表層地盤による加速度増幅率計算ソフトウェア
SS21/Dynamic表層地盤アンプリファイア2007
表層地盤による加速度増幅率計算ソフトウェア
国土交通省告示第598号によって一部改正された建設省告示第1457号に則り、表層地盤による加速度の増幅率Gsを、地盤調査結果に基づいて計算するソフトウェア(プログラム)です。
1.表層地盤による加速度増幅率Gsを計算
『SS21/Dynamic表層地盤アンプリファイア2007』は、国土交通省告示第598号によって一部改正された建設省告示第1457号*に則り、表層地盤による加速度の増幅率Gs(令第82条の5第5号ハの表に規定するGsの数値)を、地盤調査結果に基づいて計算するソフトウェア(プログラム)です。 計算結果を用いて、「Gsと固有周期の関係」や「加速度応答スペクトル」などの図化および数値結果を表示できます。
2.地盤調査結果に基づいたデータを入力
『主な入力データは、地盤調査結果に基づいた地盤データです。地盤各層の「層厚(または深度)」、「質量密度」、「初期せん断波速度」、「土の動的変形特性(せん断剛性と減衰定数のせん断歪み依存性)」などを入力します。
3.工学的基盤の傾斜の影響を検討
工学的基盤の傾斜が大きくない範囲において傾斜の影響を検討するために、建設地直下の“主地盤データ”の他に“追加地盤データ”を2つまで登録してそれぞれの検討を行い、これらを包含した結果を求めることができます。
4.“みなし工学的基盤”を含む検討
すべての地層境界での波動インピーダンス比(上層/下層)を求め、その値が指定入力値以下となる境界の下の地層を“みなし工学的基盤”として再計算します。すべての“みなし工学的基盤”からの増幅特性と実際の工学的基盤からの増幅特性を併せ、これらを包含した結果を求めることができます。
5.1次卓越周期T1の計算方法の指定
表層地盤の1次卓越周期T1は、固有値解析結果による1次固有周期とするか告示に記載された簡便式によるかを選択できます。
6.『SS21/IsolationPRO』と一体で利用
免震装置の配置計画ソフトウェア(プログラム)『SS21/IsolationPRO』と一体で利用できます。データリンクを要さず、効率的で一貫性に優れた作業が行えます。
*平成19年6月20日施行の国土交通省告示第598号によって、平成19年政令第49号(建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令)の施行に伴い、建設省告示第1457号(Td、Bdi、安全限界変位、Ts、Bsi、Fh及びGsを計算する方法並びに屋根ふき材等及び外壁等の構造耐力上の安全を確かめるための構造計算の基準を定める件)の一部が改正されました。