Super Build/SS3アップデートファイル
更新内容
旧Ver.1.1.1.34 → 新Ver.1.1.1.35(VerUp対象Ver.1.1.1.5以上)
インターネットダウンロード : 2015/01/14
- ◆機能アップ
- 旭化成建材(株)、岡部(株)製「ベースパック」の以下に対応しました。
- CFT専用の「CF3シリーズ」およびCFT対応ベースパック仕様
- □150~300に対応したベースパック仕様のモデルチェンジ「Ⅰ型Vシリーズ」
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- 「Ⅰ型Vシリーズ」の受注開始は2015年1月末を予定しています。
詳細につきましては、岡部(株)、旭化成建材(株)にお問い合わせください。
- 「Ⅰ型Vシリーズ」の受注開始は2015年1月末を予定しています。
- [5.2 積載荷重]の最大登録数を30から99に増やしました。また、[6.8 床(小梁なし)]において、“L.L-No”に入力できる積載荷重登録Noの最大値を30から99に変更しました。
- [解析と結果出力]画面のチェックボックス[32.解析・出力後に出力画面表示]の名称を[解析結果]に変更し、新たにチェックボックス[メッセージ]を追加しました。
[メッセージ]にチェックをつけた場合、解析後に発生したエラーファイル(SS3.ERR、BF1FG.ERR、HOYU.ERR、GENKAI.ERR)を表示します。 - 柱のせん断補強筋において、X方向とY方向で異なる鉄筋径または種別を入力した場合、剛性計算時にERROR No.124を出力するようにしました。
「ERROR:No.124 ### 階,### 軸,### 軸で、柱のせん断補強筋にX・Y方向で異なる鉄筋径または種別を入力した。」 - 梁・柱のせん断補強筋において、適用範囲外となる高強度せん断補強筋の鉄筋径を入力した場合、剛性計算時にWARNING No.448、449を出力するようにしました。
「WARNING:No.448 ### 層,### フレーム,### 軸で、梁のせん断補強筋に適用範囲外となる鉄筋径を入力した。」
「WARNING:No.449 ### 階,### 軸,### 軸で、柱のせん断補強筋に適用範囲外となる鉄筋径を入力した。」
- ◆変更点
- 計算部
- 【断面算定】
- S梁の断面算定において、ハンチ付き部材の場合は端部とハンチ端で応力度比が大きい方の結果を出力しますが、[7鉄骨鋼材登録-7.4ハンチ付部材]でハンチ位置(柱面からハンチまでの距離)を0としたとき、ハンチが無いものとして扱うにもかかわらず、柱面位置をハンチ端として計算し、端部とハンチ端(柱面位置)で応力度比が大きい方の結果を出力していました。
- S造露出柱脚の断面算定において、柱脚に作用する軸力が圧縮の場合で、かつe=(D/6.0+dt/3.0)となるとき、解析中にフリーズしていました。
- 【部材耐力計算】
- 一つの節点に10回以上の隅切りが指定されており、かつブレースが1つでも配置されている節点に柱脚が配置されている場合、部材耐力計算で不正終了することがありました。
- 【必要保有耐力】
- 部材種別の判定(必要保有水平耐力計算)において、未崩壊部材の崩壊形に至る曲げモーメントの余裕度αMを計算する際、αMの上限値を(Qmu-QL)/QM(柱はQmu/QM)としますが、Ds算定時の応力QMが0のとき、上限値が不正な値となり、αMが正しく計算されない場合がありました。
- 構造計算書
- 構造計算書「7.4.1 短期荷重時断面検定比図(地震荷重時)」において、柱のせん断検定比が短期Y方向正加力時で最大となる場合、かつ断面算定計算条件で一軸曲げを指定したとき、柱脚と柱頭の検定比を逆にして出力していました。
- 出力部
- 結果出力「水平力分担」におけるフレームの層間変位δについて、δは当該階(柱頭部)の剛床の節点変位の平均と、その剛床の範囲に含まれる柱脚部の節点変位の平均の差としますが、多剛床が存在し、当該階の柱頭側節点と柱脚側節点で剛床の種類(主剛床、副1剛床、副2剛床)が異なる場合、δが正しく計算されていませんでした。(誤って、異なる種類の剛床に含まれる節点変位を含めていました)
また、脚部側の変位は、当該階(柱頭部)の剛床の範囲に含まれる柱脚部の節点変位の平均を採用すべきところ、当該階と同じ種類の剛床内に含まれるすべての節点変位の平均を用いていました。 - 一つの節点に10回以上の隅切りが指定されており、かつブレースが1つでも配置されている節点に柱脚が配置されている場合、柱脚の断面算定結果出力で断面算定結果が出力されないことがありました。
- 柱脚の断面算定結果出力において、ジャストベース(JEⅠ型)を使用した場合、保有耐力接合の検討と限界軸力の検討を共に満たさないとき、αMpc値の横に“*”が表示されていませんでした。
- 柱脚の断面算定結果出力において、ベースパックのコンクリート柱型断面のサイズに誤りがありました。
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製品名 (誤) (正) H2512-09F2 62* 44 66* 46 H2517-11F2 62* 44 66* 46 H2525-14F2 63* 53 66* 55 H2525-14F2Q 64* 54 66* 55 H2525-14F3 66* 54 68* 55 216-13F2 52* 52 54* 54 216-16F2 52* 52 54* 54 216-10F3 49* 49 54* 54 216-13F3 49* 49 54* 54 267-13F2 58* 58 59* 59 267-09F3 54* 54 59* 59 267-13F3 56* 56 58* 58 318-09F3 60* 60 61* 61 318-13F3 60* 60 61* 61 318-19F3 68* 68 69* 69 355-10F3 68* 68 70* 70 355-13F3 68* 68 71* 71 406-10F3 74* 74 75* 75 406-13F3 74* 74 76* 76 406-16F3 75* 75 76* 76 457-10F3 76* 76 79* 79 457-13F3 78* 78 80* 80 508-10F3 84* 84 86* 86 - 柱脚の断面算定結果出力において、スーパーハイベース、ハイベース・エコ、クリアベース、ハイベースNEOを使用した場合、本来、M/Ma'、M/Mu'を出力するべきところ、M/Ma、M/Muを出力していました。
