Super Build/SS7アップデートファイル
更新内容
新Ver.1.1.1.4
インターネットダウンロード : 2017/02/20
- ◆機能アップ
- センクシア株式会社製の「ハイベースNEO」にGB型式の7種類(GB500-8-64、GB550-8-64、GB600-8-64、GB650-8-64、GB650-8-72、GB700-8-64、GB700-8-72)を追加しました。
- ◆変更点
- 計算部
- 【架構認識】
- H形鋼に対応していないメーカー製柱脚(角形鋼管または円形鋼管のみに対応)が指定された後に柱形状を「I」形に変更されると、計算実行中に不正終了していました。
- 上下方向の節点同一化によって、水平ブレースの一方は多層にわたり、もう一方は多層にわたらない場合、多層にわたらない水平ブレースを解析モデルに考慮していなかったため、ブレースに応力が生じていませんでした。
- 【剛性計算】
- 傾斜した梁の端部に袖壁が取りつかない場合、剛域・フェイス位置が不正でした。
- S造柱でI形断面の場合、露出柱脚、根巻柱脚、埋込柱脚における基礎柱のサイズDx、Dyを逆に認識していました。柱脚に取り付いた基礎梁の剛域長、内法などに影響します。
- 【荷重計算】
- 地震力の計算において、地上1層目に従属するダミー層の重量を地上階全重量に含んでいました。
- 多剛床で剛床ごとに地震力を計算する場合、第1層~第2層の通常層間にダミー層があると独立する剛床の判定が不正でした。
- 層せん断力および層せん断力係数の直接入力において、通常層の下の剛床に節点が存在しない場合、その層の直接入力を無視することがありました。
- 【応力解析】
- 剛域を考慮した荷重項の計算で"する"、土圧荷重(2次分布荷重)が指定されて、かつ、柱頭に剛域がある場合、CMQが正しく計算できていませんでした。
- 節点が1つしか存在しないフレームが存在するとき、応力解析で不正終了する場合がありました。
- 【ルート判定】
- S造ルート判定の幅厚比の判定を、片持梁も含めて行っていました。
- 地震力の計算において、“全体をまとめて外力分布を求める”とされていた場合でも“C915 一つの部材内で異なる剛床となっています。”のメッセージを出力することがありました。
- 【基礎計算】
- 独立基礎にS柱が取り付き、基礎柱がない場合、[13.5.基礎の寄り]の押さえ位置“55”(直上の部材心)の指定を考慮していませんでした。
- 通り心と構造心が一致せず部材長が短い梁に布基礎が配置された場合、布基礎接地面積が正しく計算できないときがありました。
- べた基礎の接地圧計算で浮き上がりが生じていた場合、σmaxの値が収束しないときがありました。
- 【断面算定】
- 一本部材の指定がある柱の中間にブレースが取り付く場合、筋かいのβ応力割増しによるブレース軸力の増加分が柱の設計軸力に考慮していませんでした。
- 断面算定表の“代表部材”の代表は、同一符号の中から検定比が最大となる部材一つを選出していましたが、OK部材、NG部材が混在する場合、OK部材、NG部材のそれぞれの中から選出するようにしました。
- S柱において、ダミー層に配置された柱の部材種別を[FA]と表示する場合がありました。
- S柱において、断面算定省略部材が指定されていても“N0691:断面性能直接入力の鋼材を使用しているため断面検定できません。”メッセージを出力していました。
- [2.5.断面算定条件-5.梁たわみ]の「1.S規準による検定」は“しない”、「2.平12建告第1459号による検定」は“する”が指定されたとき、常に“C0675:たわみが鋼構造設計規準の制限値(1/300)を超えています。”のメッセージを出力していました。
- 接合部の検定において、検定省略を両方向について指定されている場合でも、以下のメッセージを出力していました。
- N0651 RC接合部で取り付く柱または梁の曲げ耐力が計算できないため断面検定できません。
- N0652 RC接合部に取り付く柱の設計用せん断力が計算できないため断面検定できません。
- C0655 RC接合部の形状を直接指定しています。
- C0656 軸振れが生じている接合部において、自動判定した形状を採用しています。
