「S&Uセミナー2022 『SS7』の実例紹介」アンケート集計結果

2022年6月23日に「S&Uセミナー2022 『SS7』の実例紹介」をオンラインで開催しました。当日は560名以上の方にご参加いただきました。セミナー終了後にアンケートをお願いしたところ、341名の参加者からご回答をいただきました。
この場をお借りして厚くお礼申し上げます。 いただきました貴重なご意見・ご要望は、今後の構造設計者向けセミナーの品質向上に活かし、スタッフ一同努力してまいります。

登壇者

  • 広い生産設備空間を確保した鉄骨造トラス梁2階建て工場(森 祐哉 氏)
  • 内部に立体倉庫を2機有するS造5階建て工場(田村 徳隆 氏)
  • 両方向ブレースラーメン構造のS造2階建てクリニック(金山 美登利 氏)
  • 狭小地のレシプロカルフレームによるPRC造13階建てビル(安藤 耕作 氏)
  • 兵庫県神戸市灘区のお寺本堂の再建計画 構造を鉄骨造に!(前川 忠弘 氏)

アンケート集計結果

セミナーの満足度

89%のお客様が満足またはやや満足と回答

【Q】印象に残った理由(登壇者ごと)

広い生産設備空間を確保した鉄骨造トラス梁2階建て工場(森 祐哉 氏)

  • 『SS3』でのトラス梁入力は、断面性能の入力ということで、実状とはやや異なると思っていました。『SS7』では実状通りに入力できるということで、ぜひ採用したいと思います。
  • トラス構造での入力方法の概要が理解できました。上弦材が従属層・下弦材が仮想階・束材がダミー柱そしてラチス材がブレースで入力しているところが参考になりました。
  • 外周地中梁のみで内部地中梁なしがコストダウンにつながるところが印象に残りました。
  • 説明が分かりやすく、建物形状や、モデル化の根拠、ダミー層の便利さなども良く分かりました。

内部に立体倉庫を2機有するS造5階建て工場(田村 徳隆 氏)

  • モーダルアナリシスを用いたAiの計算は参考になりました。普段あまり使用していない『DynamicPRO』をもう少し利用した設計を行っていきたいと思います。
  • 独特の形状をしている中で、偏心率が小さくできていることに興味を持ちました。
  • 最上階Aiの再考について、とても興味深く拝聴させていただきました。BIMプログラムの連携方法なども大変参考になりました。
  • BIMソフトでボルトや鉄筋をRevitに持ってくる裏技がとても勉強になりました。

両方向ブレースラーメン構造のS造2階建てクリニック(金山 美登利 氏)

  • 意匠設計実現のために真摯に向き合う姿勢には構造設計を行う者として感銘を受けました。
  • ブレースの掛け方に制約がある中、圧縮、引張ブレースを使い分けてうまく配置されていることに感心しました。
  • 『SS7』とMidasの比較、『SS7』がない場合どうやって設計していたかなど、『SS7』で実施できたこと、また優れていたと考えていたことが発表の中で紹介されていたため分かりやすかったです。
  • ブレースの使い方や検討の流れが分かりやすかったです。施工写真、パース、『SS7』を比較しながら見られたので、イメージがしやすかったです。

狭小地のレシプロカルフレームによるPRC造13階建てビル(安藤 耕作 氏)

  • PRC造13階建てビルについては、この形状の建物にも『SS7』が対応できるところに驚きました。
  • 変形敷地において、変断面柱を持つ高層PRC構造とした構造計画に驚きました。また、『SS7』とMidasとの比較検討等で2つのソフトを用いてユニークな架構モデルを解いたことに感服致しました。
  • レシプロカルという言葉の意味が分からなかったが、PC鋼線を使うと今回のような建物が設計可能になるということが大変興味深かった。安藤氏に師事していろいろ学びたいです。
  • 柱型を四隅に配置せずにフレームを成立させ、構造的・建築的に合理的かつ、ファサード等においても特色のある建物となっており、レシプロカルフレームという構造に興味を持った。

兵庫県神戸市灘区のお寺本堂の再建計画 構造を鉄骨造に!(前川 忠弘 氏)

  • 鉄骨造のお寺が珍しかった。
  • 剛床解除や節点の同一化など数値を交えた考え方のため理解しやすかったです。

【Q】印象に残った理由(全体)

  • 『SS7』による解析方法だけに限らず、構造計画上のポイントを説明いただき印象に残った。今後も構造デザインを工夫した建物を取り上げて継続的にセミナーを開催してもらいたい。
  • 他の構造事務所の設計に触れることが少なくとても良い刺激となりました。単発ではなく定期的に開催されさまざまな事務所様の講演が聴けたら嬉しく思います。また、Zoomチャットでは匿名で発言できた方がよりにぎやかな会になるのではと考えます。
  • 複雑な建物形状について『SS7』の自由度を活かしたモデル化を行っている点や、他ソフトとの検討比較まで行っている点が大変参考になりました。
  • このようなセミナーでは構造の概念的な話で終わってしまうものが多い中、具体的にどのように計画を進めて解析を進めていったか、図面とモデルを交えて進めていただけたので、大変参考になりました。
  • 実務経験が少ないので、こういう実例紹介はすごくためになりました。考え方ややり方をしっかり説明していて大変分かりやすかったです。
  • 地方のため、あまり大きな建物にたずさわることが少ないです。建物規模が同程度なので、どのように設計を行っているか勉強になりました。

【Q】ご意見・ご感想

  • 実際の建物の設計を例にあげていただいたのはとても新鮮でした。なかなか他社さんの設計状況までは知ることができないので、今後も継続して開催していただきたいです。
  • 今回の事例のように実務で出てきそうな建物とそうでない建物の事例を見せてもらうことで見識が広がり、そして想像力を膨らませることができたので有意義な時間となりました。
  • 今回の設計の事例はとても参考になり、『SS7』の使用可能範囲が私を含め他のユーザーさんたちのスキルアップにもなると思いますので続けていただきたいのと適判の対応事例等も業務に役立つと思いますので多少の有料になるとしても検討していただければと思います。
  • 実例紹介は『SS7』の解析実例を拝見でき、設計者様の解説をお聞きすることができて、大変有意義でした。また、Web視聴によるセミナーは、遠方から会場へ行く必要もなく時短になり、登壇者の方の画面共有による説明が分かりやすくて良かったです。Zoomのチャット機能による質問も良かったと思います。またこのような実例紹介のWebセミナーがあれば参加させていただきたいです。
  • 実際に設計した案件を題材にして、どのようにモデル化したか、課題をどのように処理したかを設計者から聞けるのは有意義だと思います。次回がありましたら、若い社員にも聞いてもらいたいと思いました。

【Q】年齢

年代別グラフ

【Q】所属

所属グラフ

弊社は、これからもお客様の声に耳を傾け、ソフトウェア開発やサービス向上に取り組んでまいります。今後とも末永くご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

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2022年9月27日

ユニオンシステム株式会社
営業部 部長 池田 智昭

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