Super Build/RC診断2001 Ver2.6(2014)アップデートファイル
更新内容
旧管理番号 007 → 新管理番号 008(VerUp対象 RC診断2001 Ver2 以上)
インターネットダウンロード : 2017/01/25
- ◆機能アップ
- [柱の内法高さの直接入力]において、既存の「危険断面位置」での入力に加え、「内法高さ」を入力できるようにしました。
- [柱の内法高さの直接入力]で、1次診断用の内法高さに“0.0”を入力した場合、内法高さは“0.0”としていましたが、自動計算値を採用するようにしました。
- 構造品質保証研究所株式会社のSRF工法における部材補強計算で必要となるせん断終局強度のデータの一部をCSV形式のファイルに出力するようにしました。 CSV形式のファイル名は「PLOTEP2.CSV」で、物件データフォルダ内に作成されます。
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- 管理番号008で入力した[柱の内法高さの直接入力]の“1次診断ho”の入力値は、古いバージョン(管理番号008未満)のプログラムで開いた場合、考慮できません。古いバージョンのプログラムで1次診断用の内法高さを再入力する必要があります。
- ◆変更点
- 計算
- 以下の3つの条件を同時に満たすとき、本来123
441、RC造階の診断は可能とすべきところ、エラーメッセージNo.25“検討対象階にSRC造の部材が配置されています。”を出力して解析を中断していました。
- ・『Op.SRC』ライセンスがない場合
- ・上部がRC造階で、下部がSRC造階である物件データの場合
- ・2次診断を行う場合
- 形状指標の重心と剛心の計算で以下の2つの条件を満たすとき、原点からフレーム外雑壁までの距離に構造心のずれを考慮していませんでした。
- ・[形状指標-平面剛性・断面剛性に関する指標 SD2(l・n)]で、“<1>基準式による”を選択した場合
- ・『SS3』の[基本事項1-構造心とのずれ]を指定した場合
- 以下のどちらかの条件を満たす壁の場合、壁板の中央まで腰壁・垂壁があるものとして付帯柱の内法高さを計算すべきところ、腰壁・垂壁を考慮せず梁面位置で内法高さを計算していました。管理番号005以降の不具合です。
- ・壁厚が内法高さの1/30未満の無開口の壁
- ・壁厚が10cm以上、12cm未満の無開口の壁(『SS3』の[2.1 剛性計算条件-9.RC・SRC梁柱の剛性計算-考慮する腰壁・垂壁・袖壁の厚さ]で、“<2>10cm以上”を指定した場合)
- エラーメッセージ(ERROR No.63)が生じる独立柱に対して、[鉛直部材の直接入力]でF指標と破壊形式を直接入力したとき、以下の2つの条件を満たす場合に、直接入力が考慮されず、解析を中断していました。
- ・[袖壁付柱に対する反曲点高さの計算方法]で“<2>仮想仕事法より算定する”を指定した場合
- ・3次診断のみ解析する場合
- 連スパンRC耐震壁のせん断終局強度において、等価壁横筋比pseの上限1.2%の確認は、壁板ごとで確認すべきところ、壁板の枚数で平均したpseを用いて上限を確認していました。そのため、壁板に1.2%を超える等価壁横筋比の配筋を入力した場合は、せん断終局強度が正しく計算されていませんでした。
- フレーム面内雑壁の反曲点高さの計算において、以下の条件をすべて満たす場合、腰壁、垂壁長さを無視して内法高さを計算し、反曲点高さに採用していました。
- ・[耐震診断方法-フレーム面内雑壁の反曲点高さ]で、“<2>内法高さ”を選択している場合
- ・100番部材の柱の左右に取り付く袖壁をフレーム面内雑壁として認識した場合
- ・フレーム面内雑壁の左側、右側ともに実断面の柱が配置されていない場合
- フレーム面内雑壁の反曲点高さの計算において、以下の条件をすべて満たす場合、誤った垂壁長さで内法高さを計算し、反曲点高さに採用していました。
- ・[耐震診断方法-フレーム面内雑壁の反曲点高さ]で、“<2>内法高さ”を選択している場合
- ・100番部材の柱の左右に取り付く袖壁をフレーム面内雑壁として認識した場合
- ・フレーム面内雑壁の上側の梁下面より、下側に構造心が存在する場合
- 3次診断時において、以下の条件を満たす場合、正加力時の検討であっても負加力時の危険断面位置、内法高さを用いて節点モーメントを計算していました。
- ・吹き抜け柱の場合
- ・正加力・負加力で、内法高さが異なる場合
- 作図
- 平面図において、以下の部材の色が正しくありませんでした。
- ・片持ち床組の床と小梁
- ・入隅床組の床と小梁
- ・片持ち床の先端リブ(リブ小梁を負値で配置した場合)
- ・入隅床(先端リブがない場合)
- 「C-F関係図」、「階とIs関係図」において、ウィンドウ右上の最大化ボタンを押したときは、常に全体図表示するようにしました。
