Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.51 → 新Ver.3.52(VerUp対象Ver.3.40以上)
インターネットダウンロード : 2016/04/11
- ◆変更点
- 計算部
- 架構認識において、[計算条件-構造設計方針-保有水平耐力の算定方法]を“<2>荷重増分解析”としていない場合でも、メッセージ「ERROR :No.24 最下層以外の支点で水平方向固定の指定がされています。」が出力されることがありました。
- 荷重計算において、多スパンにまたがる壁で、かつ節点上下移動などにより壁の高さが均等でない場合に、壁重量が正しく計算できない場合がありました。
- 応力解析において、[計算条件-構造設計方針-解析方法]を“平面解析”とした場合、水平荷重時において、最下層の支点水平反力が正しく計算できていませんでした。
- 応力解析において、[各種計算条件-応力解析-剛域の考慮]を“<2>する”とした場合、壁梁の剛域入り長さが左端と右端で異なるとき、壁梁の中央曲げモーメントが正しく計算できていませんでした(中央曲げモーメントはフェイス(節点)間の中央の値とすべきところ、剛域入り長さを考慮した材長の中央位置の値となっていました)。
- 壁梁の断面検定において、[各種計算条件-応力解析-剛域の考慮]を“<2>する”とし、かつ[各種計算条件-壁梁断面検定1-壁梁(曲げ)-応力採用位置]を“<2>剛域位置”とした場合、壁梁の剛域入り長さが左端と右端で異なるとき、端部曲げモーメントが正しく計算できていませんでした(剛域入り長さを考慮した端部曲げモーメントは、フェイス(節点)位置と中央位置(フェイス間の中央)の曲げモーメントを通る二次曲線から算出しますが、このときの中央曲げモーメントに剛域入り長さを考慮した材長の中央位置の値を採用していました)。
- 壁柱の断面検定の短期設計用せん断力(=QL+ΣMy/h’)の計算において、壁梁が取り付かない場合は壁柱のMyを用いてΣMy/h’を計算すべきところ、壁梁を考慮して(My=0として)計算していました。
- 壁柱の断面検定および終局時の部材検定(せん断耐力の確認)において、[各種計算条件-架構認識1-耐力壁実長の計算方法-端部に配置された直交壁厚を考慮する]のチェックをオフにしている場合でも、直交壁厚の1/2を考慮した壁長さで計算していました。
- 保有水平耐力計算において、[各種計算条件-保有水平耐力2-脆性破壊後の処理-耐力壁:せん断破壊]を“脆性破壊した部材を保持して、解析を続ける”としたとき、脆性破壊部材の不釣り合い力の解除が正しくできておらず、耐力壁にせん断耐力を超える応力が発生することがありました。
- 出力部
- 壁梁の断面検定結果出力において、[計算条件-構造設計方針-保有水平耐力-構造計算]を“<1>許容応力度計算まで”とした場合、引張鉄筋比Pteが2.0%を超えているのにもかかわらず、メッセージ「WARNING No.20 ##フレーム ##層 ##軸-##軸の梁(No.##)で、Pteが2.0%を超えています。」が出力されていませんでした。
- 壁梁の断面検定結果出力、および[コントロールバー-結果タブ-断面検定-壁梁(水平)]のメッセージ一覧において、梁の長期曲げモーメントが下端引張となるとき、メッセージ「WARNING No.26 梁(No.####)で引張り鉄筋断面積がRC規準3条 4.(1)の値を下回っています。(必要at=###mm2)」が出力されていませんでした。
- 結果出力[構造計算プログラムの運営状況-エラーおよびワーニング一覧]において、[計算条件-構造設計方針-保有水平耐力-構造計算]を“<1>許容応力度計算まで”とした場合、引張鉄筋比Pteが2.0%を超えている壁梁があるのにもかかわらず、メッセージ「Warning No.807 Pteが2.0%を超える壁梁があります。」が出力されていませんでした。
- 結果出力[基礎・地盤-接地圧図-X方向転倒接地圧、Y方向転倒接地圧]の出力において、X方向加力時はY方向フレームが負担する床割り図、Y方向加力時はX方向フレームが負担する床割り図を表示すべきところ、逆方向のフレームの床割り図を表示していました。
- 結果出力[保有水平耐力-終局時の部材検討-壁梁の検討]において、[各種計算条件-保有水平耐力4-終局時の検討-直交加力時の検討]のチェックをオフにした場合、X方向フレームの壁梁の[加力方向]は“X正”“X負”と表示すべきところ、右端は“Y正”“Y負”と表示していました。また、Y方向フレームの壁梁の[加力方向]は“Y正”“Y負”と表示すべきところ、右端は“X正”“X負”と表示していました。
- 結果出力[保有水平耐力-破壊形式]において、[構造計算方法-保有水平耐力の算定方法]を“<1>総曲げ抵抗モーメント”とした場合、1層の壁梁の破壊形式はすべて未ヒンジ部材となるべきところ、壁脚部に接続しない壁梁についてはヒンジが発生していました。
※保有水平耐力の結果には影響しません。出力のみの不具合です。 - 梁せいが[各種計算条件-応力解析]で入力した値未満の壁梁は断面検定を行わないのにもかかわらず、引張鉄筋比Pteが2.0[%]を超えた場合、[コントロールバー-結果タブ-断面検定-壁梁(水平)]と結果出力[構造計算プログラムの運営状況-エラーおよびワーニング一覧]に以下のメッセージを出力していました。
- 結果タブ[断面検定-壁梁(水平)]
WARNING: No. 20 ### フレ-ム, ### 層, ### 軸 - ### 軸 の梁(No.###)で、Pteが#.##%を超えています。(#.###%) - 結果出力[構造計算プログラムの運営状況-エラーおよびワーニング一覧]
Warning No.807 Pteが2.0%を超える壁梁があります。
- 結果タブ[断面検定-壁梁(水平)]
- 入力部
- メニューバーの[計算条件-外力分布係数X方向、Y方向]をクリックしても入力画面が開きませんでした。
- [床面積の直接入力]は階毎の入力となりますが、[メニューバー-計算条件-床面積の直接入力]から入力画面を開いた場合、層毎の入力になっていました(入力した値は、入力した層の上階に考慮されていました)。 ([コントロールバー-計算条件-床面積の直接入力]から入力画面を開いた場合は階毎の入力になっていました)
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『Super Build/WRC 計算内容解説書』
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