Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.45 → 新Ver.3.46(VerUp対象Ver.3.40以上)
インターネットダウンロード : 2011/03/16
- ◆機能アップ
- コントロール部
- 『SIRCAD/壁式』へのデータエクスポート機能を追加しました。 [ファイル-エクスポート]で、『SIRCAD/壁式』用データ(*.scw)へエクスポートできます。
- 計算部
- フレーム外雑壁の「重量の伝達方法」で指定した方向(上または下)に荷重を伝達する部材がなく、指定と異なる方向に荷重を伝達した場合にWarningメッセージを出力するようにしました。
- 出力部
- [計算結果-計算結果CSV出力]に、「荷重計算-概算節点軸力」を追加しました。
- ◆変更点
- 計算部
- 壁の左端から右端にかけて壁の上端に開口が配置され、壁の下半分しか残らない形状の場合に、架構認識が正しくできず、不正な壁梁が認識されることがありました。
- 壁の端部に開口が配置されており、かつその壁の開口側に壁梁が配置されている場合に、壁の内法高さが開口高さではなく、下階FLから壁の開口側の壁梁までの高さとなっていました。
- ※下図のような場合に、内法高さがAとなるべきところがBとなっていました。
- ※下図のような場合に、内法高さがAとなるべきところがBとなっていました。
- 節点の上下移動がある物件において、開口を配置した壁と開口が存在する壁が異なる場合、開口の高さ方向の収まりを配置した壁で行っていたため、「WARNING: No.9 壁に配置された開口が壁の高さ方向の範囲を超えています。正しく認識させるには2つに分けて入力してください。」のメッセージが出力される場合がありました。
- 異なる壁に配置されている開口を包絡した場合に、誤って「WARNING: No. 11 開口が上下に重なって配置されています。」のメッセージが出力されることがありました。(Ver.3.45のみの現象です)
- 架構認識で認識された鉛直荷重用壁梁の中間に架構認識節点があり、その壁梁に小梁がとりついている場合に、荷重計算中に不正終了することがありました。
- 部分地下形状を有する建物において、立体解析でかつ[各種計算条件-荷重計算1]の[最下層以外の地盤に伝わる水平力の処理]を“<2>軸力の比による”としていたとき、上階から累加した節点軸力ではなく当該階のみの節点軸力を用いて地盤に伝わる水平力P'を計算していました。
- 壁梁の端部節点において、上階に壁が配置されていると、壁梁剛域入り長さの計算が行われず、入り長さが0となっていました。
- 壁がフレームの途中で折れ曲がる形状を有する建物において、[各種計算条件-架構認識1]の耐力壁実長の計算方法で「端部に配置された直交壁厚を考慮する」のチェックをオンにしていた場合に、誤って“WARNING: No. 28耐力壁下部の全域を有効に支える部材がないため実長を低減します。”のメッセージが出力されることがありました。
- [各種計算条件-架構認識1]の「水平力を負担しない壁-壁厚が規定値未満」にチェックをつけており、壁量・壁率まで計算が済んでいるデータを開き、応力解析以降を計算させた場合に、水平力を負担しない壁の判定が正しく計算できていませんでした。(壁量・壁率以前から計算しなおした場合は問題ありません)
- 壁梁My、Muの計算において、スラブ筋を考慮するとしていた場合に、1mに満たない短いスラブが取り付いていた場合でも、1m以上のスラブがあるものとして、1m範囲内のスラブ筋を考慮していました。
- 壁梁Quの計算において、スラブ筋を考慮するとしていた場合に、有効なスラブの範囲を1mかつ6t(t:スラブ厚)とすべきところを、1mとしていました。また、1mに満たない短いスラブが取り付いていた場合でも、1m以上のスラブがあるものとして、1m範囲内のスラブ筋を考慮していました。
- 壁梁断面検定での標準せん断補強筋比psoによるせん断補強筋のチェックで、壁梁が配置されているフレーム方向のせん断補強筋比でチェックすべきところを、荷重ケース方向のせん断補強筋比でチェックしていました。
- 壁梁断面検定の終局せん断耐力Quの計算において、設計用せん断力を決定した応力状態から上端引張と下端引張の判定をすべきところ、上端引張としたときのMuと下端引張としたときのMuを比較して大きい方を引張側としていたため、誤ったQuとなることがありました。(どちらも同じMuのときは、左端を下端引張、右端を上端引張としていました。)
- [構造設計方針]の[構造計算]を“<1>許容応力度計算まで”としていた場合であっても、壁梁の断面検定でQsuの算出に用いるPteが2%を超えていないかのチェックを行っていました。
- 壁柱の曲げ断面検定において、[各種計算条件-共通・壁柱断面検定1]の[断面検定位置]を“<1>フェイス位置”としていたとき、壁柱の左右に開口が無い壁柱のフェイス位置をFLの位置としていたため、壁柱の左右に開口が無い壁柱の設計用曲げモーメントの値が節点位置ではなくFLの位置での応力結果となっていました。
- 出力部
- [出力詳細設定]の“断面検定”タブにある「短梁の出力を省略する」の項目名を「断面検定しない壁梁の出力を省略する」に変更しました。
- [壁柱応力表(詳細)]の出力で、Qの値が正負逆となっていました。
- 基礎形式を“べた基礎”、応力解析方法を“立体解析”としていた場合で、[各種計算条件-基礎計算]の[接地圧]で[採用支点反力]を“<1>応力解析結果”、[計算方法]を“<2>フレームごと”、[直交部分の考慮]を“<1>する”と指定していると、積雪荷重を考慮していない場合でも、「基礎・地盤」の「CMoQo表」および「接地圧による基礎梁応力」に、積雪荷重の項目が出力されていました。
- [計算結果-出力]の[詳細設定-断面検定]で、「出力指定」を“個別指定[計算No]”としていると、「出力順序」を"階順"としても、フレーム順で出力されていました。
- 入力部
- 支点配置で、配置する支点の初期状態(デフォルト)を、ローラー支点(鉛直固定、水平・回転フリー)からピン支点(鉛直・水平固定、回転フリー)に変更しました。
- [各種計算条件]の[応力解析]および[保有水平耐力3]の「剛床の回転拘束」の項目名を「剛床の回転」に変更しました。
- 作図部
- 2スパン以上にまたがる片持ち床において、片持ち床の端点節点に上下移動の指定があると、3D図で片持ち床が正しく描画されていませんでした。
- コントロール部
- [ツール-オプション-フォルダ]で、物件保存先フォルダをドライブのルートディレクトリ(C:¥やD:¥など)としていた場合に、[ファイル-開く]や[ファイル-名前をつけて保存]において、指定した場所が開かれていませんでした。
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