Super Build/RC診断2001 Ver2.7(2018)
更新内容
『RC診断2001 Ver2.7(2018)』管理番号001 →『RC診断2001 Ver2.7(2018)』管理番号002(VerUp対象 RC診断2001 Ver2 以上)インターネットダウンロード : 2019/03/18
- ◆機能アップ
- 以下の機能を利用するためには、オプションライセンス『Super Build/RC診断2001 Op.2017』が必要です。なお、この機能は評価外となります。
- 「2017年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準同解説」に対応しました。
- 袖壁付柱において、せん断終局強度、靭性指標の改訂に対応しました。
- 形状指標は、部材剛性に割線剛性を採用し、A法またはB法による偏心率、剛性率の計算ができます。
- 形状指標は、「剛床仮定の成立」「下階への柱の連続性」のグレードを指定できます。
- 経年指標の1次診断用の算定表で、「鉄筋の発錆」を考慮できます。
- E0の補正係数Φmが2次診断でも考慮することができます。
- 下階壁抜け柱について、一般の柱とは別に地震時付加軸力の割増係数を入力することができます。
- ◆変更点
- 計算
- せん断柱のF値が1.27で、かつ、終局時層間変形角Rsuが1/150のとき、本来、強度寄与係数は1.0であるべきところ、0.0としていました。
- [壁の配筋]で交互配筋(径1、径2)を入力し、2種類の鉄筋の降伏点強度が異なるとき、径1の降伏点強度に誤って径2の降伏点強度を採用していました。
- 耐震壁に袖壁が取り付くとき、袖壁部分のせん断力の計算に用いるFcは、袖壁が取り付く付帯柱のFcを採用すべきところ、壁板部分のFcを用いていました。
- 耐震壁の曲げ終局強度の算定において、以下の条件を満たすときの直交壁の有効長さについて、直交方向の構造スパンの1/2(1mを超えるときは1m)から内法スパンの1/2(1mを超えるときは1m)に変更しました。
- ・[耐震診断方法-解析条件1-曲げ耐力算定用直交壁の考慮]で“<1>する”を指定
- ・直交壁が耐震壁
- D41の最外径は、本来、46mmと扱うべきところ、47mmとしていました。
- 以下の2つの条件を満たす場合、「ERROR No.67 独立柱と袖壁付柱が混在する吹き抜け柱であるため、計算できません。」のメッセージを出力して解析を中断すべきところ、中断していませんでした。
- ・吹き抜け柱に袖壁が取り付く場合
- ・[耐震診断方法-解析条件1-袖壁を考慮する長さの下限値]の指定により、独立柱と認識した独立柱と袖壁付柱が混在する場合
- 雑壁の終局強度の算定で、端部補強筋位置dtを2倍した長さが壁長の1/2を超える場合、以下のエラーメッセージを出力し、解析を中断するようにしました。
「ERROR No. 92 $$$$ 階 雑壁No##### 端部補強筋位置dtを2倍した長さが壁長の1/2を超えています。」
- 出力
- 結果出力「RC鉛直部材の強度寄与係数」および「RC鉛直部材の諸元」において、QSu/QMuは小数第4位を切り捨てて小数3桁で出力するようにしました。
- 以下の出力項目で、SD値とCTu・SD値の出力桁数を小数第2位から小数3桁に変更しました。
- ・「形状指標」SD1, SD2(a-j) ,SD2(l・n) ,SD2
- ・「Is算定時にグルーピングした組み合わせ結果」SD, CT・SD
- ・「終局限界Fuにおける保有性能基本指標」CTu・SD
- ・「耐震性能診断表」SD, CTu・SD
- ・「診断結果比較」 CTu・SD
- 評価書の出力において、評価書の解像度を改善しました。
- 入力
- [形状指標-1.平面形状・断面形状に関する指標]で、<2>直接入力を指定したとき、SD値(SD1およびSD2)の直接入力の桁数を小数第2位から小数3桁に変更しました。
- [壁の配筋]および[雑壁の追加]で、端部補強筋を断面積で入力できるようにしました。
- 作図
- 作図「平面図」において、フレーム外雑壁は指定されたフレームに平行に描画すべきところ、基準となるフレームの一方の節点のみセットバックしているとき、絶対座標軸に平行に描画していました。
- 作図「平面図」において、フレーム外雑壁の基点を隅切りの移動先とし、隅切りの移動元の節点に取り付く大梁と雑壁が平行となるように配置した場合、Y方向に壁を配置してもX方向の壁となっていました。
【Super Build/RC診断2001 Op.SRC】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.SRC』ライセンスを利用した場合の変更点です。
- 計算
- SRC耐震壁で、かつ、弱軸方向のみに1方向単材鉄骨を内蔵した付帯柱の場合、その耐震壁のF指標と強度寄与係数は、本来、RC造と同様の値を採用すべきところ、SRC造の値を採用していました。
- 出力
- 「耐震性能診断表」において、誤ってSRC部材についても終了時メッセージ「13.5N/mm2(135kg/cm2)未満の低強度コンクリート部材に対して終局せん断強度が低減されています。」を出力していました。
- 解説書
- 『RC診断2001 Op.2017』の機能について説明した『RC診断2001 Op.2017 説明書』を作成しました。
この機能をご使用になる前によくお読みください。 - 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『RC診断2001 Ver2.7(2018)』 解説書
- 『RC診断2001 Ver2.7(2018)』 評価適用外機能説明書
- 『RC診断2001 Op.1』 (増設ブレースによる補強)説明書
- 『RC診断2001 Op.2017』 (RC診断基準2017)説明書
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