エンジニアリング(東京都)
本建屋は3階建てS造の8m×10mのプラント建屋です。1階はフェンス囲いの屋外機器置場、2・3階は折版の屋根・壁でデッキスラブにフリーアクセスフロアを設置し、プラントの制御盤が配置され、周囲のパイプラックからケーブルを引き込んでいます。
構造計画概要
柱は角形鋼管とし、スパンは2×2の両方向ラーメン構造を採用し、デッキスラブの剛性により2・3階は剛床としています。一部に片持梁・鉛直ブレース・跳ね出し床を配置しております。基礎は独立杭基礎で杭は翼杭を採用しています。
『SS7』利用方法
建築基準法準拠で構造計算をするもので、二次部材を除いてモデル化し、Ai分布による地震荷重を算出しています。計算ルート3のため、荷重計算、応力解析、断面算定、保有水平耐力の検討まですべて『SS7』にて計算しています。跳ね出し床はダミー層を設定してモデル化しており、『SS3』では表現できなかったフリーアクセスフロアによる構造部材の段差も表現できました。
別途検討項目
二次部材の設計等非モデル化部分については手計算、杭は既製品のため別途検討しているほか、複数本杭を配置する杭基礎のねじれの検討等を行っています。
確認検査時の指摘事項や対処方法
入力データ出力による計算内容の明確化により、設計条件や荷重入力等確認がしやすい計算書とすることができ、指摘の対応もスムーズにできます。