1.液状化判定を行い、過剰間隙水圧の変動を逐次評価することが可能
液状化判定(建築基礎構造設計指針による)を行うことができ、液状化の可能性のある砂質層については、当該層の条件を“全応力”から“有効応力経路モデル”または“おわんモデル”に指定することで過剰間隙水圧の変動が逐次評価され、その影響が考慮されます。
2.振動数依存型Q値で粘性減衰の指定が可能
特に深部地盤を対象とした解析の減衰評価に多用される振動数依存を有するQ値で粘性減衰を指定することができます。Q値はQ=Qo×fn(Qoは1HzでのQ値、fは振動数、nは指数パラメータ)で求め、振動数の有効範囲も指定できます。
3.砂質土の拘束圧依存性の簡便評価機能も搭載
砂質土は液状化の可能性を有するとともに、そのせん断剛性や基準歪みは拘束圧に依存するため、これを簡便に評価する機能を搭載しています。
4.入射波は解放基盤波2Eまたは地中応答波E+Fに対応
また、「入射波の任意層指定」*1、「地中応答波に2E(解放層)追加」*1、
「地表面に設定する逆解析」*1が可能
- 入射波の波形区分は工学的基盤波として計算された模擬地震動や予測地震動の解放基盤波2E、または観測記録などの地中応答波E+Fのいずれにも対応します。
- 重複反射理論の特長を活かし、入射波を地表面のほかに任意層で与えることや、地中応答波E+F以外に解放層とした波形2Eを計算することができます。*1
- 入射波を地表面に与える計算(一般に逆解析と呼ばれる)が行え、地表の観測記録から基盤波形を推定することが可能です。*1
*1『Op.等価線形解析Advanced』が必要です