一貫構造計算ソフトウェア
Super Build®/SS7

実例集

『SS7』トップへ

物件データ
Building Data
用途
事務所・ホテル
構造種別
S造
階層
13階
設計
株式会社アール・アイ・エー
(東京都)

1~3階を事務所、4~13階をホテルとした複合施設です。最上階(13階)には大浴場を併設し、露天風呂からは海を臨む計画となっています。X方向46.9m、Y方向19.6m・12.2m のS造です。

構造計画概要

柱は角形鋼管(□-550×550×19~□-650×650×32、BCR295・BCP325)とし、基本グリッドはX方向:6m、Y方向:5m~6.6mとしています。Y方向は2グリッドを1スパンとするロングスパン架構とし、建築計画の自由度を高める計画としました。13階の大浴場は、浴槽部や洗い場、休憩スペース等フロアレベルが複雑であるため、ダミー層を1層分計画し、実状に即したモデル化をしまし た。

『SS7』利用方法

杭基礎(場所打ち杭)まで一体でモデル化しました。構造計画概要に記載したように、13階はダミー層を計画しました。ダミー層とすることで、適切なレベルに荷重を設定することができ、また、細かな梁配置も層ごとに設定することができるため、地震力等を精緻に設定することができました。

S造であるため、スラブには合成デッキを使用しましたが、荷重方向の設定が行いやすく、部分的に方向を変える等、構造計画を行いやすかったです。また、既製品の露出柱脚のラインナップが豊富であり、採用を希望した製品が登録されていたので、適切に柱脚回転ばね剛性を設定することができました。

屋根部は、躯体で勾配を取ることによって水勾配を確保しました。各通り芯において細かなレベル調整が必要でしたが、節点上下移動の設定が視覚的に操作可能でしたので、構造図とモデルの整合性を取ることが容易でした。また、3D 図にて俯瞰して形状を確認できるため、モデル化の状況が把握しやすく大変助かりました。『SS7 Op. 積算』を併用することで、各フェーズにおける部材数量を把握しながら設計を進めることができ、コスト管理を行いやすかったです。

別途検討項目

完全合成梁・不完全合成梁の判定・横補剛材の耐力計算等は別途検討にて対応しました。また、鉄骨小梁は合成梁として検討したため、『SS7』内の検討は用いず、別途対応しました。

確認審査時の指摘事項や対処方法

  • 柱脚部のメカニズム時のせん断耐力に対する検討
    →『SS7』上ではNG になる箇所の把握に留め、具体的な検討については別途手計算にて対応しました。
  • 柱に対して斜めにとりつく大梁のレベルについての整理
    →屋根勾配を躯体で確保している箇所、また部分的に大梁が鉛直方向に斜めにとりつく箇所については、実状に合わせて細かくレベルを合わせ(節点上下移動)、剛性等を適切に評価しました。

その他

オプション機能を含め、計算の詳細内容等についての不明点(横補剛の計算根拠等)については、Web お問い合わせを活用しました。サポートの方には迅速に対応していただけたので、スムーズに設計を進めることができました。

『SS7』をご検討中の方へ

お役立ち情報

「ソフトウェアをご検討中の方」向けのお問い合わせ窓口をご案内いたします。

お問い合わせフォーム

ソフトウェアの購入や体験版に
関するご相談はこちらから

お問い合わせフォームへ

資料請求フォーム

ソフトウェアカタログの
資料請求はこちらから

資料請求フォームへ

電話

東京支店
03-3352-6121
名古屋支店
052-269-3311
大阪支店
06-6768-9338

受付時間 9:00~12:00/13:00~17:30*
土日・祝日、弊社規定休業日除く
*年末最終営業日は15:00まで

ページの先頭へ