Super Build/BF1アップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.23 → 新Ver.3.24(VerUp対象3.10以上)
インターネットダウンロード : 2010/12/15
- ◆機能アップ
- "SS3データとの連携で使用"とし、『SS3』で[5.3積雪荷重-積雪荷重の考慮]を"<3>考慮する(多雪区域)"と選択している場合、『BF1』でべた基礎として計算した「接地圧による基礎梁応力」の結果を『SS3』の「基礎梁の追加応力」へリンクできるようにしました。
なお、『BF1』では組合せケースにより基礎梁応力を計算し、『SS3』へリンクする際に各ケースの結果に分離しています。『BF1』の計算で固定+積載荷重によって浮き上がりが発生した場合は、組合せケースの結果を分離できないため、「接地圧による基礎梁応力」の結果はリンクできません。 -
- 『SS3』[5.3 積雪荷重]
- [杭の水平力]に[水平力の作用角度]を追加し、杭頭曲げモーメントの作用方向が指定できるようにしました。
"SS3データとの連携で使用"とし、[水平力]をリンクするとした場合、『SS3』の[2.3応力計算条件-2.外力の作用角度θ]を『BF1』の[水平力の作用角度]へリンクします。 -
- 『SS3』[2.3 応力計算条件]
- "SS3データとの連携で使用"とし、[基礎梁断面]をリンクするとした場合、基礎梁の符号数の合計が99以内であれば、『BF1』の[基礎梁符号]に『SS3』の[12.3梁符号と配筋]で入力した符号名をリンクするように変更しました。
ただし、基礎梁の符号数の合計が99を超える場合は、従来どおり[6.2部材形状登録-梁]の登録Noを『BF1』の[基礎梁符号]にリンクします。
既存データの場合、[SS3データの再読込]で[基礎梁断面]にチェックを付けて再読み込みをすると[基礎梁符号]が更新されます。 -
- 『SS3』[12.3 梁符号と配筋-配筋入力]
- "SS3データとの連携で使用"とし、[伏図データ配置-基礎梁-杭頭曲げ直接入力]を入力している場合、[基本事項-本プログラムの使用目的-杭の水平抵抗]の指定にかかわらず、「杭頭曲げによる基礎梁応力」の結果を『SS3』の「基礎梁の追加応力」へリンクするようにしました。
- ◆変更点
- 計算部
- パンチングの検討において、杭が1本のときは許容せん断力Qpaを常に「他の杭と破壊面が重なる場合」の式で計算していました。「通常の場合(他の杭と破壊面が重ならない場合)」の式で計算するように修正しました。
- 場所打ち杭の支持力計算において、指針が「東京A」および「東京B」、杭工法が「その他の工法」のとき、杭径(拡底杭径)が1.5mを超えると杭径長さ比による低減値を0にしていました。
- 『SS3』において、風荷重をX、Yのどちらか片方向だけ考慮し、[基礎関連-BF1の利用方法-断面算定時におけるBF1の計算処理]を"<2>する"と指定して基礎梁への追加応力を『BF1』で一連計算させたとき、『SS3』の基礎梁への追加応力のうち風荷重時および地震時の基礎偏心による応力と杭頭曲げモーメントによる応力が不正な値になっていました。
- フーチングの断面算定において、杭基礎が3本杭の正三角形タイプで隅切り有りの場合、Qa算定時の基礎幅の計算に誤りがありました(△または▽のときY方向、◁または▷のときX方向の基礎幅)。
- 『SoilBase2008』において一軸圧縮強度(qu)の直接入力がないとき、qu=12.5Nで計算し、平均一軸圧縮強度に上限値を考慮していましたが、各層(各深度)ごとで上限値を考慮するようにしました。
- 支持層の深さが層の切り替わりの位置をごくわずか(数mm程度)に超えている場合に、既製杭の[中杭]や[下杭]の断面算定が行われない場合がありました。
- 杭の中間部範囲が"0"以外なら杭の中間部の下端が[杭先端位置]を超えているとき、杭の中間部範囲が"0"なら杭の頭部の下端が[杭先端位置]を超えているとき、「杭長データが不正」とメッセージを出力しますが、一致しているときも演算誤差によりメッセージが出力される場合がありました。
