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Super Build/RC診断2001 Ver2アップデートファイル
更新内容
旧Ver.2.50 → 新Ver.2.60(VerUp対象Ver.2.00以上)
インターネットダウンロード : 2013/07/01
- ◆機能アップ
- 『SS3』および『US2(改)』入力データ利用時において、RC造の軽量コンクリート部材のせん断終局強度を計算する場合、軽量コンクリートの低減を考慮する方法として、新たに低減係数に0.8を用いる方法とせん断終局強度式のFcの項に0.9Fcを用いる方法を追加しました。なお、1次診断のC指標を低減する場合、上記それぞれの取り扱いは次のとおりです。
- 低減係数に0.8を用いる方法のとき、C指標に0.8を乗じます。
- Fcの項に0.9Fcを用いる方法のとき、C指標に0.9を乗じます。
- 診断次数別に構造耐震判定指標Isoの直接入力ができるようになりました。さらに1次診断用の耐震判定基本指標Esの入力も追加しました。
- 『SS3』および『US2(改)』入力データ利用時において、帯筋のフック形状が90度の場合の対応として、柱の帯筋間隔を2倍にして計算する指定を設けました。
- 2次診断および3次診断の形状指標において、入力項目[形状指標-平面剛性・断面剛性に関する指標]の"<3>をFesより求める"の計算条件に、a(整形性),i(層高の均等性),j(ピロティの有無)のグレードは、指定に応じた値を採用する方法を新たに追加しました。
- 2次診断および3次診断の経年指標にコンクリートの中性化深さによる影響係数αnと不同沈下による影響係数αsを考慮できるようにしました。
- 2次診断および3次診断の経年指標は、1次診断を必須とした各診断次数の経年指標の中から最小の経年指標を採用できるようにしました。
- 柱なし壁の平均せん断応力度τuに対する上限を指定できるようになりました。
- ◆変更点
- 計算
- 『SS3』データ利用時において、せん断終局強度Qsuの算定で、フレーム面内雑壁が1層壁のとき、反曲点高さは階高を採用すべきところ、階高の1/2を採用していました。
- フレーム面内雑壁の反曲点高さの計算において、以下の条件をどちらも満たす場合、内法高さの採用に誤りがあり、反曲点高さが正しく計算されていませんでした。
- 『RC診断2001』の[耐震診断方法-フレーム面内雑壁の反曲点高さ]で、“<2>内法高さ”を選択している場合
- フレーム面内雑壁の左側または右側どちらか一方に柱が存在する場合
- 『SS3』データ利用時において、[鉛直部材の直接入力]で、“階~階”の指定で複数階をまとめてフレーム外雑壁のF値を入力した場合、指定したフレーム外雑壁の認識に誤りがあり、直接入力されたF値が考慮されていませんでした。
- [鉛直部材の直接入力]で雑壁にF値を“0.8”と指定したとき、指定した雑壁をグルーピング計算に考慮していませんでした。
- 出力
- 『Op.SRC』のライセンスを取得していない場合で、入力データの「梁リスト」および「梁配置」を出力したとき、本来、RC層の入力データのみを出力すべきところ、SRC層も出力していました。
- 作図
- 『SS3』の「6.9床組(小梁あり)」で「小梁数」を負値入力し、かつ、「方向」で小数部の入力を行っている床組を、片持ち床に採用している場合、不正な片持ち床が描画されていました。
- [C-F関係図]のQu値の出力において、常に階数補正値で除した値を出力していました。
(Ver.2.33からの不具合です。) - [階とIs関係図]を印刷する際、方向ごとに指定したスケール(最大Is、きざみ間隔、めもり間隔)が正しく考慮されない場合がありました。
- リンク
- ダミー梁が取り付く両側柱付壁が軸振れしている場合、終局強度算定時の壁の長さは軸振れを考慮したスパン長とするべきところ、基準スパン長を採用していました。
- その他
- CT-F関係図のCSV形式のファイル“PLOTCF.CSV”の出力において、F=0のときは、CT=0を出力すべきところ、空白を出力していました。
- 計算
- 増設ブレース補強において、解析方向がY方向負加力時で“基礎回転耐力”による保有せん断力の算定が圧縮側降伏で決まる場合、直交梁の曲げ戻し効果に用いるせん断力の採用に誤りがあり、保有せん断力が正しく算定されていませんでした。
- 出力
- 「パンチングシア耐力とRC造柱の耐力」の出力で、増設ブレースを配置した右側に取り付くRC造柱の結果を出力していませんでした。Ver.2.32からの不具合です。
- 計算
- SRC片側袖壁付柱の曲げ終局強度の算定で、作用軸力が長方形断面柱における軸圧縮耐力を超えているとき、誤って、曲げ終局強度を“0(ゼロ)”としていました。
- 単層形式のSRC片側袖壁付柱のせん断終局強度の算定で、作用軸力が長方形断面柱における軸圧縮耐力を超えているとき、袖壁付柱の曲げ終局強度を“0(ゼロ)”と設定していたため、せん断スパン比に誤りがあり、せん断終局強度が正しく計算されていませんでした。
