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Super Build/SS3アップデートファイル

更新内容

旧Ver.1.1.1.37 → 新Ver.1.1.1.38(VerUp対象Ver.1.1.1.5以上)
インターネットダウンロード : 2015/12/21

◆機能アップ
「下水道施設耐震計算例-処理場・ポンプ場編-2015年版(日本下水道協会)」の「8.既設構造物に対する耐震性能2'の照査例」を参考に、以下の機能アップを行いました。
  • RC柱の終局曲げ耐力について、「コンクリート標準示方書 設計編」(土木学会)の式により計算できるようにしました。
    コンクリート標準示方書
  • [解析結果の出力]において、一次設計時の地震荷重時応力を弾塑性解析により計算した場合、「[5]応力解析結果」で[破壊形式]を出力できるようにしました。 解析結果の出力
  • [CSVファイル入出力]の解析結果出力において、一次設計時の地震荷重時応力を弾塑性解析により計算した場合、[応力解析結果]で[破壊形式]を出力できるようにしました。
    [応力解析結果]で[破壊形式]を出力
  • [CSVファイル入出力]の解析結果出力において、[断面算定結果]の項目を追加し、断面情報と算定位置の応力を出力できるようにしました。 [断面算定結果]の項目を追加
  • [CSVファイル入出力]の解析結果出力において、[応力解析結果-Q-δ曲線]、[保有水平耐力結果-Q-δ曲線]、[安全限界時-Q-δ曲線]の出力項目に“絶対変位[cm]”を追加しました。
高強度せん断補強筋SPR785を用いた柱において、ヒンジが発生し、かつ軸方向応力度が0.35Fcを超えた場合、[せん断設計]の計算中に以下のWARNINGメッセージを出力するようにしました。 「WARNING: No. 48 ### 階,### 軸,### 軸 で,SPR785を使用した柱において軸方向応力度が0.35Fcを超えているため、副帯筋が必要です。」
◆変更点
計算部
【荷重計算】
節点移動により床組が時計回りに90度回転したとき、基準大梁の指定を“<0>なし”(絶対座標軸に平行)以外として、X方向に配置した小梁の位置が正しく認識されず、「ERROR: No.54 床組のスパン長が実スパンを越えている。」が出力されていました。
【断面算定】
二軸曲げを考慮したRC柱の断面算定において、一本部材の指定がある場合、QL,QS,QW,QE,QD,QAL,QASは、QDが大きい方の位置の値を出力すべきところ、常に柱頭の値を出力していました。
【部材耐力計算】
[12.5.1 壁] または[12.5.2 垂・腰・袖壁]の“ピッチ”に0を入力した場合、部材耐力計算でエラーメッセージを出力して解析を止めるべきところ、メッセージが出力されず、不正な耐力結果となっていました。
【限界耐力計算】
損傷限界固有周期を固有値解析で計算し、「ERROR: No.41 # 階の水平剛性が正しく計算できないので固有値解析できません。」とエラーメッセージが出力される場合、再度解析をすると同じエラーメッセージが出力されるべきところ、誤った固有値解析結果を行い、エラーメッセージの内容が変わったり、解析が流れたりすることがありました。
出力部
結果出力[2.5概算軸力-接地圧]において、「底面積」の小数部を3桁から2桁に変更しました。
入力部
[剛性計算条件-3.梁・柱 Aの計算方法-Aの計算方法] 画面上の説明文を以下のように修正しました。
変更前)
せん断変形用と軸力変形用を区別する時,As用とAn用とをそれぞれ入力します。
変更後)
せん断変形用と軸変形用を区別するとき,As用とAn用とをそれぞれ入力します。
作図部
3D作図において、隅切りを指定している場合、隅切り先の支点の状態のみ描画すべきところ、隅切り元と隅切り先の支点の状態を両方描画していました。
CSVファイル入出力
CSV結果出力の「柱曲げひび割れ耐力」において、CFT柱とRC柱(またはSRC柱)が混在した物件データの場合、RC柱(またはSRC柱)のαyの値にひび割れ耐力が出力されていました。
