立体フレーム動的弾塑性応答解析ソフトウェア
SS21/3D・DynamicPRO

制振

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1.制振部材の配置形状

『SS7』『SS3』で作成した解析モデルに対して、制振部材を配置します。
制振部材の配置方法は、制振部材の両端部に必要な節点を定義して直接配置するタイプ(任意節点間タイプ・柱タイプ)と、より簡便に配置できるタイプ(壁タイプ・間柱タイプ・ブレースタイプ)を目的に応じて選択できます。

2.直接配置のタイプ

『SS7』のダミー層・ダミー部材を組み合わせることで制振部材を形状どおりにモデル化できます。また主架構と制振部材を接続する支持材も『SS7』で定義することで、支持材および主架構接続部の剛域や塑性化が考慮できます。

モデル化例

モデル例

モデル化例
モデル化例

配置例

制振部材の配置形状

3.簡便な配置タイプ

配置タイプ
▲配置タイプ

間柱タイプ・ブレースタイプ(K上形、K下形)で配置した場合、内部で中間節点を自動生成し、梁を分割して扱います。
ただし、梁の中間節点位置の塑性化は考慮できません。
また、制振部材はダンパー材と支持材で構成され、支持材は線形ばねを直接入力してモデル化します。
壁タイプでは、ダンパー基数を入力できます。

4.制振部材

制振部材は、メーカー製品ダンパーと、性能特性を直接指定するダンパーとを扱います。
メーカー製品ダンパーは、履歴系ダンパー、粘性系ダンパー、粘弾性ダンパーを扱うことができます。
性能特性を直接指定するダンパーでは、履歴系ダンパーと粘性系ダンパー、複合ダンパーを扱うことができます。
ダッシュポットの非線形特性は、折線型または曲線型で評価します。

履歴系ダンパー(メーカー)登録
履歴系ダンパー(折線型)登録
粘性系ダンパー(折線型)登録
複合ダンパー(折線型)登録

5.搭載メーカー一覧

種別 製造または取り扱い会社 製品名または呼称
履歴系ダンパー JFE シビル 株式会社
JFE スチール 株式会社
二重鋼管座屈補剛ブレース(耐震タイプ)
二重鋼管座屈補剛ブレース(制振タイプ)
JFE の制振間柱
日鉄エンジニアリング株式会社 アンボンドブレース(耐震タイプ)
アンボンドブレース(制振タイプ)
粘性系ダンパー 株式会社 E&CS トグル制震ブレース
粘弾性ダンパー 住友ゴム工業 株式会社 粘弾性ダンパー
住友理工 株式会社 TRCダンパー

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