- 連層形式のSRC袖壁付柱で、作用軸力が長方形断面柱における軸圧縮耐力を超えているとき、柱の内法高さの採用に誤りがあり、袖壁付柱の反曲点高さが正しく計算されていませんでした。
- SRC耐震壁における柱脚部の引張降伏強度Ttopの計算において、以下の2つの条件をどちらとも満たす場合、本来、計算に採用する鉄骨断面は全鉄骨を採用すべきところ、強軸のみの鉄骨を採用していました。
- SRC耐震壁の付帯柱が非埋込み柱脚部を有するSRC柱である場合
- 付帯柱の鉄骨タイプがT形で解析方向により鉄骨断面が非対称断面である場合
- 以下の条件をすべて満たす場合、非埋込み柱脚部を有する柱の破壊形式は、本来、せん断柱と表示すべきところ、常に柱脚部支配型柱としていました。
- 柱はせん断破壊する場合
- 節点振り分けにより、柱頭が梁降伏し、柱脚で柱降伏する場合
- 柱頭側のせん断終局強度が柱脚部のせん断終局強度より小さい場合
- 単層形式の脆性袖壁付柱のF指標の採用で、節点振り分けにより柱頭が梁降伏し、柱脚で柱降伏するとき、3次診断のF指標は柱単体のF指標とすべきところ、終局時節点モーメントによる重み付け平均したF指標としていました。
- 非埋込み柱脚部を有するSRC柱の曲げ終局強度の算定で、作用軸力が軸耐力を超えているとき、本来、エラーメッセージを出力して解析を中断すべきところ、中断していませんでした。
- [内法高さの直接入力]の指定により、内法高さが正加力時と負加力時それぞれで異なる場合、正加力時で袖壁付柱の反曲点高さが階高を超えるか否かを判定する際、誤って、負加力時の反曲点高さを用いていました。
- 出力
- 『SS3』データ利用時における入力データの出力で、「柱リスト」のSRC柱の登録Noは、本来、『SS3』側の[柱符号と配筋]で指定している登録Noを出力すべきところ、不正な値を出力していました。
- 入力データの「梁リスト」の出力において、非充腹材の弦材を断面積入力による指定を行った場合、鉄骨に関する入力データの出力で“L-0*0*0*0.0”としていました。
- 「柱率、壁率とC指標」の出力において、同一階でSRC部材とRC部材が混在する建物データで、純SRC造の階があるとき、当該階のRC部材の欄にSRC部材の結果を出力していました。なお、出力のみの不具合で計算には影響ありません。
- 「診断結果比較」の出力において、Is/Isoに出力する“*”は、Is/Iso<1.0のときにのみ出力するべきですが、SRC階の場合、Isoに振動特性係数Rtを考慮せずに判定していたため、Is/Iso≧1.0のときでも“*”が出力される場合がありました。
- 『SS3』データ利用時で、メッセージ「ERROR No.76 梁(No.###)に不正な鉄骨断面が入力されています。」を出力する際、『SS3』側の[梁符号と配筋]で登録番号に欠番を用いたとき、エラーメッセージ内のNo.の値が正しく出力されていませんでした。
- 入力
- [耐震診断方法-解析条件1]曲げ耐力算定方法[SRC]のデフォルト値を<1>から<2>に変更しました。
- リンク
- SRC柱において、以下の2つの条件のうちどちらか一方でも満たす場合、「ERROR No.75 $$$$ 階で、柱(No.####)に不正な鉄骨断面が入力されています」のエラーメッセージを出力して解析を中断するようにしました。
- 非充腹形の弦材のせいが鉄骨せいの1/2を超える場合
- コンクリート断面に鉄骨が納まらない場合
- SRC梁において、以下の2つの条件のうちどちらか一方でも満たす場合、「ERROR No.76 $$$$ 層で、梁(No.####)に不正な鉄骨断面が入力されています」のエラーメッセージを出力して解析を中断するようにしました。
- 非充腹形の弦材のせいが鉄骨せいの1/2を超える場合
- コンクリート断面に鉄骨が納まらない場合
- 計算
- 地下階に耐震壁を配置している建物データのとき、不正終了する場合がありました。
- 『US2(改)』の増分解析により柱に軸破壊が生じている場合、「ERROR No.63 柱軸力が軸耐力以上または柱Qmuが0であるため、計算できません。」を出力して解析を中断すべきところ、解析を続行していました。
【Super Build/RC診断2001 Op.1】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.1』ライセンスを利用した場合の変更点です。
【Super Build/RC診断2001 Op.SRC】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.SRC』ライセンスを利用した場合の変更点です。
【Super Build/RC診断2001 Op.3 次増分】
以下の事項は『Super Build/RC診断2001 Op.3 次増分』ライセンスを利用した場合の変更点です。
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