ユニオンシステム株式会社

Super Build/SS3アップデートファイル

更新内容

旧Ver.1.1.1.47 → 新Ver.1.1.1.48(VerUp対象Ver.1.1.1.5以上)
インターネットダウンロード : 2019/05/20

◆機能アップ
S梁継手の断面算定において、鋼管柱に取り付く梁仕口部のMu算定式および保有耐力接合の安全率αについて、「鋼構造接合部設計指針」を参考に算定できるようにしました。

断面算定計算条件-S部材

S梁継手およびSRC梁継手の断面算定において、保有耐力接合の安全率αの値を出力するようにしました。

S梁継手計算

◆変更点
計算部
【断面断定】
S梁の断面算定において、中央部についてはせん断応力度、組合せ応力度の検討を行いませんが、暴風時および地震時に検討を行っていました。
S造露出型柱脚の断面算定において、曲げモーメントと軸力に対する検討で、軸力Nと偏心距離eがN>0、e>D/6+dt/3の範囲のとき、演算誤差によりXnが収束せずに計算が終了しない場合がありました。
梁継手の断面算定において、ジョイント位置が柱断面内にあるときには計算を行いませんが、代表部材として出力される場合がありました。
【部材耐力計算】
部材耐力計算において、靭性指針式による耐震壁の終局せん断耐力の計算で、Psの上限(1.2%)を考慮していました。
部材耐力計算において、断面性能直接入力部材が数多く配置されている物件で、かつ[15.1終局耐力関連](梁・柱の曲げおよびせん断終局耐力の直接入力)の登録数が多い場合、計算に時間を要していました。
【必要保有耐力】
保有水平耐力の計算において、全節点剛床解除している層の保有水平耐力を、Ds算定時の層せん断力としていました。
【せん断設計】
せん断設計において、靭性指針式による耐震壁の終局せん断耐力の計算で、Psとσsyは横筋の値を採用すべきところ、縦筋と横筋の小さい方を採用していました。
【別途計算機能】
耐震壁の自動設計において、SRC耐震壁の断面算定をSRC規準25条で検討した場合、開口による低減率r3を考慮していませんでした。
構造計算書
構造計算書の伏図において、出隅が描画領域の境界にあって4分割して描画される場合で、分割された伏図内に出隅だけ(取り付く柱の一部は含まれる)が描画されるとき、誤って図全体が出隅の色で塗りつぶされていました。
構造計算書「2.設計方針と使用材料-2.2 構造計算方針-2.2.4 計算ルート」において、CFT造の階(各層主体構造がCFT造または混合CFT造)がある場合、ルート1の判定結果は出力しませんが、CFT造以外の混合造の階でCFT柱が存在するときも出力していませんでした。
構造計算書(その1)「§9 地震時安全限界の検証-(4)変形能力の確認-Sブレース限界変位」において、右下りブレースの「軸力」「bμu」「bμ」「判定」に不正な値が出力されていました。また、右上りと右下りで検定比(=bμ/bμu)が大きい方のブレースの結果を出力すべきところ、「bμu」「bμ」の値が間違っていたため、検定比が小さい方のブレースの結果が出力される場合がありました。
出力部
RC梁の断面算定結果出力において、使用材料(鉄筋径と鉄筋種別)の出力で、丸鋼の細物最大径に異形鉄筋の径を出力していました。
作図部
3D作図において、Y方向フレームに配置された壁で、平面的に傾いていない(軸振れ無し)場合、その壁の破壊形式が表示されませんでした。
入力部
[12.6柱脚形状]の入力において、[メーカー製品の登録]では、柱の鉄骨寸法および鋼材種別(F値)が適用範囲内となる製品をリストに表示しますが、柱符号毎の鋼材種別に、[4.使用材料-4.1標準使用材料]で指定した種別と同じ種別を入力した場合、[4.使用材料-4.4鉄骨](層毎の種別指定)で指定した柱鋼材種別(F値)に適合した製品を表示していました。
[剛性計算条件-4.面内雑壁のn値]の値を変更した後、[4.面内雑壁のn値]以外の項目を変更して[剛性計算条件]画面を閉じると、[4.面内雑壁のn値]の値が保存されず、変更前の値に戻っていました。
CSVファイル入出力
CSVファイル入出力の「応力計算条件」「断面算定条件(RC部材)」において、旧項目は項目群の末尾に出力するようにしました。
【応力計算条件】
  • 傾斜地に建つ場合の地盤に伝わるせん断力の処理
【断面算定条件(RC部材)】
  • ・スーパーフープ:ルート3割り増し率n(X)
  • ・スーパーフープ:ルート3割り増し率n(Y)
  • ・短期荷重時のせん断設計
  • ・梁:付着の検討1991
  • ・梁:付着の検討1999
  • ・梁:定着長さ端部
  • ・梁:定着長さ中央部
  • ・柱:付着の検討1991
[12.6 柱脚形式]で柱脚を配置したデータにおいて、[CSVファイル入出力]で以下の操作を行うと、柱脚の回転バネ定数が考慮されず、剛接の柱として認識されていました。
[CSVファイル入出力]を起動したまま、以下の1~2を連続して操作する。
  • 1.[SS3→CSV]において[断面算定-柱脚形状]を選択し、CSVファイルへ出力する。
  • 2.[CSV→SS3]において[断面算定-柱脚形状]を選択し、1.のファイルから読み込む。
解説書
以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
  • 『SS3 入力編』
  • 『SS3 計算編』
  • 『SS3 出力編』
  • 『SS3 CSVファイル入出力』

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注意事項

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2019/05/20

SS3 Ver.1.1.1.48

ss3_11148.exe[84.0MB]

  • 対象バージョンは、『SS3』Ver.1.1.1.5以上、『ライセンスマネージャ』Ver.3.12以上です。
    ご使用の『SS3』、『ライセンスマネージャ』のバージョンをよくお確かめの上、ダウンロードしてください。
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