旧Ver.3.46 → 新Ver.3.47（VerUp対象Ver.3.40以上）
インターネットダウンロード : 2011/08/24

◆変更点

計算部

基準点からのあきを指定した片持ち床が取り付く壁において、片持ち床が取り付いた位置の脚部に支点がある場合に、架構の認識が正常にできず、荷重計算が正しくできていませんでした。

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１本の梁に、腰壁が取り付く部分と壁配置がないことにより腰壁が無い部分が存在する場合に、腰壁が無い部分も腰壁があるものとして荷重計算が行われていました。

壁梁の端部に短い壁が取り付いている場合に、[計算条件－各種計算条件－荷重計算2]の「壁梁荷重項スパン」で“<2>剛域間”を指定していると、荷重計算中に不正終了する場合がありました。

複雑な形状の床がある場合に、演算誤差により荷重計算中に不正終了することがありました。

壁梁の端部に直交壁が取り付いている箇所で、剛域入り長さが0となっていませんでした。

[計算条件－各種計算条件－壁量・壁率]の、「平面上の傾きが45°を超える壁」で“壁量に算入しない”としているとき、傾きが正確に45°となる壁が演算誤差により、壁量・壁率に算入されないことがありました。

[計算条件－各種計算条件－架構認識1]の「水平力を負担しない壁」で、“壁厚が規定値未満”にチェックが入っている場合、壁厚が規定値未満の壁は雑壁として扱いますが、耐力壁の検討で壁厚の検討対象となっていました。

長期荷重時の立体解析において、基礎梁の途中に直交梁が取り付く場合に直交梁の拘束効果が考慮できていませんでした。

[計算条件－各種計算条件－応力解析]の「加力との傾きが45°を超えるフレーム」で、“<2>水平力を負担する”を指定している場合、直交加力による壁柱の断面検定を行いませんが、ワーニングメッセージの判定が行われていました。
そのため、立体解析でかつ長期応力を考慮するとしていた場合、直交加力時でNGのメッセージが出ることがありました。

[各種計算条件－保有水平耐力1]の「直交壁の考慮」で、“<1>する”を指定していた場合に、Nwtによる偏心モーメントMeを計算する際の偏心距離を壁長さの半分ではなく、壁高さの半分としていたため、崩壊判定が正しくできていませんでした。

壁のないところに配置した支点に対し「壁脚支点の自動認識を行う」を指定していた場合に出力されるメッセージ内容が正しくありませんでした。
「壁脚支点の自動認識を行うと指定されていますが、周りに壁が無いため指定を無視します。」と内容を変更しました。

出力部

[建物入力－階]にある「基礎梁レベル」の入力データが出力されていませんでした。
出力項目の[建築物の構造設計概要－階・フレーム・節点情報－階情報]で出力するようにしました。

「構造計算プログラムの運営状況－エラーおよびワーニング一覧」で出力されるNo.307のメッセージを以下に変更しました。
“本プログラムで断面検定を行っていない壁で、最小壁厚未満の壁があります。”

[構造設計方針]の[保有水平耐力の算定方法]を“<2>荷重増分解析”としていた場合に、[計算結果－計算結果CSV出力]で、耐力計算結果を出力することができませんでした。

入力部

[特殊形状－節点整列]および[特殊形状－セットバック位置調整]において、フレーム方向が「その他」のフレームのみと交差している節点が移動していませんでした。

「階の追加」で、「水平部材」を“コピーしない”とし、「鉛直部材」を“コピーしない”以外を指定して、階の追加を行うと、開始階と終了階が逆転した不正なフレーム外雑壁が追加されることがありました。

コントロール部

[ツール－オプション設定]の[フォルダ]タブで、「作業用フォルダ」または「共通材料・部品等用フォルダ」横の「参照」ボタンが、「物件保存先フォルダ」の指定となっていました。（Ver.3.46のみの不具合です）

その他

PDF解説書の付録として「CSV結果出力の内容(wrc_csv.pdf)」を追加しました。

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