ユニオンシステム株式会社

SS21/3D・DynamicPROアップデートファイル

更新内容

旧Ver.1.1.11.1 → 新Ver.1.1.12.1
インターネットダウンロード : 2025/01/08

◆機能アップ
全般
『SS7』Ver.1.1.1.20のデータに対応しました。
※以下の制限があります。
  • 木質部材は常に弾性として扱います。また、履歴特性の指定はできません。
  • MSモデルで計算を行った物件データはリンクできません。
  • 上部下部一体モデルで計算を行った物件データはリンクできません。
『SS7 Op.免震部材』と共通の免震装置データベースに関して、以下のメーカー製品に対応しました。
※メーカー製品リスト「20240202」の『SS7』下限バージョンが1.1.21.1と表示されますが、『SS7』は次のバージョンから表記方法を変更するためです。
  • ブリヂストン「天然ゴム系積層ゴム」
  • ブリヂストン「鉛プラグ挿入型積層ゴム」
  • ブリヂストン「高減衰ゴム系積層ゴム(フレア形)」
  • ブリヂストン「弾性すべり支承」
  • 免制震ディバイス「レール式転がり支承」
  • 免制震ディバイス「増幅機構付き減衰装置」
  • 日鉄エンジニアリング「ダンパー一体型積層ゴム」
  • 日鉄エンジニアリング「曲面すべり支承」(新認定MVBR-0654、MVBR-0653にも対応)
  • 日鉄エンジニアリング「U型鋼製ダンパー」
入力メニューの構成を変更しました。
  • 「SS7データ」という表現を「製品データベース」に変更しました。
  • 製品データベースに関するメニューを上位に設定し
    1.2.部材登録(製品データベース)
    1.3.部材登録(メーカー)
    1.4.部材登録(特性値入力)
    という順序に変更しました。
製品データベースを利用した免震部材に対して環境温度を指定できるようにしました。
日鉄エンジニアリングの「ダンパー一体型積層ゴム」について評定更新に対応しました。
日鉄エンジニアリングの「球面すべり支承」において、評定更新に対応しました。また、新認定対応として繰り返し依存について個別指定できるようにしました。
日鉄エンジニアリングの「U型鋼製ダンパー」について評定更新に対応しました(登録済み製品リスト.xlsxでの認定番号の更新のみ)
免制震ディバイスの「免震用減衰こま」について、シリーズ「RDT-AT-short」の最後の3つの製品「RDT8L-650S」~「RDT12L-650S」の名称を“650S”から“750S”に変更しました。
付加支点要素に対応しました。免震支承材または支点の下に鉛直自由度の質量、ばねの剛性およびダッシュポットの減衰係数を並列結合したVoigtモデルを応答解析時に付加することができます。
[4.1.外乱設定]において、地震波ごとに開始時刻のオフセットを指定できるようにしました。
計算部
軸力相関の変動はS・CFT(バイリニア)の柱曲げに対してのみ考慮していましたが、柱(木造以外)、耐震壁の曲げにも考慮するようにしました。また、梁・柱・耐震壁のせん断において、シアスパンの変動を考慮するようにしました。
応答解析において、免震支承材に寄りを指定したときの計算方法に、寄り位置までオフセット(剛体変位)させて計算する方法を追加しました。
メッセージ「X0190 免震層を正しく認識できません。」について、原因となった部材や場所を表示するようにしました。
入力部
「結果の一覧」ダイアログで、結果セットごとに『SS7』の計算結果の有無が分かるようにしました。
作図部
結果作図-固有モード図(部材レベル)において、変形前の主架構の線に対して太さや色を変更できるようにしました。
結果作図-最大応答図(層レベル)において、表示設定-多剛床の表示方法で、“剛床をまとめて表示”“剛床毎に表示”“指定の剛床のみ表示”の切り替えに対応しました。
結果作図-最大応答図(部材レベル)において、[剛床解除][多剛床]のツールボタンを追加しました。
結果作図-最大応答図(部材レベル)において、ポップアップメニューから「柱Mx-My-N 図」を表示できるようにしました。
