Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.44 → 新Ver.3.45(VerUp対象Ver.3.40以上)
インターネットダウンロード : 2010/09/27
- ◆機能アップ
- 出力部
- 計算中に発生したメッセージをまとめて、テキストファイルに保存できるようにしました。
[計算結果-計算中のメッセージ出力]で出力できます。 - 結果出力の図出力で、出力小数桁および丸め方法を指定できるようにしました。
- 作図部
- [作図設定-表示設定]の"部材配置図(平面)"に、「片持ち床・出隅」、「片持ち床・出隅符号」を追加しました。
床・べた基礎と片持ち床・出隅の表示指定を個別に行えます。
- ◆変更点
- 計算部
- [各種計算条件-架構認識1-壁梁せいの認識]で、"<1>開口形状から壁梁せいを自動認識する"としていたとき、壁梁の端部に接する開口による腰壁高さも考慮されていました。
- ※下図のような場合に、壁梁せいがAとなるべきところがBとなっていました。
- ※下図のような場合に、壁梁せいがAとなるべきところがBとなっていました。
- 支点の任意配置を行っていた場合に、支点配置位置の1[mm]以内に架構認識で生成された節点があると、支点位置を不正に認識することがありました。
- 荷重計算で発生する以下のメッセージの内容を変更しました。
- WARNING:No.16 水平面でない床があります。
→ 水平面ではない床があります。投影面で床荷重を計算します。 - WARNING:No.17 水平面でない片持ち床があります。
→ 水平面ではない片持ち床があります。投影面で床荷重を計算します。
- WARNING:No.16 水平面でない床があります。
- 開口包絡の指定がされていた場合、荷重計算で「WARNING:No.11 ##フレーム,## 階 において開口が上下に重なって配置されています。」が出力されていませんでした。(荷重計算は正しく包絡しています)
- [各種計算条件-荷重計算2-壁梁荷重項用スパン]を"<2>剛域間"としていたとき、節点上下移動により水平面でない床周りに、左右の剛域入り長さの合計が壁長さとなる短い壁があると、床周りの節点の認識が正しくできず床割りが不正となることがありました。
- 片持ち床の側面に片持ち梁を配置している場合において、その片持ち梁の角度が片持ち床を配置した壁または壁梁の角度に対し90°から少しでもずれていると、床割りが不正となることがありました。
- 壁梁の剛域入り長さの計算において、右端側にも左端側の剛域入り長さの最大値を採用していたので、右端側の値が不正となる場合がありました。
- 長方形でない床周りの壁梁において、床による剛性増大率が不正となる場合がありました。
- 下階で壁抜けしている耐力壁の実長の計算において、[各種計算条件-架構認識1-耐力壁実長の計算方法]で、"<1>下階壁抜けを考慮する"かつ"端部に配置された直交壁厚を考慮する"にチェックをしている場合、下階耐力壁端部の直交壁厚だけ実長が短くなっていました。
- 立体解析において、耐力壁の剛域が不正でした。(Ver.3.30からの現象です)
- "その他"フレームで、立面図で架構認識した節点の番号順が右から左となっている場合に、部材の認識が不正になっていました。
- 演算誤差により基礎計算が終了せず、不正終了することがありました。
- サーチャージ重量の計算において、基礎梁レベルを上端押さえ(0[mm])としていると、FLラインではなく開口下端を基準として、基礎梁下端位置を計算していたため、不正に計算していました。
- 接地圧の計算で、採用支点反力を<1>応力解析結果としていた場合において、フレームごとの負担軸力を計算する際に、耐力壁の途中に直交部材との交点による支点があると、その支点反力を2重で拾っていました。
- 荷重増分解析において、壁梁の曲げおよびせん断降伏、耐力壁の曲げ降伏の判定に応力増大率が考慮されていませんでした。
