1.S横補剛の検討*1
取り扱う断面形状
H形鋼(BH形鋼)、溝形鋼、リップ溝形鋼、つづり合わせ溝形鋼、つづり合わせリップ溝形鋼、角形鋼管、鋼管を取り扱えます。
計算内容
- 大梁に取りつく横補剛材の検討を行います。
- 横補剛材を横補剛としてのみ使用する場合と小梁として使用する場合のいずれかを選択できます。*2
- 集中横力F(=係数×C)の算出における係数を変更できます。
2.S横補剛間隔の計算*1
取り扱う断面形状
H形鋼(BH形鋼)を取り扱えます。
計算内容
- 「2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書」P.593~596【はりの横補剛による変形能力確保について(保有耐力横補剛)】に記載されている内容を参考に、大梁の横補剛間隔の計算を行います。
- 正負加力時における崩壊メカニズム時の応力状態を考慮して、“端部に近い部分に横補剛を設ける方法”にて横補剛を配置します。
- 左端・右端の降伏曲げモーメントMyより小さい部分において、“中央部の検討”により、中央部(弾性域)における各横補剛位置間の許容曲げモーメントMaと横補剛位置における曲げモーメントを比較検討します。
3.Sスタッド付横補剛の検討*1
取り扱う断面形状
大梁にはH形鋼(BH形鋼)を取り扱えます。 横補剛材にはH形鋼(BH形鋼)、溝形鋼、リップ溝形鋼、つづり合わせ溝形鋼、つづり合わせリップ溝形鋼、角形鋼管、鋼管を取り扱えます。
計算内容
- 上フランジがスタッド付きコンクリートスラブで拘束されている大梁に取りつく横補剛材の強度と剛性を検討します。
- 集中横力F(=係数×C)の算出における係数を変更できます。
- スタッドの短期qs算出用の係数を変更できます。
4.S梁継手の計算*1
取り扱う断面形状
H形鋼(BH形鋼)を取り扱えます。
計算内容
- H形鋼(BH形鋼)梁継手部の全強接合と保有耐力接合の検定計算を行います。
- 全強接合では、設計用応力に対してフランジおよびウェブのボルトと添板の検討を行います。
- 保有耐力接合では、塑性化領域の判定を行い、部材の使用鋼材に応じた安全率αを用いて設計用応力を決定します。指定により“フランジ部ちぎれ破断”を用いての検討も行います。
- 耐震診断に用いる部材耐力および靭性指標の計算も行います。
5.S梁・非充腹材の計算*1
取り扱う断面形状
山形鋼、カットT形鋼、溝形鋼、リップ溝形鋼を取り扱えます。
計算内容
- 非充腹材を用いた梁の終局耐力を計算します。
- 弦材と腹材に分けて、各接合部の耐力等を確認できます。
- 計算結果は計算式も含めて出力しますので、手計算で結果を確認できます。
6.S柱・非充腹材の計算*1
取り扱う断面形状
山形鋼、カットT形鋼、溝形鋼、リップ溝形鋼、H形鋼を取り扱えます。
計算内容
- 非充腹材を用いた柱の終局耐力を計算します。
- 弦材と腹材に分けて、各接合部の耐力等を確認できます。
- 計算結果は計算式も含めて出力しますので、手計算で結果を確認できます。
7.ライト版ソフトウェア*1
『MC1』がなくても、S梁・S柱非充腹材の終局耐力計算、S横補剛の検討およびS横補剛間隔の計算機能、S梁継手の計算と『MC1』の付加機能(鉄骨の断面性能、CMoQo、風圧力、積雪荷重の計算)が利用できるライト版ソフトウェアの『Super Build®/MC1-L』をご用意しています。
項目 | 計算機能 | MC1 | MC1 Op.1 | MC1-L |
---|---|---|---|---|
プログラム | ○ | - | - | |
オプション | - | ○ | ○ | |
付加機能 | ○ | - | ○ |
- *1オプションソフトウェア『MC1 Op.1』が必要となります。
- *2小梁として使用する場合は、「ビルデイングレター '10.8」の質問と回答【「建築確認・検査」及び「構造計算適合性判定」の申請に役立つQ&A (1)折版屋根など大梁の上フランジが有効に拘束されていない場合】に記載されている内容を参考にしています。
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、左のバナーをクリックしてダウンロード(無償)してからご覧ください。