Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.22 → 新Ver.3.23(VerUp対象3.22)
インターネットダウンロード : 2006/12/14
- ◆機能アップ
- 立体応力解析では、直交壁や任意に配置した支点の位置で壁を分割したモデル化を行います。
この分割した壁が非常に短いと応力解析時に不安定架構になるなど、応力解析に悪影響を及ぼす場合があります。
そのため、分割した壁が10mm未満になるとき、架構認識で以下のメッセージを出して注意を促すようにしました。メッセージが出た場合、部材配置が正しいことを確認していただき、10mm未満の壁にならないようにモデル化して入力してください。- “WARNING: No. 10 $$$$$$$$ フレ-ム,$$$$$$$$ 階,$$$$$$$$ 軸 - $$$$$$$$ 軸 の壁(No.########)において、立体解析時に分割される壁部材の長さが極端に短く(##.##mm)なっています。”
- ◆変更点
- フレームの解析対象の指定は、アンドゥ対象外のため操作を戻すことができません。
「フレームの解析対象の指定」を変更した場合に、アンドゥできないことを知らせるメッセージをその都度、表示するようにしました。 - 立体解析において、耐力壁脚部の基礎梁が直交にとりつく壁により分割される箇所で、壁梁断面が変わる場合に壁梁の断面を正しく認識できず、左側に配置された壁梁断面を認識していました。
- 壁梁の配筋を「端部、中央毎で配筋を入力する」としていたとき、左端と中央の配筋が同じ、もしくは中央の配筋を省略(左端と同じ)としていて、かつ、ミラー配置を行っていると、中央の配筋を右端と同じではなく、左端と同じものとして計算していました。
- 壁柱の許容せん断力の検定において、[計算条件−各種計算条件−共通・壁柱断面検定1−壁柱(曲げ・せん断)−長期応力の考慮]の指定にかかわらず、短期設計用せん断力に長期せん断力が考慮されていませんでした。
- 壁の長期せん断力の考慮に誤りがあり、[保有水平耐力]-[必要保有水平耐力]-[部材群の種別]の部材耐力集計に若干の違いが発生していました。
- 耐力壁下の壁梁に対しても断面検定のエラー・ワーニングが出力されていました。
- 立体解析において、応力解析条件で「指定値未満の壁梁せいの部材を応力解析に考慮しない」とし、該当する部材が存在するとき、[応力解析]-[長期応力]-[部材応力表]を出力すると、表の値がずれて出力されていました。(Ver3.21からの現象です)
- 凹型の床が配置されており、その床の凹み部分を蓋するように壁または梁が配置されていた場合、以下のエラーメッセージを出力し、解析をストップしていました。「ERROR:No.16 $$$$層 (##.###, ##.###) に配置されている床を横切る部材が存在します。該当する床を一度削除してから、再度配置を行ってください。」
- 支点すべてがピン支点(支点の回転剛性が一つも無い)のとき、計算結果CSV出力で「支点反力−地震時」結果出力の回転反力に不定な値が出力されていました。(CSV出力の際の問題で、解析には全く影響ありません。)
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注意事項
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- ダウンロードファイルは、公開日に『Symantec AntiVirus』でウイルスチェックを行い、安全を確認しております。
- 対象バージョンは、Ver.3.22です。ご使用の『WRC』のバージョンを
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