SS21/3D・DynamicPROアップデートファイル
更新内容
旧Ver.1.1.10.1 → 新Ver.1.1.11.1
インターネットダウンロード : 2023/12/20
- ◆機能アップ
- 全般
- 『SS7』Ver.1.1.1.19のデータに対応しました。
ただし、以下の制限があります。- 『Op.木造ラーメン』により保有水平耐力計算を行った木質部材を含む物件データに対応しましたが、木質部材は常に弾性として扱い、履歴特性の指定はできません。
- MSモデルで計算を行った物件データはリンクできません。
- 杭基礎で上部下部一体モデルで計算を行った物件データはリンクできません。
- 『SS7 Op.免震部材』と共通の免震装置データベースを構築し、登録済みの免震装置を読み込んで使用できるようにしました。
また、以下のメーカー製品を免震装置データベースに追加しました。- ブリヂストン「高減衰ゴム系積層ゴム」
- 免制震ディバイス「錫プラグ挿入型積層ゴム」
- JFEシビルの「二重鋼管座屈補剛ブレース」「制振間柱」について評定更新に対応しました。
- 免制震ディバイスの「錫プラグ挿入型積層ゴム」について評定更新に対応しました。
- 免制震ディバイスの「錫プラグ挿入型積層ゴム」について、引張剛性を圧縮剛性の1/30から1/10に変更しました。
- 日鉄エンジニアリング「球面すべり支承」において、以下の変更を行いました。
- 繰返し依存の上限時ばらつき値を以下のように変更しました。
・中摩擦タイプ:-20% → 0%
・低摩擦タイプ:-5% → 0% - 温度依存性によるばらつきの計算で、温度依存式によると20℃のときにわずかに1.0となりませんが、20℃のときは1.0としました。
- 繰返し依存の上限時ばらつき値を以下のように変更しました。
- リンク元の一貫計算の物件データ情報(名称・バージョン・結果セット・計算日時など)を確認できるようにしました。
※旧バージョンの『3D・DynamicPRO』物件データを開いた場合には、一部空欄となります。
空欄の箇所は、物件データを開く際に一貫計算データの再読込をしていただくことで更新されます。 - 『3D・DynamicPRO』を複数起動できるようにしました。同時起動数に上限はありません。
- 計算部
- S・CFT造(バイリニア)の柱曲げに対して、軸力による骨格曲線の変動を考慮することで、軸力相関を考慮した計算に対応しました。
- 骨格曲線を直接指定できるようにしました(柱曲げ・柱せん断・梁せん断・耐震壁曲げ・耐震壁せん断)。
- 応答解析の最大同時計算数を10から16に変更しました。
- 免震層の指定変位での固有値解析時に、“ばらつき”を指定して計算できるようにしました。
- 水平ブレースの非線形に対応しました。
- 応答解析において、応答解析の順番を解析ステップ数の多いケースの順番に並べ替えてから計算を始めることができるようにしました。
- 応答解析において、あるケースが終わったときにそのケースがエラー終了だった場合、残りの計算中のケースはすべて中断させることができるようにしました。
- 入力部
- [1.2.部材特性(メーカー)-1.2.6.錫プラグ挿入型積層ゴム]において、「設定温度-標準時、下限時、上限時」の下限値を“-20”から“-10”に変更しました。
- [1.3.部材特性(SS7データ)-1.3.1.免震支承材]において、引張剛性Kt/Kcを確認、変更できるようにしました。
- [1.5.部材配置-1.5.4.制振用ダンパー(壁・間柱・ブレース)]において、シアリンク型のダンパー基数の入力に対応しました。
- [3.2.固有値解析・応答解析共通条件]において、“動的自由度”の項目を「固有値解析」と「応答解析」とでそれぞれ指定できるようにしました。
- 作図部
- 結果作図-全体エネルギーの時刻歴において、各項目を個別表示とするか、累積表示とするか指定できるようにしました。初期状態では累積表示とします。
- 結果作図-応答履歴ループにおいて、以下の項目を追加しました。
- 柱:M-N
- 柱:Mx-My
- 耐震壁:M-N
- 木質壁:Q-δ
- 結果作図-時刻歴応答において、以下の項目を追加しました。
- 木質壁-せん断力
- 木質壁-せん断変形
- 木質壁-エネルギー
- 出力部
- CSV出力において、SS7データ製品諸元に関する以下の項目を追加しました。
- SS7データ環境温度
- CSV出力において、水平ブレースに関する以下の項目を追加しました。
- 水平ブレース骨格曲線
- 水平ブレース骨格曲線(任意配置)
- CSV出力において、木質壁に関する以下の項目を追加しました。
- 木質壁最大応力
- 木質壁応答履歴
- 木質壁時刻歴エネルギー
- アニメーション
- アニメーションの作図上に、再生速度の表示をするようにしました。
- ◆変更点
- 計算部
- 免震支承材の取り付く節点がダミー梁のみでつながっているなど完全に独立していた場合、かつ剛床仮定が成立するとき、免震層のX方向およびY方向の自由度には考慮されていましたが、θz方向の自由度には考慮されていませんでした。
- 中間層免震の免震下部が免震上部の上側に存在するとき正しく認識できず、エラーメッセージ(X0190)が出力されることがありました。
- 中間層免震が最上階に取り付き、上部構造が存在しないような場合に、計算中に不正終了していました。
- 中間層免震でかつ免震支承材の層の上側・下側ともにダミー層だったときに指定変位時の固有値解析中に不正終了していました。
- 固有値解析条件で、中間層免震のモデル化を上部下部分離としたとき、免震上部と免震下部との分離が正しく行えず、不正終了することがありました。
- 柴田・若林モデルにおいて、履歴モデルの制限を超える場合にはX0659のメッセージを出して計算を止めるようにしました。
- 減衰タイプが初期剛性比例型減衰または瞬間剛性比例型減衰だった場合で、かつ、免震支承材が配置されていて、かつ、片持梁が配置されているとき、片持梁剛性による減衰が正しく計算できていないことがありました。
- 作図部
- 結果作図-応答履歴ループ、時刻歴応答において、表示設定ダイアログの操作の改善をしました。
表示設定ダイアログが閉じられるまでは、層・部材の種類ごとに、直前に選択していた内容を保持するようにしました。 - 結果作図-応答履歴ループにおいて、層のQ-δで、横軸が変位ではなく層間変形角になっていました(Ver.1.1.10.1のみの現象です)。
- 結果作図-応答履歴ループにおいて、柱M-θ(Y方向)の骨格曲線の描画で、負側の剛性低下率が考慮できていませんでした。
- 結果作図-時刻歴応答において、床版のせん断応力度のときの最大値設定ダイアログで“N/mm2”の単位の表示が欠けることがありました。
- 3D図の表示設定において、「制振用ダンパー」を非表示にすると、免震用ダンパーも一緒に非表示になっていました。
- 出力部
- 出力指定のダイアログにおいて、入力データー免震・制振部材-部材配置-免震支承の寄りの禁止状態が、入力画面と一致せず、常に指定ができるようになっていました。
- CSV出力の「柱最大応力(曲げ)」において、θ(X-)の出力桁数が少なくなっていました。θ(X+)と同じ桁数にしました。
- アニメーション
- アニメーション再生中にツールボタンが押せなくなることがあったのを改善しました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは各解説書の更新履歴を参照してください。
- 『導入・基本操作編』
- 『入力編』
- 『出力編』
- 『計算編』
- 『CSV出力編』
- 『振動アニメーション編』
- 『登録済み製品リスト』
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Ver.1.1.1.1 → Ver.1.1.10.1 更新内容
注意事項
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