旧Ver.2.61 → 新Ver.2.62（VerUp対象Ver.2.00以上）
インターネットダウンロード : 2014/04/14

◆変更点

計算

以下のどちらかの条件を満たす壁の場合、壁板の中央まで腰壁・垂壁があるものとして付帯柱の内法高さを計算すべきところ、腰壁・垂壁を考慮せず梁面位置で内法高さを計算していました。

• 壁厚が内法高さの1/30未満の無開口の壁
• 壁厚が10cm以上、12cm未満の無開口の壁（『SS3』の[2.1 剛性計算条件－9.RC・SRC梁柱の剛性計算－考慮する腰壁・垂壁・袖壁の厚さ]で、“<2>10cm以上”を指定した場合）

このような壁は、本来であれば内法高さが0になるため、「ERROR No.26 ○階 △フレ-ム □軸 柱の内法高さが０以下になっています。」を出力して計算を中断すべきですが、中断していませんでした。Ver.1.1.1.26以上の『SS3』データを使用したときの不具合です。

出力

「形状指標」の出力において、[形状指標－平面剛性・断面剛性に関する指標 SD2(l･n)]を、“<1>基準式に準ずる”としている場合で、かつ、SI単位出力のとき、2次診断の形状指標 SD2(l･n)の出力で“断面剛性”と出力すべきところ、“断面形状”と出力していました。

3次診断において、「鉛直部材の直接入力」で、独立柱に袖壁付柱の破壊形式を連層にわたって入力した場合、「袖壁付柱のF指標とQu」には直接入力したF値を出力するべきところ、自動計算したF値となっていました。なお、出力のみの不具合で計算には影響ありません。

【Super Build／RC診断2001 Op.1】
以下の事項は『Super Build／RC診断2001 Op.1』ライセンスを利用した場合の変更点です。

計算

増設ブレースのRC造架構部における軸耐力Nmaxの算定で、連スパンのとき、中間柱のコンクリート耐力がNmaxに加算されていなかったため、軸力範囲Nmax≧N＞N3の曲げ終局強度が正しく計算されていませんでした。

【Super Build／RC診断2001 Op.SRC】
以下の事項は『Super Build／RC診断2001 Op.SRC』ライセンスを利用した場合の変更点です。

計算

3次診断において、垂壁および腰壁が取り付くSRC袖壁付柱で、袖壁の出の長さが計算条件[袖壁を考慮する長さの下限値]を下回るとき、本来、柱の危険断面位置は垂壁および腰壁端部からDo入った位置とすべきところ、垂壁および腰壁端部としていました。

SRC柱の第2種構造要素の検討において、残存軸耐力の係数ηrおよび軸力支持能力の係数ηRは、帯筋間隔が100mmを超える場合はPw≧0.2%であってもPw＜0.2%の場合のηr、ηRを採用すべきところ、Pw≧0.2%の場合のηr、ηRをそのまま採用していました。

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■『RC診断2001 Ver2』 Ver.2.61の更新内容はこちらよりご確認ください。