Super Build/WRCアップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.60 → 新Ver.3.61(VerUp対象 : Ver.3.40以上)
インターネットダウンロード : 2021/08/02
- ◆機能アップ
- 荷重増分解析において、コンクリートのひび割れによる剛性低下を考慮できるようにしました。
- ・ 入力項目[各種計算条件-保有水平耐力1]に、ひび割れに関する計算条件を追加しました。
- ・ 結果出力に「ひび割れ耐力表」と「ひび割れ応力表」を追加しました。
- ・ 結果出力「部材応力図」および「破壊形式図」において、ひび割れが発生した箇所にひび割れ記号を表示するようにしました。
- ・ 作図(立面図)において、ひび割れが発生した箇所にひび割れ記号とひび割れ発生時のステップ数を表示できるようにしました。
- ・ 計算結果CSV出力において、「ひび割れ耐力」と「ひび割れ応力」を追加しました。
- ・ 入力項目[各種計算条件-保有水平耐力1]に、ひび割れに関する計算条件を追加しました。
- ◆変更点
- 計算部
- 耐力壁の剛性計算において、[各種計算条件-剛性計算-壁柱-直交壁によるIの考慮]を“協力幅による”とした場合、協力幅ba1、ba2を計算する際のa1、a2(ba1≦a1/4、ba2≦a2/4)は、並列する隣接部材までの内法スパン長さとすべきところ、通り心間距離を用いていました。また、計算した協力幅ba1、ba2が直交壁の長さ(開口端までの距離)を超えるとき、ba1、ba2は直交壁の長さとすべきところ、計算値をそのまま採用していました。
- 部材耐力計算において、壁柱の終局曲げ耐力Muおよび終局せん断耐力Quを計算する際、壁厚tと0.1ℓ(ℓは壁長)の大きい方の値(直交壁がある場合は、さらに直交壁厚さを差し引いた値)の範囲内にある壁縦筋を引張鉄筋断面積atに含めますが、この範囲内にある縦筋を重複して計算していました。また、終局時の検定における壁柱のMuについても同様に、縦筋を重複して計算していました。
- 荷重増分解析における重心位置の層間変形角の計算について、下階の剛床の回転による変位を差し引いて計算するようにしました。
- 作図部
- 平面図において、片持ち床同士が隣接する場合、片持ち床が描画されない場合がありました。
- 3D図において、節点の上下移動により1つのスラブが波打つように配置された場合、正しく描画されないことがありました。
- [作図設定-表示設定-各種設定-壁(および壁梁)]で、平面図や立面図の“線分相対オフセット”および“内分位置”が保存・読込に対応していませんでした。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『WRC』機能解説書
- 『WRC』計算内容解説書
- 『WRC』出力内容解説書
- 『WRC』CSV結果出力の内容
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注意事項
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