Super Build/SS3アップデートファイル
更新内容
旧Ver.1.1.1.7 → 新Ver.1.1.1.8(VerUp対象1.1.1.5以上)
インターネットダウンロード : 2010/03/23
- ◆機能アップ
- メーカー製品ブレース 岡部株式会社「B-UPブレース(評定番号:BCJ評定-ST0125-01)」を扱えるようにしました。
- 地震力の計算において、部分地下を有する建物で、軸力比の修正率ß1または全層せん断力に対する低減率ß2を指定して地盤に伝達される地震時の水平力を求める際、ß1、ß2に乗じる層せん断力の対象階を当該階か直上階か選択できるようにしました。
- 3D作図において、以下の対応を行いました。
- 解析結果の指定画面で保有水平耐力ケースを指定した場合、表示する曲げモーメント値を節点位置かフェイス位置か選択できるようにしました。
- 設計用応力の指定画面において、組み合わせケースに加えて、個別のケースを指定できるようにしました。
- 梁、柱、および、壁のプロパティ表示において、フェイス位置を表示するようにしました。
- 梁および柱のプロパティ表示において、捩り応力を表示するようにしました。
- 梁のプロパティ表示において、梁の水平面内の応力を表示するようにしました。
- 部材のプロパティ表示において、表示している座標の桁数を小数2桁から小数3桁に増やしました。
- 平面図および立面図において、画面で表示するスケールと印刷時のスケールを指定できるようにしました。
- リロードの際に、画面が初期状態に戻らないようにしました。
- 構造計算書において、以下の対応を行いました。
- 入力内容について、他の物件データから読み込めるようにしました。
- 以下の入力項目について、履歴から内容を選択できるようにしました。
- 「表紙-プログラム使用契約者」
- 「表紙-プログラム実行機種・プログラム実行OS」
- 「表紙-構造設計事務所-名称、担当者、建築士登録番号、TEL」
- 「表紙-構造計算協力事務所-名称、担当者、建築士登録番号、TEL」
- 「1.一般事項-建築場所」
- 「1.一般事項-用途」
- 「1.一般事項-上部構造形式」
- ハイパービーム(新日本製鐵株式会社)の登録済み鋼材リストについて、2009年7月現在の仕様に対応しました(126サイズ追加しました)。
- [14.1 限界耐力計算-2.安全限界条件-3.降伏の認識]および[14.2 保有水平耐力-1.計算条件-3.終局耐力2]の「柱脚曲げ耐力用軸力」のデフォルト値を、“<1>ブレース付加軸力を考慮しない”から“<2>ブレース付加軸力を考慮する”に変更しました。
- ◆変更点
- 計算部
- 荷重計算において、[6.8 床(小梁なし)]で、L.LとD.L形式で床の部材形状登録を行っている場合、“L.L-No”に[5.2 積載荷重]の最終No.未満の未登録データを指定しているとき、ERROR No.58「積載荷重の未登録No.が配置されている」が出力されず、計算が中断されませんでした。
- 荷重計算において、通り心と構造心とのずれの指定により構造心が柱断面の外にある場合、その柱に取り付く片持ち梁に作用する等分布荷重が、材長(先端から元端(構造心)までの距離)を超える位置のみに作用しているとき、荷重項が正しく計算できていませんでした。
- 荷重計算において、床組の小梁を距離入力で配置し、大梁に2次小梁と3次小梁が取り付く場合、大梁の端部に構造心とのずれが入力されていると、両端を除く3次小梁の位置が構造心とのずれ量だけ移動した状態で床荷重を計算していました。
- 荷重計算において、節点移動(軸振れ・隅切り・セットバック)によって傾いた一平面の床に対して、複曲面と判断し、水平面として床荷重を計算する場合がありました。
- 荷重計算において、床周りの節点が100個を超える場合、計算中に不正終了していました。
- 荷重計算において、1つの床組内に含まれる床が100個を超える場合、計算中に不正終了していました。
- 荷重計算において、[6.12 片持ち床]で以下の入力を行ったとき、解析中に不正終了していました。
- “スラブNo”に未登録の小梁なし床を指定
- “スラブNo”に未登録の床組を指定
- “リブ”に未登録の小梁を指定
- “リブ”に異種部材の小梁を指定
- 荷重計算において、フレーム外雑壁の重量を大梁に伝達するとした場合、フレーム外雑壁の重量の中心がフレーム上にあり、そのフレームに大梁が配置されていないとき、手前(平面的に見て左または下)のフレームの大梁のみに重量が伝達し、奥(平面的に見て右または上)のフレームの大梁には伝達していませんでした。