- ベタ基礎の検討において、軸力が0になるとき、計算中にエラー終了していました。
- ベタ基礎の検討において、柱が1本も取り付かない床グループが存在するとき計算中にエラー終了していました。
- 多雪区域の場合、『SS3』からリンクされる終局時の軸力に"δ2×S"が加算されていませんでした。
- 出力・作図部
- 伏図作図、結果出力【支持力検定比】および【ベタ基礎の接地圧検討】において、基礎床グループ形状の描画で、境界線が一部描かれない場合がありました。
- 【杭の許容支持力(地盤情報)】の杭先端N値の出力において、[先端N値の採用範囲]を"0D0D(杭先端)"としたとき、平均したN値を採用しているような表になっていたため、先端N値を採用していることが明確な表に変更しました。
- 結果出力【杭の負担せん断力】において、[地盤データ登録-kh分布]の指定によって演算誤差が影響し、出力される値が変わることがありました。
- 基礎姿図の出力において、基礎底面が浅い場合など、基点からGLまでの距離などの文字が基礎の図に隠れるときがありました。
- 入力データ-既製杭リストの出力において、杭登録の中杭および下杭が赤色(初期値)で表示されるとき、入力した杭リストが出力されませんでした。
- [杭登録-支持力計算-地盤データ-地盤データの詳細設定-コンクリート自重から排土重量を減じた値を採用する]のチェックを入れた場合、「杭の許容支持力-引き抜き力計算結果」において、排土重量を考慮した杭自重を出力していました。
- リンク部
- PH階や地下階がある限界耐力計算のデータや、損傷限界時で検討していない荷重ケースがある限界耐力計算のデータを読み込むと、[SS3データの採用方法-水平力-損傷限界耐力を水平力として採用する]にチェックを付けたとき、[杭の水平力-直上階の水平力]が正しくリンクされない場合がありました。
- "SS3データとの連携で使用"において、積雪荷重の考慮"<3>考慮する(多雪区域)"でBF1データの新規作成した後、"<1>考慮しない"または"<2>考慮する(一般の場合)"に変更した場合、『SS3』の「4.16 基礎梁追加応力表」の「杭頭モーメントによる応力」に結果が正しく反映されなくなっていました。
- [基本事項-基本条件-終局時の検討を行う]をチェックしていると、[SS3データの再読み込み]で、『SS3』の[1 基本事項-11.構造心とのずれ]を読み込んでいませんでした。
- 入力部
- べた基礎で、[伏図データ配置]の入力画面で何もデータ変更を行わずに[OK]または[更新]ボタンを押した場合、[基礎床グループデータの登録]の入力画面に表示される「Lx」および「Ly」が、跳ね出し長が考慮されない寸法に変わっていました。
- その他
- 『BF1』終了時に時間が掛かっていたのを改善しました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。
詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。- 『BF1 解説書』
- 『BF1 データリンク 解説書』
※以前は、[杭の水平抵抗]にチェックを付けていないと、『SS3』の「基礎梁の追加応力」へリンクされませんでした。
---[END]---
注意事項
- 本ソフトウェアをご使用になる前に、ソフトウェア使用許諾契約書をよくお読みください。ご使用になった時点で、ソフトウェア使用許諾契約書に同意されたものとさせていただきます。
- アップデートを実行する前に、他のアプリケーションソフトを終了してください。また、更新内容を必ずご一読ください。
- インストール手順は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面上の指示にしたがってインストールを完了してください。
- ダウンロードファイルは、公開日に『Symantec AntiVirus』でウイルスチェックを行い、安全を確認しております。
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、左のバナーをクリックしてダウンロード(無償)してからご覧ください。