Super Build/US2-改訂版アップデートファイル
更新内容
旧Ver.6.33 → 新Ver.6.40(VerUp対象Ver6.20以上)
インターネットダウンロード : 2010/03/16
このアップデートファイルは、『耐震診断』Ver.4.80、『US2-改訂版』Ver.6.40を一括でアップデートします。
- ◆機能アップ
- [部材形状登録 5.2柱]の鉄骨No.で、柱の鉄骨形式がT形、十字形のとき、強軸と弱軸で充腹形と非充腹形が混在する鉄骨断面を扱えるようにしました。
なお、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]が“<4>診断基準(改)”のときのみ有効です。 - 耐震壁の終局せん断耐力を荒川式で算定するとき、指定*により、等価壁厚に対する壁厚の制限なしで終局せん断耐力を計算できるようにしました。
- *指定について
- [2.1解析条件-計算方法-3.部材耐力の計算方法2-耐震壁によるせん断耐力の等価壁厚]
- <1>等価壁厚の上限を壁厚の1.5倍とする
- <2>等価壁厚の上限なし
- ◆変更点
- 計算部
- 鉄筋・鉄骨を考慮した非充腹材によるSRC柱の剛性計算において、鉄骨形式がT形または十字形で、X方向とY方向の鉄骨せいが異なるとき、Y方向に対する断面2次モーメントが不正でした。
- 部材耐力計算およびせん断設計におけるSRC梁(柱)の終局せん断耐力の計算で、ラチス材に不等辺山形鋼(A・B・t・r1・r2:A≠B)を用いた場合、梁幅(柱幅)から鉄骨フランジを引いた値b'を計算する際、次のような不具合がありました。
- 梁では、鉄骨フランジ幅に2・B+Web厚とすべきところ、2・A+Web厚としていました。
- 柱では、解析方向の鉄骨フランジ幅は寸法Bを採用すべきところ、寸法Aを採用していました。
- SRC柱の終局せん断耐力において、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を“<1>SRC規準”または“<2>センター指針”とし、非充腹形鉄骨の弦材を鋼材No.で指定した場合で、鉄骨形状がT形のとき、b'が不正でした。
- SRC柱の終局せん断耐力において、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を“<4>診断基準(改)”とした場合、鉄骨がラチス材で鉄骨形状がT形(タイプ<4><5>)のとき、解析方向がX方向におけるb'が不正でした。
- SRC梁および柱の曲げひび割れ耐力において、鉄骨形式が非充腹形鉄骨のとき、非充腹形鉄骨を無視していました。
- SRC柱のひび割れ耐力において、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]が“<4>診断基準(改)” とした場合、左側引張の剛性低下率αyが不正でした。
- 柱のひび割れを考慮し、曲げ応力がゼロとなる場合、曲げひび割れ耐力が正しく計算できず、Calcon2.exeでエラーが発生していました。
- 部材耐力計算およびせん断設計における耐震壁の終局せん断耐力の計算で、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を“<4>診断基準(改)”で指定した場合で、付帯柱のX方向とY方向の鉄骨降伏点強度が異なるとき、引張側柱の引張鋼材比が不正でした。
- SRC梁の耐力計算において、『Op.ひび割れ』の機能が有効な状態で[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を<4>診断基準(改) と指定した場合、Quが不正でした。
- SRC柱の部材種別の判定において、「6.部材種別の判定方法-未崩壊部材の節点振分法による取り扱い-破壊モードの判別」の指定によらず、常に解析終了時の破壊形式を破壊モードとしていました。
- 節点振り分け法において、[支点耐力の考慮]を“<1>考慮しない”としているときでも、鉄骨ブレースの応力により基礎に浮き上がりまたは圧壊が生じる場合に、鉄骨ブレースの応力を低減する処理を行っていました。
- せん断設計において、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を“<3>診断基準”とした場合、耐震壁の終局せん断耐力の計算で、付帯柱の鉄筋断面積は柱頭と柱脚の小さい方を採用すべきところ、常に柱脚側を採用していました。
- せん断設計において、SRC耐震壁の終局せん断耐力の再計算で、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を“<3>診断基準”または“<4>診断基準(改)”とした場合、耐震壁のPteを正しく計算できていませんでした。
- せん断設計において、[2.1計算方法-2.部材耐力の計算方法1-SRC耐力式]を“<4>診断基準(改)”とした場合、格子材を用いた袖壁付き柱のせん断終局強度のspwで、本来、等価柱幅beを用いて計算すべきところ、柱幅Bを用いていました。
- せん断設計において、SRC梁および柱の終局せん断耐力の再計算で、鉄骨が非充腹でウェブとフランジ(弦材)の強度が異なる場合、ウェブにフランジの強度を用いていました。
- 出力部
- 解析結果出力「入力データ-[5]部材形状登録(2)柱」の出力において、混合構造のとき、S部材と非充腹のSRC部材が混在している階は、非充腹のSRC部材が出力されませんでした。
- 入力部
- [部材形状登録 5.1梁]で、直接に鉄骨No.(左端)の位置へマウスでカーソル移動したとき、非充腹材の指定ができていませんでした。
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注意事項
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- このアップデートファイルは、『耐震診断』Ver.4.80、『US2-改訂版』Ver.6.40を一括でアップデートします。
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