- 屋根面(床面)に作用する風圧力の計算において、屋根面に傾斜があっても、常に鉛直方向の荷重項として屋根面周辺の大梁に作用させていました。そのため、傾斜がある屋根面に作用する風圧力が正しく計算できていませんでした。
- 地震力の計算において、傾斜地に建つ場合の部分地下に流れる水平力の計算で、多剛床の物件の場合、下階で副剛床がなくなると、主剛床の水平力のみで計算していましたが、下階で副剛床がなくなり、主剛床に副剛床の層せん断力が含まれる場合は、副剛床も含めた水平力の合計で計算するようにしました。
- 応力解析において、仕口パネルを考慮して、かつ梁の水平面内の剛性を考慮しているときに、応力解析結果が不正でした。
- 断面算定部
- S造柱梁接合部パネルの検討において、[断面リスト編集]により元断面を変更したY方向強軸配置の柱を、X方向強軸配置に変更したとき、元断面変更で入力したY方向の断面が採用されていました。
- メーカー製品ブレースの断面算定結果出力において、WARNINGメッセージの表記に誤りがありました。
- 誤)No. 1 鉄骨ブレースの設計用引張応力が許容引張応力度を超えています。
- 正)No. 1 鉄骨ブレースの設計用引張応力が許容引張応力を超えています。
- 誤)No. 2 鉄骨ブレースの設計用圧縮応力が許容圧縮応力度を超えています。
- 正)No. 2 鉄骨ブレースの設計用圧縮応力が許容圧縮応力を超えています。
- 構造計算書
- 構造計算書「1.4.6 床」において、改ページに誤りがあり、床の凡例のみが前のページに出力されることがありました。
- 構造計算書「4.5.1 積雪荷重に関する係数など - (4)断面算定時に考慮する係数」において、「δ3 短期(暴風時)」とすべきところ、「δ3 長期(暴風時)」と出力していました。
- 構造計算書「4.8.2 土圧・水圧 - 土圧・水圧 算定根拠」において、項目名が左へ一文字分ずれていました。
- 構造計算書「4.8.2 土圧・水圧 - 土圧・水圧 算定根拠」において、項目名と内容の間に不要な空白行が出力されていました。
- 構造計算書「4.8.3 その他」において、項目名と内容の間に空白行が出力されていませんでした。
- 構造計算書「11.2.5 外力分布」において、剛床仮定を解除し、地震力の扱いを“<1>節点に加力”とした場合、剛床仮定を解除した節点に作用する水平力の合計を外力分布に考慮していませんでした。
- 構造計算書「11.2.5 外力分布」において、以下の3点に誤りがありました。
- 水平外力で1箇所でも“0.00”以外の値を入力した場合、“0.00”と入力された箇所に自動計算値が採用されるべきところ、“0.00”を出力していました。
- 多剛床の場合、自動計算値は一次設計用の水平力を5倍して出力すべきところ、そのままの値で出力していました。
- 1.00未満の値を直接入力した場合、自動計算値が出力されていました。
- 構造計算書の出力項目名に誤りがありました。
- 誤)「4.荷重・外力の条件」
- 正)「4.荷重・外力」
- 誤)「6.1 架構モデル図」
- 正)「6.1 架構モデル」
- 誤)「11.6.3 終局せん断力の再計算」
- 正)「11.6.3 終局せん断耐力の再計算」
- 構造計算書の[共通設定]画面において、[Tab]キーでフォーカス移動した場合、[ヘルプ]ボタンの前後でフォーカスが消えていました。
※[共通設定1]タブ、[共通設定2]タブ、[均等スパン階高1]タブは[ヘルプ]ボタンの前でフォーカスが消えます。
※[均等スパン階高2]タブは[ヘルプ]ボタンの後でフォーカスが消えます。 - 構造計算書[共通設定]画面において、[F1]キーでヘルプを表示させた場合、[共通設定1]以外のタブであっても、[共通設定1]のヘルプを表示していました。
- 構造計算書の「目次」および「しおり」に誤りがありました。
- 誤)「6.1 架構モデル図」
- 正)「6.1 架構モデル」
- 構造計算書の「目次」において、計算ルートが両方向ともルート1の場合、「9.層間変形角・剛性率」の小項目を出力していました。
- [計算書作成]画面の[作成状況]リストにおいて、“Ds算定時の部材終局強度~Ds算定時のヒンジ図完了”、“Ds値算定表~保有水平耐力時のヒンジ図完了”を2行に分けて表示するようにしました。