また、耐力壁の曲げ降伏の判定に、初期応力が考慮されていませんでした。 - 基礎梁が途中で折れているフレームの基礎梁の断面検定において、折れている箇所より左側にある基礎梁の長期応力が不正となる場合がありました。
- 節点移動により鉛直方向に傾いた基礎梁がある場合に、基礎計算の概算支点反力が不正となっていました。
- X方向フレーム上にある基礎梁の断面検定において、左端の接地圧による応力が0の場合、転倒時接地圧応力が0となっていました。
- 壁柱の断面検定表において、代表して出力する加力ケースを必要pwが大きくなるケースとしていたため、曲げの検定でNGとなった加力ケースが出力されない場合がありました。
曲げとせん断の検定比が最大となっている加力ケースを出力するように変更しました。 - 耐力壁の曲げ補強筋の検定において、[各種計算条件-架構認識1-壁梁せいの認識]で腰壁を壁梁に含めないとしていた場合、曲げ補強筋に沿った開口縁の高さ(ho)を、FLから開口天端までの高さとしていました。そのため、曲げ補強筋の検定が不正でした。
- 荷重増分解析における耐力壁の危険断面位置は壁脚のみとしているため、壁脚に対して終局時の耐力壁の検討を行うべきところ、壁頭と壁脚の曲げ応力の大きい方のMu/Mmを計算していました。
- 終局時の耐力壁の検討において、軸降伏した壁の曲げ終局耐力が負値となっていました。
- 出力部
- [部材剛性表-壁梁]の項目名「剛域」を、「剛域入り長さ」に変更しました。
- 基礎形式が「べた基礎」のときは、[建築物の構造設計概要-部材リスト-基礎梁リスト]に、布基礎を出力しないようしました。
- [建築物の構造設計概要-部材リスト-壁梁リスト,基礎梁リスト]の出力で、リストオプションで指定された鉄筋段数を超えて主筋の入力が行われていると、入力されているすべての主筋が出力されていました。
※部材リストの出力における不具合で、断面検定はリストオプションで指定された段数までの鉄筋で検定を行っています。 - [準備計算-耐力壁の検討-壁量]の出力で、αの出力を小数第二位から小数第三位へ変更しました。また、壁量が標準壁量を満たさない場合の説明を追加しました。
- [構造計算プログラムの運営状況]で出力する以下のメッセージの内容を変更しました。
- No.214 水平面ではない床があります。
→ 水平面ではない床の荷重を投影面で計算しています。
- No.214 水平面ではない床があります。
- 入力部
- Windows7において、[計算条件-各種計算条件]で、Enterキーによるフォーカス移動を行ったとき、現在フォーカスを保持している項目が表示されていませんでした。
- [計算条件-各種計算条件-保有水平耐力2]の「耐力壁の回転破壊の考慮」の項目名を「支点の浮き上がりの考慮」に変更しました。
- [計算条件-壁量の最小値]の入力値を、70.00[mm/m2]~170.00[mm/m2]から 70[mm/m2]~170[mm/m2]に変更しました。Ver.3.45未満のデータで、[壁量の最小値]に小数値を指定しているデータは、四捨五入して整数値となります。
また、[準備計算-耐力壁の検討-壁量の最小値]の出力単位を[mm/m2]としました。 - 壁または壁梁の両側に片持ち床をそれぞれ配置した場合に、どちらか一方の片持ち床が表示されなくなることがありました。
- 作図部
- [作図設定-表示設定]の「表示項目」で、表示しない部材を指定していても入力配置を行う際は関連する部材を表示するようにしていますが、"床・べた基礎"を表示しないとしたとき、以下の場合において表示が不正でした。
- 床配置:片持ち床・出隅の符号が表示される
- 片持ち床配置:片持ち床の塗りつぶしが行われない
- 床仕上げ配置:片持ち床・出隅が表示されない
- 片持ち床リブ仕上配置:片持ち床の塗りつぶしが行われない
- 出隅リブ仕上配置:片持ち床の線が表示される
- 片持ち床リブ特殊荷重配置:出隅が表示される
- 出隅リブ特殊荷重配置:片持ち床の線が表示される
---[END]---
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