Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.54 → 新Ver.3.60(VerUp対象 : Ver.3.40以上)
インターネットダウンロード : 2020/07/30
- ◆機能アップ
- 「壁式鉄筋コンクリート造設計・計算規準・同解説(2015年12月)」(以下、計算規準2015)を参考に、以下の対応を行いました。
- ・ 入力項目[構造設計方針-基づく基・規準]の選択肢に“<4>壁式鉄筋コンクリート造設計・計算規準[2015]”を追加しました。
- ・ 耐力壁の断面二次モーメントの計算において、[基づく基・規準]を<4>とした場合、直交壁による協力幅を以下のようにしました。(計算規準2015 解8.2.5式)
ba1,ba2 = 0.1×l (lは耐力壁長さ) - ・ 壁梁の曲げ補強筋の検定において、[基づく基・規準]を<4>とした場合、計算規準2015 表9.7.1の規定を確認するようにしました。(計算規準2015[9.7.1])
- ・ 耐力壁のせん断補強筋比の検定において、[基づく基・規準]を<4>とした場合、計算条件の指定にかかわらず、せん断補強筋比の下限値ps1の計算式は ps1= pso×Lwo×two/aw としました。(計算規準2015[9.4.2])
- ・ 壁梁および耐力壁の断面検定において、[基づく基・規準]を<4>とした場合、終局せん断設計は、総曲げ抵抗モーメントによる保有水平耐力計算を行う場合のみ検討するようにしました。(計算規準2015[10.5.1.4][10.5.2.4])
- ・ 結果出力メッセージの出力要件について、[基づく基・規準]を<4>とした場合、計算規準2015の計算フローに対応しました。
- ・ 入力項目[構造設計方針-基づく基・規準]の選択肢に“<4>壁式鉄筋コンクリート造設計・計算規準[2015]”を追加しました。
- 荷重増分解析による保有水平耐力の計算において、構造特性係数Ds値を直接入力できるようにしました。
- ◆変更点
- 計算部
- 偏心率計算時の重心位置の計算において、フレーム外雑壁で[重量の伝達先]を“自立壁にする”とした場合、当該階と当該階より上階に存在するフレーム外雑壁の重量を考慮すべきところ、当該階の重量のみ考慮していました。また、フレーム外雑壁の単位容積重量は鉄筋コンクリート重量(コンクリート重量+1[kN/m3])を用いるべきところ、コンクリート重量を用いて重心位置を計算していました。
- べた基礎の接地圧による基礎梁応力において、検討する基礎梁の直交方向に基礎梁のみとり付く場合、せん断力の計算方法に誤りがありました。基礎梁の両端・中央のモーメントから曲線を求め、その傾きからせん断力を計算するようにしました。
- 出力部
- 結果出力「設計方針と使用材料-使用材料-コンクリート-コンクリート材料」において、最下層の床のコンクリート材料が出力されない場合がありました。
- 結果出力「偏心率・剛性率・層間変形角-計算条件」において、せん断補強筋の検討のps1算定式で“pso”が欠落していました。
- 結果出力「構造計算プログラムの運営状況-エラーおよびワーニング一覧」において、ねじり剛性が0となる階が存在する場合、ワーニングメッセージ「No.613 ねじり剛性が0になっている階があります。」を出力すべきところ、出力していませんでした。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『WRC』機能解説書
- 『WRC』計算内容解説書
- 『WRC』出力内容解説書
- 『WRC』CSV結果出力の内容
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