Super Build/SS3アップデートファイル
更新内容
旧Ver.1.1.1.15 → 新Ver.1.1.1.16(VerUp対象Ver.1.1.1.5以上)
インターネットダウンロード : 2011/07/06
- ◆機能アップ
- 岡部(株)および旭化成建材(株)ベースパックを BCJ評定-ST-0054-06,BCJ評定-ST-0093-09 に対応しました。(ブレース偏心接合を除く)
- 旧耐力評価式:従来の角形・円形用の検討方法
- 新耐力評価式:H形鋼用の検討方法
- ◆変更点
- 計算部
- 【荷重計算】
- 小梁が節点に取り付くとき、床割りの計算ができずエラーメッセージを出力する場合がありました。
- 【ルート判定】
- 剛性率の計算において、傾斜地に建つ建物で[2.3応力計算条件-10.剛性率計算時の層間変形角の選択]を"<1>剛心位置(加力方向)"とし、[2.3応力計算条件-8.偏心率計算方法-基礎部分の重量と剛性の考慮]を"<1>する"としたとき、層間変位を求める際の鉛直部材の負担せん断力の総和(∑Q)に、地盤に伝わる水平力が正しく考慮されていませんでした。地盤に伝わる水平力がある階を地下階としている場合は問題ありません。
- 【断面算定-梁・柱・接合部】
- S梁の断面算定において、断面算定位置の設計用せん断力(組み合わせ応力)を計算する際、長期時のせん断力に絶対値を用いていました。
- 【断面算定-柱脚】
- 応力採用位置を -1.0 と指定したとき、節点位置の設計用応力を採用するところを、節点位置と断面算定位置のうち大きいほうを採用していました。
- ベースパックH形鋼用の検討において、[2.4.4 断面算定条件-S部材-2.柱-曲げの設計でのウェブの考慮]の指定により、柱全塑性曲げモーメントMpcにウェブを考慮しない場合があったのを常に考慮するようにしました。
- ベースパック(旧耐力評価式)の結果出力において、「bQa」を「Qbu」に変更し検討ケース毎に出力するようにしました。
- ベースパックの結果出力において柱脚ヒンジタイプ(H-Sタイプ, NT-S3タイプ)のとき検討に用いない「Mpc」「αMpc」「Mu」の出力を空白にしました。
- 【部材耐力計算】
- 耐震壁のせん断ひび割れ耐力の計算において、重力単位式で求めたせん断ひび割れ耐力に10を乗じてSI単位系に変換していました。[1.基本事項-30.計算用重力加速度]の入力値を乗じるように修正しました。なお、コンクリートの圧縮強度FcをSI単位系から重力単位系に変換する際は、10で除します。
- S梁およびSRC梁の鉄骨寸法に誤差が生じて、耐力が正しく計算できない場合がありました。(鉄骨厚が入力値よりも0.1[mm]小さい値で計算されることがありました。)
- 【自動設計】
- 応力採用位置を -1.0 と指定したとき、節点位置の設計用応力を採用するところを、節点位置と断面算定位置のうち大きいほうを採用していました。
- ベースプレート・リブプレートの検討において、4辺固定時の曲げ応力度Mbを計算する際、圧縮反力を柱外縁位置でなく柱内縁位置の値を採用していました。
- ベースプレート・リブプレートの検討において、N,M,Q,wmax,Pの出力値の精度を改善しました。
- ベースプレート・リブプレートの結果出力において、Mb,σb,Qb,τ,σs を重力加速度=10で単位換算して出力していました。
- 構造計算書
- 略伏図を分割した場合、指定したX軸、Y軸の交点の節点に梁が取りつき、かつ柱が無いとき、演算誤差によって正しく梁を描画できない場合がありました。
- 結果出力
- せん断設計(2次設計)を満足しないRC部材がある物件で、[基本事項-計算ルート-保有水平耐力解析指定-地震荷重時の計算]でNGとなった解析方向を"しない"と指定して再計算しても、終了時メッセージNo.737「ルート3のせん断設計において平成19年国土交通省告示第594号第4を満足しないRC部材がある。」を出力していました。
- 計算ルート3以外でも、終了時メッセージNo.737「ルート3のせん断設計において平成19年国土交通省告示第594号第4を満足しないRC部材がある。」を出力していました。
- 入力部
- [12断面算定-2鉄骨関連データ-11スラブによる拘束]の入力がツリーメニューに表示されませんでした。(Ver.1.1.1.15のみの現象です。)
- [12.3梁符号と配筋]において、左右の断面が異なるハンチ付き部材にミラー配置を行っていたとき、画面を開く際にエラーが発生する場合がありました。
