(大阪府)
某電気機器製作の工場新築案件です。鉄骨造3階建て+PHで2階部分には大きな吹き抜けがあり、また一部自動倉庫用の1階から3階までの吹き抜けが存在する直接基礎の建物です。
『SS7』利用方法
正面にレベルの違う10mと6mの庇があり、1階には階高の違う下屋があり『SS7』ではダミー層の指定ができる機能があるので使用しました。さらにこの物件では3階倉庫部分床に積載荷重4000N/㎡があり、その下層では大きな機械設置により吹き抜けが生じたため、3階部分に21mスパンの梁が必要となり『SS7』の機能による上下弦材、斜材共H形鋼のトラス架構による梁としました。これらの内容がすべてモデル化の必要も無く『SS7』による入力と解析がスムーズに行えました。
別途検討項目
トラス部分の安全性の確認として別途検討追加、二次部材については某メーカーのソフトを利用しました。また今回の物件には関係ありませんが杭基礎の物件を一発で計算できるようになったのは非常に助かっています。
確認検査時の指摘事項や対処方法
適合判定については、建設地区の審査機関でしたが、大きな指摘も無くメールのやりとりにて完了しました。