- N0721 S接合部でパネル形状が不明のため検定計算できません。
- RC接合部の終局時断面算定において、本来、下柱の耐力を計算する場合は柱頭、上柱の耐力を計算する場合は柱脚の主筋を採用すべきところ、逆になっていました。崩壊形の判定や柱崩壊となる場合のMb、Tuの算定に関係します。
- ジャストベースにおいて、母材がSTKRで、かつ、設計ルートが1-2または2の場合、保有耐力接合のαを1.4とすべきところ1.3としていました。また検定表のMpcの値に誤りがありました。
- ISベースにおいて、母材がBCR295で、かつ、設計ルートが1-2または2の場合、保有耐力接合のαを1.2とすべきところ1.3としていました。また検定表のMpcの値に誤りがありました。
- 【耐力計算】
- S梁Muの計算において、ウェブが考慮されていたとき、カバープレートを考慮していませんでした。
- 【保有水平耐力計算】
- 耐震壁のせん断クライテリアにおいて、引張側の判断が逆となった終局せん断耐力を用いてチェックしていました。
- ハイベースNEO使用時、柱梁群がDランクのとき Qu/Qun≧1.0 で検討するところを 1.1 で検討していました。
- 保有水平耐力の検討において、PH階・地下階に配置された柱脚は断面検定していませんでした。
- 出力部
- ルート判定表の剛性率、偏心率、冷間成形角形鋼管 柱梁耐力比、Qu/Qunの判定値において、ルート判定表と各詳細結果の出力で丸め処理が異なり、数値が一致しない場合がありました。
- 露出柱脚の断面算定表において、せん断力が許容摩擦力を超えている場合、Qaに*を表示していましたが、表示しないように変更しました。
- シート出力の[12.16.3.梁の破壊モード]、[12.16.4.柱の破壊モード]のMuにおいて、「節点振り分け法」「余耐力法」による場合、加力方向により決まる通常の応力状態でのMuを出力すべきところ、Ds算定時の応力状態でのMuを出力していました。
- 構造計算書
- 構造計算書「6.1.3 構造モデル図」「6.1.10 剛性低下率」「6.1.11 部材剛性図」、結果出力、添付資料「2.1 部材剛性図」を自動スケールで出力したとき、投影長さが0になる部材を含むフレームは出力しなくなり、同じ方向のフレームの図が極端に小さな図になっていました。
- 構造計算書「7.2.3 検定用応力図」、結果作図「1.1.応力図(一次)」「1.4.設計応力図」「1.6.応力図(二次)」において、投影長さが0になる部材のモーメント図を不正に描画していました。
- 右下がりの鉛直ブレースにメーカー製ブレースが使用されているとき、鉛直ブレース部材種別パラメータの備考欄にメーカー製ブレースを示す“*1”を出力していませんでした。
- 構造計算書「9.1層間変形角」において、下層に従属するダミー層をまたぐ柱を、下階の最大層間変形角の計算に含めていました(シート出力も同様)。
- 入力項目[13.1.基礎計算条件-3.検討項目-杭の水平抵抗と断面算定]にチェックが無い場合、結果出力、添付資料「7.5 基礎自重」「7.6 偏心距離」「12.1 支持力検定比図」「12.2 断面検定比図」「12.3 支持力検討用軸力図」「12.5 基礎設計用軸力図」を出力していませんでした。
※Ver.1.1.1.3のみの現象です。 - マウス入力部
- [3.5.節点同一化]のグリッド表示で、複数個の移動元の節点を選択した状態からグリッド表示を解除すると、図面が白紙になることがありました。
- マウス入力[7.1.柱]および[7.2.大梁]の断面データの構造タブの入力において、データ変更をした直後に[下符号へコピー]または[右符号へコピー]を行った場合、二回目以降はコピーができていませんでした。
- [7.16.層・軸の追加・削除]等で追加した層を平面図で表示した状態で、[7.8.フレーム外雑壁]の部材ウィンドウを開き、Undo(元に戻す)で層の追加を取り消すと、不正終了していました。
- 片持床形状が三角形となる場合、[8.1.特殊荷重]を起動したときに不正終了していました。
- 作図部
- 結果作図の「1.1.応力図(一次)」「1.6.応力図(二次)」において、作図設定の「M図位置」を「検定位置」または「危険断面位置」とした場合に、柱のプロパティで表示されるY方向の曲げ応力の値が不正でした。
