Super Build/RC診断2001 Ver2.6(2014)アップデートファイル
更新内容
旧管理番号 004 → 新管理番号 005(VerUp対象 RC診断2001 Ver2 以上)
インターネットダウンロード : 2015/06/22
- ◆機能アップ
- RC柱の鉄筋重心位置の計算において、『SS3』における寄筋の指定と[鉄筋重心位置-柱]のdtyの指定が考慮できるようになりました。
- 『SS3』および『US2(改)』入力データ利用時において、袖壁付柱の反曲点高さの計算方法に仮想仕事法による方法を追加しました。さらに、この計算条件で、3次診断の袖壁付柱の保有せん断力も仮想仕事法による方法で計算できるようになりました。
- 仮想仕事法による計算において、境界梁の曲げ戻し効果などの内力によるモーメントを[袖壁付柱の内力モーメントの追加]の入力項目で補正することができます。
- 『SS3』および『US2(改)』入力データ利用時において、片持ち柱の柱頭の曲げ耐力を0(ゼロ)として扱えるようになりました。
- 『SS3』および『US2(改)』入力データ利用時において、袖壁付柱の反曲点高さを[袖壁付柱の反曲点高さの直接入力]で補正できるようになりました。
- 『SS3』データ利用時において、入力項目[形状指標-平面剛性・断面剛性に関する指標]の"<3>Fesより求める"の計算条件に、『SS3』のFe、Fsの採用条件を設け、雑壁の考慮方法を指定できるようにしました。
- ◆『RC診断2001』のデータを新規で作成する際の注意点
- 『SS3』において[断面算定計算条件-共通事項4]耐力壁水平力負担率による剛節架構の応力割増しの入力により、柱の軸力の割増しを行わないようにしてください。
応力割増し(柱)の軸力に"<1>する"を指定している場合は、データの作成を中断し、メッセージを表示するようにしました。 - ◆変更点
- 計算
- 完全塑性理論に基づくピース断面分割で柱の曲げ終局強度を計算する際、柱の鉄筋重心位置を2倍した長さが柱せいの1/2を超えるとき、エラーメッセージ(ERROR No.85)を出力し、解析を中断するようにしました。
エラーメッセージ(ERROR No.85)の内容は次のとおりです。- 「$$$$ 階 $$$$ フレーム $$$$ 軸 ピース断面分割において、柱の鉄筋重心位置$$$を2倍した長さが柱せいの1/2を超えています。」
- RC造の耐震壁および片側に袖壁が取り付くRC造の袖壁付柱において、解付表2.1-1の算定式で求めた曲げ終局強度が負値となる場合は、曲げ終局強度を0(ゼロ)と扱うべきところ、絶対値を用いていました。
- 3次診断で吹き抜け柱となるRC造の袖壁付柱において、上部でho/Ho>0.75、下部がho/Ho≦0.75となり、各階でF指標が異なる場合、本来、各階のF指標のうち最小となるF指標を採用すべきところ、階ごとで異なるF指標を採用していました。
- 壁の外力分布形の計算において、以下のどちらかで指定した場合、層重量に[建物規模-建物重量の入力方法]"各階重量の追加"で入力した重量を加算していませんでした。
- ・[耐震診断方法-解析条件2]壁の外力分布形で<1>震度逆三角形分布を指定した場合
- ・[耐震診断方法-解析条件2]壁の外力分布形で"指定した外力分布×各階重量を外力分布とする"を指定した場合
- フレーム面内雑壁の認識において、以下の2つの条件を満たす場合、破壊形式を"指定なし壁"とし、保有せん断力を"0"としていました。(Ver.2.61からの不具合です)
- ・[耐震診断方法-解析条件3]フレーム面内雑壁の反曲点高さで、"<2>内法高さを採用する"を指定している。
- ・ フレーム外雑壁の距離を0(ゼロ)と入力し、フレーム面内雑壁として認識している。
- 1次診断時のみを解析する場合で、かつ、[形状指標-平面剛性・断面剛性に関する指標]で"<3>Fesより求める"を選択している場合は、『SS3』の解析状態が「ルート判定」まで未解析であっても解析すべきところ、「ERROR No.24 『SS3』計算結果に「Fe」、「Fs」がありません。ルート判定まで計算して下さい。」のエラーメッセージを出力して解析を中断していました。
- 出力
- 袖壁付柱の反曲点高さに用いるhcoの計算において、[耐震診断方法-解析条件1]袖壁付柱に対する反曲点高さの計算方法で"<1>診断基準式より算定する"を選択したとき、柱の作用軸力が独立柱による軸耐力を超えると、以下のワーニングメッセージを出力するようにしました。
- 「WARNING No.179 $$$$ 階 $$$$ フレーム $$$$ 軸 柱の反曲点高さhcoの算定で、柱頭、柱脚ともMu=0であるため、hcoを0.5hoとします。」
- 「各壁のF指標とQu」の出力において、荷重係数の出力桁数を"整数部2桁、小数部3桁"から"整数部3桁、小数部3桁"に変更しました。
- 入力データの「鉛直部材の直接入力」の出力において、『Op.SRC』ライセンスを取得していないとき、追加壁の種類の出力は、本来、空白とすべきところ、"各層主体構造"と出力していました。
- 作図
- 「立面図」によるヒンジの描画において、袖壁付柱の柱頭に梁が取り付き、かつ、その直上階に独立柱が配置されている場合、梁が降伏しているときにヒンジを描画していませんでした。
- 『US2(改)』データを利用した場合の「立面図」による柱の危険断面位置とヒンジの描画において、指定画面内の"地下階の表示"にチェックを付けていないとき、描画させる座標位置の計算に誤りがあり、正しい位置に柱の危険断面位置とヒンジを描画していませんでした。(Ver.2.61からの不具合です)
