻 バネ材応力」の出力タイトルを変更しました。
- 「出力時の言語」が英語になっているデータを『Op.英語出力』ライセンスなしの環境で開いたとき、日本語出力に変更されない場合がありました。
- その他
- 「出力時の言語」が英語になっているデータを『Op.英語出力』ライセンス未取得の環境で開いた場合、メッセージを出すようにしました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『FA1 解説書』
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