- [共通設定]画面の[プレビュー]ボタンを削除しました。
- 構造計算書の表紙の画面および出力において、“構造設計事務所”および“構造計算協力事務所”の“一級建築士登録番号”を“建築士登録番号”にしました。
- 出力部
- 混合構造の層において、柱符号または梁符号でNo.100以上の符号Noを配置した場合、終了時メッセージ「ERROR No.714 断面算定で断面変更している部材がある。」を出力する判断に誤りがあり、断面変更していないときにメッセージが出力されたり、断面変更しているときにメッセージが出力されなかったりすることがありました。
- 作図部
- 「平面図」において、部材の寄りをタイプ2、タイプ3としている場合、隅切り位置に配置された梁および壁の柱フェイス位置が不正な位置となっていました。
- 3D作図
- [印刷設定-平面図/立面図-指定した平面図または立面図]のリストボックス内で、X方向フレームとY方向フレームが逆に表示されていました。
- [印刷設定-平面図/立面図]で“指定した平面図または立面図”を指定し、リストボックスで層およびフレームを指定せずにOKボタンを押したときに表示されるメッセージボックスに、不要なヘルプボタンがありました。
- マウス入力
- [柱-芯鉄筋]で、材料を入力することができませんでした。
- CSVファイル入出力
- 結果出力「柱曲げひび割れ耐力」で、出力項目名称に誤りがありました。
- 誤)左側αy(A), 左側αy(A), 右側αy(B), 右側αy(B)
- 正)左側αy(A), 左側αy(B), 右側αy(A), 右側αy(B)
- その他
- [13.10 BF1の利用方法-BF1計算結果の利用」を“<2>する”としたデータを解析した場合、「9.基礎による応力」までにエラーが発生し、解析が中断されたとき「ERROR HAPPENED!! Error BF1CON.EXE」のダイアログが表示されていました。
- 解説書
- 『SS3』のライセンスについて説明した解説書『SS3のライセンス』を作成しました。
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。
詳しくは解説書の更新履歴を参照してください。- 『SS3 マウス入力 解説書』
- 『SS3 入力編』
- 『SS3 計算編』
- 『SS3 出力編』
- 『SS3 Ver.1.1.1.5 機能アップ説明書』
- 『SS3 CSVファイル入出力』
- 『SS3 耐震壁,柱脚の自動設計 解説書』
- 『SS3 床・小梁の自動設計 説明書』
- 『SS3 3D作図 解説書』
- 『SS3 断面リスト編集機能 説明書』
- 『SS3 登録済み鋼材リスト』
- 『SS3限界耐力 入力編』
- 『SS3限界耐力 計算編』
- 『SS3限界耐力 出力編』
- 『Op.F1,Op.F2』
2010年4月19日:追加説明
上記の説明に不足がありました。
変更前の柱には、鉄骨形状配置が十字またはT字のSRC柱も含みます。
変更後の柱には、角形鋼管と円形鋼管も含みます。また、SRC柱からS柱に変更するケースは、元断面の変更でなく[断面リスト編
集]でX方向の鉄骨だけH=0と入力したときに限ります。
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注意事項
- 本ソフトウェアをご使用になる前に、ソフトウェア使用許諾契約書をよくお読みください。ご使用になった時点で、ソフトウェア使用許諾契約書に同意されたものとさせていただきます。
- アップデートを実行する前に、他のアプリケーションソフトを終了してください。
- インストール手順は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面上の指示にしたがってインストールを完了してください。
- ダウンロードには、IDとパスワードが必要です。対象者は、『Super Build 総合メンテナンス』ご契約者様です。
- ダウンロードファイルは、公開日に『Symantec AntiVirus』でウイルスチェックを行い、安全を確認しております。
- 対象バージョンは、『SS3』Ver.1.1.1.5以上、『ライセンスマネージャ』Ver.3.10以上です。
ご使用の『SS3』、『ライセンスマネージャ』のバージョンをよくお確かめの上、ダウンロードしてください。
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