『Super Build®/SS7』Ver.1.1.1.19 リリースのお知らせ
一貫構造計算ソフトウェア『Super Build®/SS7』Ver.1.1.1.19をリリースしましたので、お知らせいたします。
機能アップ項目は、以下のとおりです。
機能アップ項目
『Super Build®/SS7 Op.床版ブレース置換』と『Super Build®/SS7 Op.バージョン選択』は標準機能としました。
『Super Build®/SS7 Op.床版ブレース置換』
- 入力した建物の床を等価なせん断剛性を持つブレースに置換することで、床の変形を考慮した検討が簡単に行えます。
『Super Build®/SS7 Op.バージョン選択』
- 過去にセットアップしたバージョンに切り替えて起動することができます。
『Super Build®/SS7 Op.Python実行』の機能を追加しました。
- 『Super Build®/SS7 Op.Python実行』は、一貫構造計算ソフトウェア『Super Build®/SS7』の機能をPythonで作成したプログラムから実行するオプションソフトウェアです。
※『Op.Python実行』は今後有償機能とする予定です(価格未定)。
『Super Build®/SS7 Op.木造ラーメン』
- 木質部材を用いた建物について、保有水平耐力の計算に対応しました。
- 梁、柱の燃えしろ面を個別指定できるようにしました。
- 木質壁の壁倍率の上限を5.0から99.9に変更しました。
『Super Build®/SS7 Op.免震部材』
- 『SS21/3D・DynamicPRO』と共通の免震装置データベースを構築し、登録済みの免震装置を読み込んで使用できるようにしました。
- 株式会社免制震ディバイス「錫プラグ挿入型積層ゴム」を免震装置のデータベースに追加しました。
マウス入力について以下の改善を行いました。
- [7.1.柱(柱脚)]、[7.2.大梁]、[7.9.片持梁]、[7.11.小梁]の[断面-断面図]タブで、断面入力できるようにしました。
- 表形式(建物グリッド)入力を平面図上で操作できるようにしました。
結果作図について以下の改善を行いました。
- [Alt+←][Alt+→]のショートカットキーで階、フレームを切り替えられるようにしました。
- [剛域長さ、細長比、剛度増大率、横補剛、剛域(線)の詳細設定を追加しました。
- 節点の接地状態を表示できるようにしました。
- 応力図において、「作図設定-組合せ」の表現を変更しました。
- 応力図において、変位図・変位値の凡例を追加しました。
- プロパティで、ブレースの構造心間長さを確認できるようにしました。
3D図について以下の改善を行いました。
- 視点情報を保存する機能を追加しました。
- 解析結果メッセージの該当箇所を矢印で示すようにしました。
鋼構造許容応力度設計規準による許容曲げ応力度を用いて、S部材の断面検定ができるようにしました。
- [2.5.断面算定条件-2.5.4.S部材-1.曲げ材の許容応力度]で選択できます。
応力の割り増しに関して以下の改善を行いました。
- [12.7.設計応力の割り増し]の個別指定で、設計応力の割り増しを無視する指定ができるようにしました。
- 鉛直ブレース(任意配置)に対して、設計応力の割り増し・設計応力の直接入力ができるようにしました。
- シート出力「6.6.地震時の柱の応力割増率」を追加し、柱の応力割増率の詳細を確認できるようにしました。
鉄筋についてJIS G3112の2020年度改定に対応しました。
- 鉄筋材料に「SD295」を追加しました。
- 異形鉄筋の周長を変更しました。
せん断補強筋にD19を使用できるようにしました。
RC部材の断面算定に用いた値を確認できる出力を追加しました。
- シート出力「7.5.断面情報-7.5.1.RC梁」、「7.5.断面情報-7.5.2.RC柱」を追加しました。
RC柱梁接合部の終局時の検定における、柱有効せい係数を個別指定できるようにしました。
- [12.5.1.RC・SRC接合部の形状]で個別指定できるようにしました。
梁または柱の曲げ終局耐力の計算において、H形鋼のウェブを考慮するかを個別指定できるようにしました。
- [15.7.曲げ耐力のウェブ考慮]で個別指定できるようにしました。
剛性率計算用の階高を直接入力できるようにしました。
- [11.3.剛性率用階高の補正]で直接入力できるようにしました。
名称が重複しているデータを計算前に確認できるようにしました。
- [解析指定]ボタンをクリックしたとき、名称が重複するデータがあればメッセージを表示しました。
JFEスチール株式会社「JBCR295」「JBCR385」の冷間成形角形鋼管に対応しました。
JFEシビル株式会社「二重鋼管座屈補剛ブレース」の評定更新に対応しました。
岡部株式会社・旭化成建材株式会社「ベースパック」「セレクトベース」のブレース偏心、支圧抵抗の検討に対応しました。
コトブキ技研工業株式会社「ジャストベース」の評定更新に対応しました。
アイエスケー株式会社「ISベース」の製品追加に対応しました。
「SABTEC機械式定着RC設計指針2022年版」に一部対応しました。
KH685、KH785に関して、社名の変更に対応しました。
- 旧社名:岸和田金属株式会社
- 新社名:株式会社岸鋼加工
以下の機能は『SS7 Premium』の機能となりました。
Ver.1.1.1.19以降は、『SS7 Premium』ライセンスの取得が必要です。
- 『SS7 Op.固有値解析』
- 『SS7 Op.P-Δ効果』
- 『SS7 Op.杭応答変位法』
- 『SS7 Op.複数起動』
ご不明な点がございましたら、弊社営業支店または販売代理店 までお問い合わせください。
2023年8月30日改訂
ユニオンシステム株式会社