Super Build/BF1アップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.25 → 新Ver.3.26(VerUp対象3.10以上)
インターネットダウンロード : 2012/05/16
- ◆機能アップ
- [基礎床グループ登録-偏心(転倒)モーメント]に[転倒M補正]の入力を追加し、支点位置で計算していたベタ基礎の偏心(転倒)モーメントについて、入力した距離とせん断力を乗じた値を加算して基礎底位置の偏心(転倒)モーメントを計算できるようにしました。
距離に“0”を入力すれば、これまでどおり支点位置で計算します。 - [基本事項-SS3データの採用方法]において、[柱の寄り(構造心のズレ)]を[柱の寄り]と[構造心のズレ]に分離し、それぞれ“転送しない”“転送する”を指定できるようにしました。また、[ファイル-SS3データの再読込]メニューにおいて、更新する項目の[柱の寄り(構造心のズレ)]を[柱の寄り]と[構造心のズレ]に分離し、それぞれ更新するか指定できるようにしました。
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- 『SS3』Ver.1.1.1.19以下では、『SS3』の[13.10 BF1の利用方法-2.BF1データ更新項目]において、[柱の寄り]の指定項目はありますが、[構造心のズレ]の指定項目はありません。
- [柱の寄り]をチェックしたとき、『BF1』の[基本事項-SS3データの採用方法]において、[柱の寄り][構造心のズレ]のうち“転送する”と指定している項目が更新されます。
- [柱の寄り]をチェックしなかったとき、[柱の寄り]および[構造心のズレ]は更新されません。
- ※『SS3』Ver.1.1.1.20において、[13.10 BF1の利用方法-2.BF1データ更新項目]の[柱の寄り]と[構造心のズレ]を分離し、更新する項目をそれぞれ指定できるようにする予定です。
- ◆変更点
- 計算部
- 杭の支持力計算において、洪積層の始点位置(『SoilBase2008』の入力値)と層の境界位置が同じ場合、演算誤差により直下の層の摩擦が無視されていました。
- 杭の支持力計算において、[杭登録-支持力計算-地盤データ]で[杭先端]を直接指定したとき、先端N値の採用範囲のみに換算N値の上限値を考慮していました。
- 既製杭の支持力計算において、設計指針を“告示”、杭工法を“打込み”としたとき、上限値に誤りがありました。
換算N値の上限 Ns算定用の各深度におけるN値の上限 誤 100 50 正 上限なし 30 - 杭基礎の断面算定において、[基本事項-本プログラムの使用方法]を“各計算を単独使用”とし、[杭基礎形状-形状タイプ-杭配置]を“Y並び”(長方形Y、二列Yなど含む)としているとき、X、Y方向の偏心距離を取り違えて計算していました。
- 場所打ち鋼管コンクリート杭の断面算定において、「KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭」(耐震杭協会)を参考にコンクリートの許容圧縮応力度の値を変更しました。
長期[N/mm2] 短期 変更前 FC/4.0かつ8以下 長期の2倍 変更後 FC/4.0 長期の2倍 - フーチングに曲げを考慮した杭基礎の支持力検討において、[基本事項-本プログラムの使用方法-ケースの設定]の[短期として検討するケース-水平力ケース]で負値(負加力を表す)を入力しても、Y方向の水平力ケースの場合は正加力時の結果となっていました。
- [基本事項-本プログラムの使用方法]が“各計算を単独使用”で、かつ[地盤登録-即時沈下の算定条件-即時沈下の算定方法]が“ボーリングデータ(層毎)”のとき、下記のように誤った出力結果となっていました。
- 【直接基礎の即時沈下結果】の「隅角部沈下量」:“---”
- 【直接基礎の即時沈下量(地盤情報)】の「隅角部沈下量」の合計:“0.000”
- 【直接基礎の即時沈下結果】の「基礎中心沈下量」:前に出力した基礎も含めた沈下量の合計
- 【直接基礎の即時沈下量(地盤情報)】の「基礎中心沈下量」の合計:前に出力した基礎も含めた沈下量の合計
- ベタ基礎の接地圧や偏心(転倒)モーメントの計算において、床組を分割する際に微小な断面があると、不正な結果となったり、保護エラーが発生することがありました。
- 出力部
- 杭データの支持力計算の「地盤データを採用する際の条件」の出力において、改ページが正しく行われず、出力の途中で文字が切れる場合がありました。
- 【既製杭の接合部断面選定】の出力において、短期水平力のケース数が1つしかなく、かつ必要Pg = 0と選定されたとき、「設計Md1」「必要鉄筋比Pg」「必要主筋量」は "----" と出力すべきところ、「設計Md1」を出力していました。
- 周囲に布基礎が配置されていない支点があるデータで、「支持力検定比」の“表(全ケース)”を出力すると、実行時エラーが発生していました。
- 連スパンの基礎梁が存在するとき、[結果-直接基礎の断面算定]の画面を表示するとエラー終了する場合がありました。
- 【ベタ基礎の断面算定】を代表部材で出力するとき、基礎床符号の中で最も小さいNo.の基礎床パネルの曲げ検定比が0になっていると、その基礎床の結果が出力されませんでした。
- リンク部
- 地盤No.を変更してから軸力を上書きリンクしたとき、長期(L)以外の軸力が 0 になる場合がありました。
- 入力部
- [基本事項-本プログラムの使用目的]において、[偏心及び杭頭曲げによる基礎梁応力計算(杭基礎用)][偏心による基礎梁応力計算(独立基礎用)][接地圧による基礎梁応力計算(布基礎、ベタ基礎)]のデフォルト値を変更しました。
- 変更前)【オフ】
- 変更後)【オン】
- [基本事項-基本条件-フーチングに曲げを考慮する]にチェックしたときの[基本事項-ケースの設定]において、長期として検討するケースの[曲げ考慮]のデフォルト値を変更しました。
- 変更前)【考慮なし】
- 変更後)【XY両方向】
- [基本事項-本プログラムの使用方法]を“SS3データとの連携使用”にした場合、[SS3データ内容の更新]のメッセージログで項目名の後ろに表示される(比較チェックのみ)が誤って表記されるときがありました。
- [杭登録-支持力計算-地盤データ]の“杭先端N値”~“粘性土Lc”のすべてを直接入力した状態で[杭登録]を更新すると、誤ってエラーメッセージ「(3)杭の負の摩擦力の検討 入力データ不正」を出力していました。
- [基本事項-基礎の種類]で“ベタ”が選択された状態で、[基本事項-基礎形式]を“直接基礎”から“杭基礎”に変更したとき、メニュー[出力-土質柱状図と基礎姿図]および、ツールバー[土質柱状図と基礎姿図]ボタンが指定できなくなっていました。
- [基礎床グループ登録-偏心(転倒)モーメント]で直接入力したMx, Myの値がすべて負値のとき、直接入力した値が考慮されず、自動計算が行われていました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。
詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。- 『BF1 解説書』
- 『BF1 データリンク解説書』
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