【Super Build/RC診断2001 Op.SRC】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.SRC』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- 計算
- 1次診断において、SRC柱に対して[鉛直部材の直接入力]でQuをSI単位で入力したとき、入力されたQuから断面積を計算する際に単位変換で誤りがあり、断面積が1桁大きく計算されていました。
- 単層のSRC耐震壁のせん断終局強度において、以下の2つ条件を満たすとき、梁の主筋と鉄骨を考慮した等価壁横筋比rpseの算定に用いる高さは、当該壁の床位置から梁天端までの高さを採用すべきところ、当該壁の床位置からスパン長以内にある一番上の梁天端までの高さを採用していました。
- ・建物の階数は2階以上で、当該耐震壁を最上階以外に配置した場合
- ・耐震壁のスパン長が、算定している壁の床位置から耐震壁の直上階までの高さよりも長い場合
- 『SS3』の[積雪荷重の考慮]において、<3>考慮する(多雪区域)を指定したとき、柱脚部の引張破壊を考慮したCB指標の算定に用いる“当該フレームにかかる重量”に、積雪荷重による重量を加算していませんでした。
- 出力
- 「SRC柱部材における残存軸耐力のηrと軸力支持能力のηR」の出力において、以下の変更を行いました。
- ・ho/Dの出力項目を削除しました。
- ・鉄骨主材せいは、柱頭と柱脚でX方向、Y方向それぞれを出力するようにしました。
- ・バンドプレート間隔を、柱頭と柱脚に出力するようにしました。
- ・鉄骨で拘束されたコンクリートの強度有効係数を、柱頭と柱脚それぞれで出力するようにしました。
- ・バンドプレートで囲まれたコンクリート断面積を、柱頭と柱脚それぞれで出力するようにしました。
- ・鉄骨主材の断面積にその主材の降伏点強度を乗じた値を、柱頭と柱脚それぞれで出力するようにしました。
- 入力データ出力「柱の内法高さ」において、以下の2つの条件を満たすとき、有効内法高さが出力されていませんでした。
- ・腰壁および垂壁が取り付かないSRC独立柱の場合
- ・[柱の内法高さの直接入力]で有効内法高さ計算用の危険断面位置を指定した場合
- 作図
- 平面図および立面図での「有効内法高さ」の出力において、以下の2つの条件を満たすとき、有効内法高さが出力されていませんでした。
- ・腰壁および垂壁が取り付かないSRC独立柱の場合
- ・[柱の内法高さの直接入力]で有効内法高さ計算用の危険断面位置を指定した場合
- 立面図でのSRC柱の危険断面位置において、[耐震診断方法-袖壁を考慮する長さの下限値]の指定により袖壁を考慮しなかった場合、危険断面位置は腰壁垂壁のフェイス位置からDo入った位置を示すべきところ、腰壁垂壁のフェイス位置を示していました。
- 階とIs関係図において、以下の3つの条件を同時に満たすとき、描画する階のIs値は、本来、TYPE(Ⅰ)からTYPE(Ⅳ)までのIsのうち最大のIsを描画すべきところ、TYPE(Ⅲ)とTYPE(Ⅳ)の最大のIsを描画していました。
- ・1次診断の場合
- ・Is値を描画する階の柱は、すべてSRC部材である
- ・Is値を描画する階には、雑壁が配置されている
【Super Build/RC診断2001 Op.3次増分】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.3次増分』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- 計算
- 『US2(改)』結果データ利用時に「WARNING No.207 直接入力された鉄筋の降伏点強度を採用します。」が常に出力されていました。
- 『US2(改)』の[9.6.8 耐震壁の終局せん断耐力]の入力で連スパン耐震壁の全域にわたってQuを直接入力していない場合、『US2』でせん断破壊していない壁であっても、『RC診断2001』でせん断壁と判定される場合がありました。
【Super Build/RC診断2001 Op.1】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.1』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- 計算
- 増設ブレースによる基礎回転耐力の計算において、増設ブレースが取り付く柱に対して[増設ブレース]の<3>配置でΔNを入力したとき、その柱の長期軸力に加算していませんでした。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『RC診断2001 Ver2.6(2014)』 解説書
- 『RC診断2001 Ver2.6(2014)』 評価適用外機能説明書
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