結果作図-応答履歴ループにおいて、骨格曲線は軸力やシアスパンの変動を考慮した耐力で描画するようにしました。
結果作図-応答履歴ループにおいて、以下の項目を追加しました。
  • 付加支点要素:N-δ
  • 付加支点要素:N(K)-δ
  • 付加支点要素:N(C)-δ
  • 付加支点要素:N(C)-v
結果作図-時刻歴応答において、以下の項目を追加しました。
  • 付加支点要素-応力
  • 付加支点要素-応力(K)
  • 付加支点要素-応力(C)
  • 付加支点要素-変形
  • 付加支点要素-速度
  • 付加支点要素-加速度
  • 付加支点要素-エネルギー
出力部
計算結果の以下の項目について、多剛床の物件の場合、剛床毎の結果と剛床をまとめた全体としての結果をそれぞれ確認できるようにしました。
  • 5.応答解析-5.1.層-最大応答値(複数波包絡値)
  • 5.応答解析-5.2.層-最大応答値
CSV出力において、入力メニュー構成変更に合わせて、「SS7データ」という表現を「製品データベース」に変更し、製品データベースに関するメニューを上位に設定しました。
CSV出力において、「応答解析(最大応答)」について、多剛床の物件の場合、剛床毎の結果と剛床をまとめた全体としての結果をそれぞれ確認できるようにしました。
構造計算書から別途に作成したPDFファイルにしおりを追加できるようにしました。
「出力ビューワー」の“PDFにしおりを追加”により、構造計算書の目次に沿ったしおりを、指定したPDFファイルに付与することができます。
◆変更点
計算部
[3.4.応答解析条件-免震付加曲げ-支承材の寄りによる偏心曲げ]で、偏心曲げを考慮したとき、偏心曲げモーメントを次ステップに載荷するときの符号が誤っていました。
[3.4.応答解析条件-内部粘性減衰-減衰タイプ]で“各部別減衰”を指定していた際、ブレースに採用する減衰定数が間違っていました(Ver.1.1.11.1のみの現象です)。
[3.4.応答解析条件-内部粘性減衰-減衰タイプ]を“各次減衰定数指定”とした際、接合部パネルを考慮していると、応答解析が正常に行えない場合がありました。
粘弾性ダンパー(住友ゴム工業)で材料が“GR400”の製品を用いた際、応答解析で歪み更新時の付加応力が考慮できていませんでした。
球面すべり支承の指定変位時の固有値解析で用いる等価剛性はQ/δで算出しますが、このときのQについて降伏時変位0.001mを考慮しないで算出するように変更しました。
応答解析で、柱のせん断の不釣合力の収束計算をする際、柱頭と柱脚を取り違える場合がありました。
[3.8.減衰定数と周期の個別指定]において、計算条件等の変更でメニュー項目が無効となっているのにもかかわらず、入力されていた値に読み込み処理を行っていました。
製品データベースによる免震支承材を用いた際に、ばらつきの指定を入力しているとメッセージC1004を出力しますが、応答解析条件で減衰タイプが「3:各部別減衰」または「4:各次減衰定数指定」を指定したとき、または「減衰定数と周期の個別指定」があるとき、応答解析でもC1004のメッセージを出力していました。
[4.3.位相差入力パラメータ]において、「重心位置を考慮した加速度補正」を“する”としたとき、初期加速度に補正した並進加速度が考慮できていませんでした。
柱脚の配置をしていても断面未入力だった場合、柱脚部の耐力は存在しないにもかかわらず、骨格曲線の算定時に柱脚と柱脚部を合成し、柱脚の耐力が不正になっていました。
梁の疲労損傷度(レインフロー法)の計算において、曲げ塑性率が99.999を超える振幅の疲労損傷度は、累積疲労損傷度の集計に含まれていませんでした。
層間に配置した免震用ダンパーにおいて、基礎免震かつダンパーの取り付く下側の節点に上下移動がある場合、マトリクスへの接続関係が正しく行われず、変形・荷重が0となっていました。
免震下部が基礎及び基礎梁のみとなる中間層免震のときに、免震下部に対して偏心がなくても偏心モーメントが作用することがありました。