- 「立面図」による柱の危険断面位置の描画において、柱頭に取り付く梁が耐震壁の付帯梁だけの場合、柱頭の危険断面位置を描画していませんでした。柱脚も同様です。
- リンク
- 鉄骨梁が柱の左側に取り付いている場合、「WARNING No.115 $$$$ 階 $$$$ フレーム $$$$ 軸 鉄筋コンクリート造柱に鉄骨造梁が取り付いています。」のメッセージが出力されていませんでした。
- 入力
- [耐震診断方法-解析条件1]外力分布による補正係数において、<3>直接入力で利用可能となる入力項目名称を次のように変更しました。
- ・[右辺の係数]から[補正係数]に変更しました。
- ・[補正係数]から開く入力画面のタイトルを"基準(2)~(5)の右辺の係数"から"補正係数"に変更しました。
- [形状指標-平面形状・断面形状に関する指標]で"<1>各項目のグレードの指定"としている場合において、[形状指標]の入力画面を開いて[×]ボタンをクリックしたとき、"グレードの指定"をすべて入力しているにもかかわらず、"「グレードの指定」が未入力です"というメッセージが常に表示されていました。
- [形状指標-平面剛性・断面剛性に関する指標]で、<2>偏心率、(剛/重)比の入力 または<4>直接入力を選択し、かつその選択に応じたデータが未入力のとき、"キャンセル"を押しても、入力操作が終了できない状態でした。
【Super Build/RC診断2001 Op.SRC】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.SRC』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- 計算
- 非充腹形のSRC独立柱のF指標で、以下の3つの条件を同時に満たすとき、SRC診断基準(37)式から計算したF指標を用いるべきところ、常に1.27を用いていました。
- ・柱の軸力比nsが0.5を上回る場合
- ・Rmuが1/150未満となる曲げ柱の場合
- ・sMo/Moが0.3以上となる場合
- 非充腹形のSRC独立柱のF指標で、以下の3つの条件を同時に満たすとき、SRC診断基準(38)式から計算したF指標を用いるべきところ、常に1.27を用いていました。
- ・柱の軸力比nsが0.5を上回る場合
- ・せん断柱の場合
- ・sMo/Moが0.3以上となる場合
- SRC袖壁付柱の曲げ終局強度の算定で、[耐震診断方法-解析条件1]曲げ耐力算定方法[SRC]で"<1>完全塑性理論による手法"を選択したとき、RC部分の軸耐力に壁筋を考慮していませんでした。
- 非埋込み柱脚部を有するSRC柱において、[柱の内法高さの直接入力]で柱脚側の危険断面位置を梁天端より高い位置に変更したとき、直接入力した値を考慮していませんでした。
- 腰壁および垂壁が取り付かないSRC独立柱の危険断面間の採用において、[柱の内法高さの直接入力]の指定で内法高さと有効内法高さが異なるとき、そのSRC独立柱の危険断面間には、有効内法高さを用いるべきところ、内法高さを用いていました。
- 出力
- 入力データの「標準使用材料」の出力において、格子材またはラチス材の降伏点強度をすべて直接入力した場合でも、種別名と降伏点強度を出力する一覧に、"山形鋼"とその強度"294"を出力していました。
- 入力データの「耐震診断方法」の出力において、1ページ内行数を"100"と指定したとき、"Psに梁主筋断面積を考慮"と"曲げ耐力算定用直交壁の考慮"が出力されていませんでした。
- 第2種構造要素の検討に関する出力おいて、SRC柱を有する建物のとき、[耐震診断方法-解析条件4]第2種構造要素の検討方法の指定にかかわらず、常に"<1>検討対象の柱自身で支持し得るか否かの検討まで"とした計算結果を出力していませんでした。
- 「Is算定時にグルーピングした組み合わせ結果」および「耐震性能診断表」の出力において、以下の条件を満たす階でFuが3.0を超えるNr<Nの欄には"---"と出力すべきところ、第2種構造要素となるRC部材の本数を出力していました。
- ・同一階にRC部材とSRC部材が混在し、その階で第2種構造要素となるRC部材が含まれる場合
- 「第2種構造要素の検討が必要な柱部材」の出力において、破壊形式が柱脚部支配型壁のとき、WTの記号を出力していませんでした。
- 以下の出力項目の記号説明において、"QMu+RQoとRQSの比較"の表記を"QMu+RQoとQSuの比較"に変更しました。
- ・「RC梁の諸元」
- ・「梁のせん断力伝達能力」
- ・「直交梁のせん断力伝達能力」
- 以下の出力項目の記号説明において、"QMu+LQoとLQSの比較"の表記を"QMu+LQoとQSuの比較"に変更しました。
- ・「RC梁の諸元」
- ・「梁のせん断力伝達能力」
- ・「直交梁のせん断力伝達能力」
- 『SS3』データ利用時で、メッセージ「ERROR No.75 柱 (No.####)に不正な鉄骨断面が入力されています。」を出力する際、『SS3』側の[(4)柱符号と配筋-2)配筋登録]で符号No.に欠番を用いたとき、エラーメッセージ内のNo.の値が正しく出力されていませんでした。
- 作図
- 「階とIs関係図」において、同一階にRC部材とSRC部材が混在する場合(混合)の必要CT・SD直線は、0.3・Z・Rt・G・Uによる値で描画すべきところ、0.3・Rtによる値で描画していました。
- 「CT-F関係図」の必要CT-F曲線において、SRC造の階の場合、必要CT-F曲線に描画しているIso値が「耐震性能診断表」のIsoと異なっていました。
---[END]---
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