- 柱脚の断面算定結果出力において、CFT柱を使用した場合で、かつ[12.6 柱脚形状-柱脚形式]でS造露出を選択したとき、WARNING No.30を出力するようにしました。
「WARNING:No.30 保有耐力接合の判定における柱Mpc は鉄骨部分のみの耐力で計算します。」 - 柱脚自動設計の根巻き柱脚の断面算定結果出力において、記号説明の“α”を削除しました。
- 結果出力「7.4 せん断設計(3)終局せん断耐力の再計算」、「7.14 クライテリアの検討(1)終局せん断耐力の再計算」において、塑性理論式を採用した場合の梁・柱のタイトルに「kN/cm2」の単位を追加しました。
- 終了時メッセージの出力において、ジャストベース(JEⅠ型)を使用した場合で、軸力が限界軸力を超えたとき、誤って以下のワーニングメッセージ(No.811、812)を出力していました。
「811 ルート1-2 またはルート2 の柱脚の検討で設計フローの条件を満たしていません。」
「812 ルート3 の柱脚の検討で設計フローの条件を満たしていません。」 - マウス入力
- マウス入力の平面図において、雑壁を軸振れしたフレーム上に配置した場合、傾いた雑壁の長さを考慮せず描画していたため、雑壁の右側に不要な壁を描画していました。
- マウス入力の平面図において、小梁の始点または終点が節点上にあると、小梁が描画されない場合がありました。また、小梁が描画されない状態でその小梁より次数の高い小梁があると、床組が赤く描画されていました。
- 入力部
- [4.1 標準使用材料-2.鉄筋]、[4.3 鉄筋]の入力データを変更した場合、剛性計算から再計算となるようにしました。
- 作図部
- 3D作図において、積雪荷重を考慮したデータで[5.3 積雪荷重-積雪荷重の考慮]を“<1>考慮しない”に変更し、荷重計算から再計算すると、3D作図[解析結果-荷重ケース指定]で積雪が指定でき、再計算前の積雪による応力が出力されていました。
- 3D作図の断面算定結果において、柱のせん断検定比が短期Y方向正加力時で最大となる場合、かつ断面算定計算条件で一軸曲げを指定したとき、柱脚と柱頭の検定比を逆にして作図していました。
- CSVファイル入出力
- CSV結果出力の「せん断設計 塑性理論式の各係数(梁)」、「せん断設計 塑性理論式の各係数(柱)」のτbの単位の表記に誤りがありました。
誤)「kN/mm2」 正)「kN/cm2」 -
- 2015/02/03に追加しました。
- その他
- 以下の3項目は『Super Build/RC診断2001』で『SS3』データを利用した場合の変更点です。
- ・『RC診断2001』でのフレーム面内雑壁の認識において、片側スリットが指定された無開口の壁は、スリットを指定した柱面から壁中央位置までをフレーム面内雑壁として認識すべきところ、認識していませんでした。
- ・『RC診断2001』でのフレーム面内雑壁の認識において、壁厚が12cm未満の場合はフレーム面内雑壁として認識すべきではありませんが、壁長さが45cm以上ある場合、認識していました。
- ・壁に複数の開口を配置した場合で、かつ、包絡方法を“包絡しない”と指定したとき、[2.1剛性計算条件-9.RC・SRC梁柱の剛性計算-考慮する腰壁・垂壁・袖壁の厚さ]で指定した壁厚未満の腰壁・垂壁を、『RC診断2001』の柱の内法高さの計算に考慮していました。
- 以下の3項目は『Super Build/RC診断2001』で『SS3』データを利用した場合の変更点です。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『SS3 導入・基本操作編』
- 『SS3 マウス入力』
- 『SS3 入力編』
- 『SS3 計算編』
- 『SS3 出力編』
- 『SS3 CSVファイル入出力』
- 『SS3耐震壁,柱脚の自動設計 解説書』
- 『SS3限界耐力 計算編』
- 『SS3限界耐力 出力編』
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注意事項
- 本ソフトウェアをご使用になる前に、ソフトウェア使用許諾契約書をよくお読みください。ご使用になった時点で、ソフトウェア使用許諾契約書に同意されたものとさせていただきます。
- アップデートを実行する前に、他のアプリケーションソフトを終了してください。
- インストール手順は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面上の指示にしたがってインストールを完了してください。
- ダウンロードには、IDとパスワードが必要です。対象者は、『Super Build 総合メンテナンス』ご契約者様です。
- ダウンロードファイルは、公開日に『Symantec AntiVirus』でウイルスチェックを行い、安全を確認しております。
- 対象バージョンは、『SS3』Ver.1.1.1.5以上、『ライセンスマネージャ』Ver.3.11以上です。
ご使用の『SS3』、『ライセンスマネージャ』のバージョンをよくお確かめの上、ダウンロードしてください。
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