免震支承材が配置されている場合に、[3.4.応答解析条件-内部粘性減衰-減衰タイプ]を“各次減衰定数指定”とした際、解析初期で計算が止まることがありました。
中間層免震として、柱を免震支承材に置換した場合、元の柱が回転していた場合を座標変換で考慮できておらず、正しく計算できていないことがありました。
梁のせん断について、降伏していても塑性率が表示されない場合がありました。
エネルギー履歴のひずみエネルギーの値に、床ブレースの分が含まれていませんでした。
固有値解析において、剛床仮定の解除が指定された支点の拘束条件が固定のときは解析自由度には含めないところ、Ver.1.1.10.1以降、解析自由度に含めていました。
入力部
[1.3.部材登録(メーカー)-1.3.3.粘性系ダンパー諸元-1.3.3.2.免震用減衰こま]において、「設定温度-標準時、下限時、上限時」の下限値を“0”から“-10”に変更しました。
作図部
3D図、平面図において、『SS7』で入力したフレーム外杭が表示されていましたが、表示しないようにしました。
結果作図-最大応答図(部材レベル)の作図設定において、[最大応答図]-[エネルギー]-[負担率の分母]の選択肢で「歪エネルギー+制振部材エネルギー」とあるのを「歪エネルギー+免震・制振部材エネルギー」に変更しました。
結果作図-最大応答図(部材レベル)の平面図において、指定した階の上層の基礎免震部材が表示されていましたが、階は中間層免震、層は基礎免震の表示に対応するようにしました。
結果作図-応答履歴ループにおいて、時刻を指定したとき、演算誤差の影響で指定した時刻とずれて描画される場合がありました。
結果作図-応答履歴ループにおいて、柱Mx-My関係における骨格曲線で、ひび割れ耐力が描画されていませんでした。
結果作図-応答履歴ループにおいて、柱-せん断(Y方向)の折れ点の計算において、Y方向の折れ点変位の計算にX方向の変位を用いていました(作図のみの問題で計算結果に影響はありません)。
結果作図-時刻歴応答において、柱-軸力のグラフが選択できなくなっていました。
結果作図-ひずみ頻度分布において、表示設定ダイアログの操作を改善しました。
表示設定ダイアログが閉じられるまでは、層・部材の種類ごとに、直前に選択していた内容を保持するようにしました。
結果作図-ひずみ頻度分布において、部材を選択してもグラフが表示されないことがありました。
出力部
シート表示「5.1.層-最大応答値(複数波包絡値)-6.最大変位」の変位量に初期変位が含まれていませんでした。
「5.2.層-最大応答値-4.剛床変位・速度・加速度」には初期変位が含まれています。Ver.1.1.6.1からの現象です。
入力データ出力のグリッド形式の表出力において、改ページの判定が正しく行われず、次の出力項目が重なって出力される場合がありました。
解説書
以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは各解説書の更新履歴を参照してください。
  • 『導入・基本操作編』
  • 『入力編』
  • 『出力編』
  • 『計算編』
  • 『CSV出力編』
  • 『登録済み製品リスト』

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Ver.1.1.10.1 → Ver.1.1.11.1 更新内容



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  • アップデートを実行する前に、他のアプリケーションソフトを終了してください。
  • インストール手順は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面上の指示にしたがってインストールを完了してください。
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2025/01/08

3D・DynamicPRO Ver.1.1.12.1

s7d_11121.exe[105 MB]

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