Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.53 → 新Ver.3.54(VerUp対象Ver.3.40以上)
インターネットダウンロード : 2019/09/18
- ◆変更点
- 計算部
- 複数階に連続してセットバックがあるフレームに開口を配置したとき、セットバックではない側で開口の位置をそろえると、同じ位置に節点が重複し、解析モデルを正しく認識できませんでした。
- フレームの途中で壁が配置されていない箇所があり、その部分に隣接する開口がある場合、小開口とはならない開口が、誤って小開口と判断され、壁の分割が行われないことがありました。
- 同一階同一フレーム内で起点の節点から同じ距離に開口があるとき、荷重計算処理が終了しないことがありました。
- 凹形の床に小梁が配置されている場合、荷重計算中に不正終了することがありました。
- 一度フーチングを入力した後にベタ基礎に切り替えた場合、誤ってフーチング重量を考慮していました。
- 直交壁厚を考慮した壁実長の計算において、直交フレームとの角度が直角ではないとき直交壁厚の長さはフレームとの角度で投影すべきとこころ、正しく投影できていませんでした。
- [個別詳細設定]の支点の回転について、回転(X)と回転(Y)の方向を入れ替えて計算していました。
- 壁梁および基礎梁の断面検定において、短期許容せん断力Qasを計算する際、[材料-鉄筋]で入力したせん断補強用の短期許容応力度を用いるべきところ、引張および圧縮用の値を用いていました。
- 耐震壁のせん断補強筋比の検討において、各階の壁量が標準壁量よりも大きい場合、必要せん断補強筋比ps1は標準せん断補強筋比psoに係数(指定により Lwo・to/aw または Lwo/Lw)を乗じた値としますが、壁量が標準壁量以下でも係数を乗じていました。
- 短期(転倒時)接地圧の計算において、全転倒モーメントを算出する際、最下層は水平力に水平震度を乗じるべきところ、標準せん断力係数を乗じていました。
- 接地圧計算において、微小に傾いたフレームに出隅があるとき、長期の接地圧が0になることがありました。
- 直交方向を考慮するベタ基礎の接地圧の計算において、当該フレーム上に支点の両側に耐震壁のない基礎梁が取り付くとき、直交フレーム耐力壁の負担軸力の1/2を考慮できていませんでした。
- [各種計算条件-偏心率・剛性率・層間変形角-ps0+⊿τ/wft]を"する"としたとき、ペントハウスはpso、⊿τの求め方がないため横補強筋比ps>ps2=pso+⊿τ/wftの検討を行いませんが、壁柱の断面算定において、一般階と同じく横補強筋比とps2の検討を行っていました。
- 増分解析時(降伏判定時)の耐力壁の終局曲げ耐力Muの算定において、以下の誤りがありました。
- ・引張鉄筋断面積Σatに、引張側端部より壁厚tまたは0.1lのうち大きい数値の範囲にある縦筋を考慮していませんでした。
- ・耐震壁の中間部にある縦筋断面積の和Σawの算定において、直交壁が接続する場合は、直交壁内法間の範囲内にある縦筋を集計すべきところ、壁全長の範囲内にある縦筋を集計していました。
- ・耐震壁の両端に直交壁が接続する場合、l'は直交壁の中心間距離とすべきところ、[各種計算条件-保有水平耐力1-耐震壁-直交壁の考慮]を“しない”としたとき、壁長さの0.9倍の値としていました。
- ・耐力壁の曲げ耐力に関係する軸方向力Nwt(接続する直交壁の長期軸力の0.25倍)が正しく計算できていませんでした。
- 終局時の耐震壁の検討において、終局曲げ耐力Muの計算で以下の誤りがありました。
- ・Muを計算する際、耐力壁の曲げ耐力に関係する軸方向力Nwt(接続する直交壁の長期軸力の0.25倍)を考慮していませんでした。
- ・Nwtによる偏心モーメントMeの符号が逆になる場合がありました。
- 出力部
- 出隅に出の長さよりも短い片持ち梁が取り付くとき、メッセージWarning No.39「小梁が負担する荷重がどこにも伝達されていません。」が出力されていました。
- 結果出力「建築物の構造設計概要-部材リスト-壁リスト」において、縦筋・横筋の 配筋に2種類の鉄筋を組み合わせて使う場合、材料または材料2に標準鉄筋材料以外を入力したとき、材料2が出力されていませんでした。
- 結果出力「設計方針と使用材料-使用材料-コンクリート-コンクリート材料」において、表の下に「鉄筋コンクリートの単位重量はコンクリートの単位容積重量γに1kN/m3を加算します。」を出力するようにしました。
- 壁柱断面算定において、出力決定ケースの判定にせん断応力度が含まれていませんでした。
- 最下層に壁梁が配置されている物件において、立体解析で[基礎計算-接地圧-採用支点応力]を"応力解析結果"、[計算方法]を"一様分布"としたとき、壁梁のせん断力を支点反力考慮しますが、メッセージWARNING No.11「最下層に基礎梁出ない梁が配置されています。当該梁のせん断力は支点反力に考慮されません」が出力されていました。
- [各種計算条件-架構認識1-水平力を負担しない壁]で“壁厚が規定値未満”にチェックをつけたとき、終了時ErrorメッセージNo.13「最小壁厚未満の壁があります。」を出力しないようにしました。
- 作図部
- 立面図の寸法線に表示されるスパン長について、平面図に合わせ小数第1位で四捨五入するようにしました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『WRC』計算内容解説書
- 『WRC』出力内容解説書
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