- [12.6柱脚形状]でスーパーハイベースを入力するとき、"配置方向"を変更すると"製品名"が表示されなくなる場合がありました。
- [登録済み鉄骨鋼材のコピー]において、"選択"の入力値を[delete]キーで削除した後、フォーカスを別の入力項目に移動させ、再度"選択"項目にフォーカスを戻すと、実行時エラーが発生し、不正終了していました。
- [登録済み鉄骨鋼材のコピー]において、[鋼材の系列]と[登録済み鋼材]を選択した後、"鋼材種別"の入力値を[delete]キーで削除して、登録済み鋼材のリストを2回クリックすると、実行時エラーが発生し、不正終了していました。
- [12.6柱脚形状-メーカー製品の登録] (JustBase)において、製品リストの表記を改善しました。「*#型式名」 → 「*(H.14仕様)型式名」
- マウス入力
- 剛床仮定の解除を入力して保存後、[11.2 剛床仮定の解除]の登録数が25を超えたとき、[11.4 剛床部の回転拘束]のデータが不正な値になっていました。(Ver.1.1.1.12からの現象です)
- 多剛床の指定を入力して保存後、[11.3 多剛床の指定]の登録数が31を超えたとき、[1.10 各層梁天から部材心までの距離]のデータが不正な値になっていました。(Ver.1.1.1.12からの現象です)
- 柱、大梁が取り付かない軸の交点に配置された片持ち床およびフレーム外雑壁は、計算に考慮されないため、注意を促す赤色で描画するようにしました。
- 小梁が大梁の節点に取り付く位置に配置されたとき、小梁の描画が不正になる場合(床が赤色に描画される、小梁が大梁と重なるなど)がありました。
- 隅切りが指定された節点間の大梁に対して、片持ち床が正しく配置できない場合がありました。
- 作図
- [Q-δ曲線]の[指定]画面で"表示切替"="変形角"と指定してプリンターに印刷すると、"変形角の指定"の入力値によっては"変形角の指定"を考慮せず出力していました。
- 「作図-平面図」の小梁No.について、小梁の終端が節点に取り付き、その先に大梁が存在する場合、小梁の中央にNo.が作図されていませんでした。
- 3D作図
- [2.3 応力計算条件-11.短期地震荷重時の解析方法]を"<2>弾塑性解析"としたとき、地震荷重時の付帯柱の軸力に壁板の軸力が加算されていました。また、弾性解析のとき立面図において、壁板の軸力を出力していました。
- 小梁が大梁の節点に取り付き、その先に大梁が存在する場合、小梁の表示が不正になる場合がありました。
- CSVファイル入出力
- [CSV→SS3]において、[断面算定-梁符号配筋]および[柱符号配筋]を読み込んだとき、Fcの値の小数点以下が切り捨てられていました。
- [CSV→SS3]において、[断面算定-柱符号配筋]を読み込んだとき、CFT柱のFcの値が常に"0"で読み込まれていました。
- [SS3→CSV(入力データ)]において、[断面算定-梁符号配筋]および[柱符号配筋]を出力したとき、負値入力したFcの値が出力されていませんでした。
- [13 基礎関連データ-13.1計算条件-2.計算条件-地耐力・支持力の検討および杭の応力計算]の値によって[13.1 基礎関連データ]の入力可となる項目が切り替わりますが、「基礎関連-基礎計算条件」を含むCSVファイルを用いて[CSVファイル→SS3データ]または[CSVファイル→新規データ]を行うと、切り替わりませんでした。
- [詳細設定項目-準備計算結果]画面において、項目名を[剛性(壁)]から[剛性(壁・ブレース)]に変更しました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。
- 『SS3 入力編』
- 『SS3 計算編』
- 『SS3 出力編』
- 『SS3 CSVファイル入出力』
- 『SS3 3D作図 解説書』
ベースパックの形式 | Ver.1.1.1.15 | Ver.1.1.1.16 以降 |
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H形鋼用 | 新耐力評価式 | (変更なし) |
角形鋼管用 | 旧耐力評価式 | 新耐力評価式 |
円形鋼管用 | 旧耐力評価式 | 新耐力評価式 従来品(Rタイプ)を旧製品に変更 F2,F3タイプを追加 |
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注意事項
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