Super Build/BF1アップデートファイル
更新内容
旧Ver.3.28 → 新Ver.3.29(VerUp対象3.10以上)
インターネットダウンロード : 2013/10/17
- ◆変更点
- 計算部
- 中杭と下杭の杭径が異なるとき、既製コンクリート杭の杭体の許容圧縮耐力Naが正しく計算できていませんでした。
- 場所打ち鋼管コンクリート杭の断面算定において、[杭登録-フーチング-埋込]を0とすると実行時エラーが発生していました。また、場所打ち鋼管コンクリート杭の保有耐力計算において、基礎スラブへの埋め込み長さに[杭登録-フーチング-埋込]の入力値を採用するようにしました。これまでは常に0.2mとしていました。
- 杭基礎の断面算定において、[杭基礎形状-形状タイプ-隅切]を“有”とし、かつ柱の面が杭基礎の面が一致する場合、付着長さの計算に用いる基礎の長さを0として計算していました。
- 『SoilBase』のデータを用いた場合のN値の計算において、N値の深度で最も浅い位置が1mより深く、かつ、基礎底より深いとき、その深度を含む土層のN値が正しく計算できていませんでした。また、N値の深度が土層の境界にあると、N値の計算から除外される場合がありました。
- 『SoilBase』のデータを用いた場合の水平地盤反力係数khの計算において、『SoilBase』の[基本データの編集-基点-設計GL]で小数点以下3桁目([mm]の桁)に“5”と入力したとき、液状化の低減係数βが読み込まれず、khの値が正しく計算されませんでした。
- 浮き上がりが生じる基礎パネルの接地圧計算において、[基礎床グループ登録-偏心(転倒)モーメント-最小要素サイズ]が大きいと、浮き上がりを考慮していない偏心モーメントと断面2次モーメントより接地圧を算出する場合がありました。
- 出力部
- 入力データ出力「基本事項-ケース設定-<長期軸力ケース>,<短期軸力ケース>,<終局時軸力ケース>」において、表の途中で改ページされた場合、“No.”が“1”に戻っていました。
- [基本事項-本プログラムの使用方法]を“各計算を単独使用”とし、[杭の水平力-水平力の数]を1、かつ[地盤登録-khの分布と算定方法-khの分布]を“2層地盤”または“ボーリングデータ(khを層毎)”とした場合、[杭配置-杭に作用する軸力-固定度]に0.001~0.999の値を入力していると、計算結果「杭の水平時応力」または「杭の水平時応力図」を出力する際に実行時エラーが発生していました。
- 計算結果「杭基礎の断面算定」において、短期設計支持(引抜)力の値が常に長期設計支持(引抜)力の2倍の値で出力されていました。
- [オプション-動作設定]で[データ保存時に、基礎データのCSV出力を行う]をオンにしている場合に出力されるCSVファイルにおいて、[杭基礎形状-へりあき]を負値で入力していると、有効へりあき(正値)に変換して出力しますが、杭面までの距離とすべきところ杭芯までの距離としていました。また、[杭基礎形状-杭間隔-Py]を正値で入力していると、[杭基礎形状-杭間隔-Px]で入力した値を出力していました。
計算や結果出力は問題ありませんでした。 - [基礎登録-支持力計算-設計支持力-設計qas]が0になっていると、「布基礎の断面算定」を出力する際に実行時エラーが発生していました。
- 軸振れによって床周りの複数の節点がほぼ一直線上にある場合(一直線上ではなく、微小にずれている場合)、演算誤差により床割り計算が行えず、エラーメッセージ「基礎スラブの接地圧荷重計算エラー」が表示されることがありました。
- 作図部
- 作図「杭の応力図・変位図」において、[基本事項-本プログラムの使用目的]で“杭の水平抵抗”および“杭の支持力計算”がオンの場合で、かつ[杭登録-支持力計算-地盤データ]と[伏図データ配置-支点位置]の地盤Noが異なり、[杭登録-支持力計算-地盤データ]の地盤NoにおけるGLから基礎底面までの深さの方が大きいとき、杭の下側に余計な図が描画されていました。
- [地盤登録]で登録していない地盤を[伏図データ配置-支点位置-地盤No]で登録し、作図「基礎梁の応力図」で地盤符号を表示すると実行時エラーが発生していました。
- 作図「基礎断面図」の接地圧において、基礎の各辺について端部の一方の接地圧が0の場合、接地圧分布図が描画されませんでした。
- 入力部
- 高解像度のディスプレイ(横の画素数が2560ピクセル程度以上)やマルチディスプレイを使用し、『BF1』の画面の幅を大きく(2200ピクセル程度以上)していると、以下の操作で実行時エラーが発生していました。
- データを開くとき
- データを変更し、[更新]ボタンをクリックしたとき
- 『SS3』データの再読み込み
- 入力可能な小数桁数より多い小数桁数を入力すると、画面では四捨五入して入力可能な小数桁数で表示していますが、入力した桁数で保存し、計算に用いていました。画面で表示される値を保存し、計算に用いるようにしました。
- (例)[伏図データ配置-柱-オフセット]で“87.5mm”と入力すると、画面では“88mm”と表示されますが、“87.5mm”で計算していました。“88mm”で計算するようにしました。
- [基本事項-ケース設定]において長期・短期・終局時の検討ケースに登録していない軸力ケースが存在するとき、[基本事項-基本条件]の“フーチングに曲げを考慮する”をオンにすると実行時エラーが発生していました。
- ベタ基礎の場合、[基礎床登録-形状-スラブ厚]に『SS3』の[部材形状登録-床(小梁なし)-スラブt]をリンクしますが、[部材形状登録-床(小梁なし)-スラブt]が“0”のとき、または、[部材形状登録-床(小梁なし)]の入力方法が“T.L”のときはスラブ厚をリンク(更新)しないようにしました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。
詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。- 『BF1 解説書』
---[END]---
注意事項
- 本ソフトウェアをご使用になる前に、ソフトウェア使用許諾契約書をよくお読みください。ご使用になった時点で、ソフトウェア使用許諾契約書に同意されたものとさせていただきます。
- アップデートを実行する前に、他のアプリケーションソフトを終了してください。また、更新内容を必ずご一読ください。
- インストール手順は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面上の指示にしたがってインストールを完了してください。
- ダウンロードファイルは、公開日に『Symantec AntiVirus』でウイルスチェックを行い、安全を確認しております。
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、左のバナーをクリックしてダウンロード(無償)してからご覧ください。