- 結果作図でのプロパティにおいて、部材の始点、終点の表現を層、X軸、Y軸の表現に統一しました。
- 柱のプロパティ[降伏]タブにおいて、柱脚と柱脚部がともに軸破壊していた場合、塑性率を表示しないことがありました。
- リンク
- 『SS3』データのリンクにおいて、『SS3』の[マウス入力-見付面積の考慮]を、上下階で連続した指定になっている(同じ指定が階方向に連続している)場合に、最上階のデータしかリンクしていませんでした。また、壁の配置されていない箇所にはリンクしていませんでした。
- 『SS3』データからのリンクにおいて、[2.1剛性計算条件-1.RC・SRC耐震壁-1.耐震壁の判定条件-開口周比および開口高さ比におけるhのとり方]において、“梁せいの差”とした場合の[梁中心間とする梁せいの差の下限値]がcmをmmに変換してリンクすべきところ、そのままの数値をリンクしていました。また、入力上限値が"9999mm”とすべきところ、"999mm”となっていました。
- その他
- 『SS7』が実行中で、ウィンドウが最小化されていたりヘルプが最前面の状態で、『SS7』を起動しようとした場合、実行中の『SS7』を最前面にすべきところ、最前面になりませんでした。
- 環境設定、新規作成、リンク、転送の画面において、新しいフォルダが作成できるようにしました。「参照…」ボタンで表示されるフォルダ参照ダイアログでも新しいフォルダが作成できます。
- 環境設定ダイアログにおいて、内容を変更している場合に[キャンセル]ボタンが押されたとき、メッセージを表示せずに閉じていました。
- 解説書
- 以下の解説書において追記および修正を行いました。詳しくは各解説書の更新履歴を参照してください。
- 『SS7 入力編』
- 『SS7 出力編(画面)』
- 『SS7 出力編(計算書)』
- 『登録済み材料製品リスト』
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注意事項
- 本ソフトウェアをご使用になる前に、重要事項の説明書とソフトウェア使用許諾契約書をよくお読みください。ご使用になった時点で、重要事項の説明書とソフトウェア使用許諾契約書に同意されたものとさせていただきます。
- アップデートを実行する前に、他のアプリケーションソフトを終了してください。
- インストール手順は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面上の指示にしたがってインストールを完了してください。
- ダウンロードには、IDとパスワードが必要です。対象者は、『Super Build 総合メンテナンス』ご契約者様です。
- ダウンロードファイルは、公開日に『Symantec AntiVirus』でウイルスチェックを行い、安全を確認しております。
ご注意
- 『SS7』をセットアップしている場合は、Ver.1.1.1.4へのアップデートになります。
- 『SS7』をセットアップしていない場合は、Ver.1.1.1.4のセットアップになります。
- 「セットアップディスク Release 5.05」以上でのセットアップが必要です。
過去のアップデートファイル
2016/12/08 | Ver.1.1.1.3 | 更新内容 | ss7_1113.exe [76.1MB] |
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2016/09/15 | Ver.1.1.1.2 | 更新内容 | ss7_1112.exe [76.6MB] |
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2016/07/14 | Ver.1.1.1.1a | 更新内容 | ss7_1111a.exe [5.30MB] |
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2016/05/09 | Ver.1.1.1.1 | 更新内容 | ss7_1111.exe [74.8MB] |
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