別途計算機能-耐震壁の自動設計
耐震壁の数が999を超える場合、[別途計算機能-耐震壁の自動設計]が起動できない場合がありました。
別途計算機能-機械式定着の検定
梁の定着長さの判定に用いる柱せいを、上下階の小さい方から上下階の大きい方に変更しました。
柱の定着長さの判定に用いる梁せいを、検定方向の最小梁せいから検定方向の最大梁せいに変更しました。
第1層の自動計算に用いるpjwhを、使用材料、接合部の形状にかかわらず0.2%に変更しました。
高強度材料を使用した部材が取り付く接合部に対して、[接合部横補強筋比]に最小規定値(0.3%)未満の値を入力したとき、接合部横補強筋比は0.3%として検定を行っていたのを入力値で検定を行うように変更しました。
梁の出力結果において、出力項目をDjgからjtgに変更しました。
梁の出力結果(留意事項)において、以下の内容を変更しました。
  • 変更前)
    本プログラムでは,基礎梁と一般階の梁との区別をせず,すべて一般階の梁として検定を行う。基礎梁では,SABTEC設計指針14.2節を別途検討する必要がある。
  • 変更後)
    本プログラムにおいて,必要定着長さlaoはSABTEC設計指針8.1節により計算する。基礎梁に関して,SABTEC設計指針14.2節(2)の計算方法は採用していない。
  • 変更前)
    平面的および立面的に見て柱と梁が斜めに取り付く場合,円形断面の柱が取り付く場合,および形状に"*"が付く場合,計算結果の梁主筋の定着長さlagと背面かぶり厚さCbが確保されることを設計図で確認する必要がある。
  • 変更後)
    平面的および立面的に見て柱と梁が斜めに取り付く場合,円形断面の柱が取り付く場合,上下階で柱せいが異なる場合,および形状に"*"が付く場合,計算結果の梁主筋の定着長さlagと背面かぶり厚さCbが確保されることを設計図で確認する必要がある。
柱の出力結果において、出力項目をDjcからjtcoに変更しました。
柱の出力結果(留意事項)において、以下の内容を変更しました。
  • 変更前)
    本プログラムでは,基礎梁に接続する柱と一般階の柱との区別をせず,すべて一般階の柱として検定を行う。基礎梁に接続する柱では,本検定結果の他にSABTEC設計指針14.2節を別途検討する必要がある。
  • 変更後)
    基礎梁に接続する柱では,SABTEC設計指針14.2節を別途検討する必要がある。
  • 変更前)
    平面的および立面的に見て柱と梁が斜めに取り付く場合,円形断面の柱が取り付く場合,および形状に"*"が付く場合,計算結果の柱主筋の定着長さlacと背面かぶり厚さCbが確保されることを設計図で確認する必要がある。
  • 変更後)
    平面的および立面的に見て柱と梁が斜めに取り付く場合,円形断面の柱が取り付く場合,取付く梁せいが異なる場合,および形状に"*"が付く場合,計算結果の柱主筋の定着長さlacと背面かぶり厚さCbが確保されることを設計図で確認する必要がある。
結果出力のnh(接合部横補強筋の必要組数)について、高強度せん断補強筋の使用部材で、採用する断面積に誤りがありました。
  • KSSを用いた場合、丸鋼の断面積を用いていました。
  • リバーボンを用いた場合、UHYの断面積を用いていました。
  • スーパーフープを用いた場合、リバーボンの断面積を用いていました。
柱の検定において、X方向鉄筋とY方向鉄筋の径が異なる場合、隅角部の鉄筋を考慮して両方向とも太い径の鉄筋を用いて検定すべきところ、配置方向の鉄筋で検定していました。
解説書
以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
  • 『SS3 入力編』
  • 『SS3 計算編』
  • 『SS3 出力編』
  • 『SS3 CSVファイル入出力』
  • 『SS3 機械式定着 解説書』
  • 『SS3限界耐力 入力編』
  • 『SS3限界耐力 計算編』

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