一貫構造計算ソフトウェア
Super Build®/SS7

実例集

『SS7』トップへ

物件データ
Building Data
用途
給食センター
構造種別
S造
階層
2階
設計
株式会社 盛本構造設計事務所
(愛知県)

本建物は、愛知県に建設する鉄骨造の給食センターです。1階に調理室、2階に研修室・会議室を配置しています。平面形状はX方向=79.0m、Y方向=52.3mの長方形です。2階は吹き抜けを有しており、一部セットバックしています。階高は1階=4.3m、2階=4.4mです。

構造計画概要

平面形状・立面形状共に整形で延床面積=約6,100㎡の計画です。配管ピットを全面に設けるため、1階の床は構造スラブとしています。基礎小梁の梁成を小さくすることで、配管ピット内のメンテナンス性や設備配管の取り回し、将来設備更新に配慮しています。


また、掘削土量の軽減のため、基礎梁天端を1階スラブ天端としました。2階の床と屋根は振動への配慮と軽量化を両立した合成床版とし、設備置場等の荷重の大きい箇所は構造スラブとしました。基礎は杭基礎です。災害時に有効利用できる設備と場所を提供するため、重要度係数I=1.25を考慮しています。

『SS7』利用方法

吊庇や頂部突出箇所は平面解析プログラム『FA1』にて別途検討を行い、『SS7』のモデル上は応力計算用特殊荷重や柱の特殊荷重にて反映させました。実形状どおりの入力が容易にできるため、梁端部のハンチも適切に考慮することができました。

別途検討項目

配管ピットの有効活用のため、基礎小梁はT形梁として検討し、梁成を小さくするよう努めました。T形梁とすることで、スラブの有効幅を考慮した梁幅および断面二次モーメントを用いて、たわみの制限値(α・δE)/l≦1/250を確認しています。


設ける人通口の高さが梁成の中央にないため、『SS7』では実形状どおりの断面で入力していますが、孔径分の梁成から開口高を控除した断面でも許容応力度以内となることを別途確認しています。


また、中央に有する大きな吹き抜けを考慮した水平力伝達の検討を別途行いました。移行せん断力も『SS7』の節点重量等により容易に確認できました。

確認審査時の指摘事項や対処方法

基礎フーチングの断面算定で、柱フェイスから杭芯までの距離lpに対する基礎スラブの有効せいdの比がd/lp≧2.0より、基礎スラブの危険断面位置が柱内側に生じているため、柱フェイス位置の許容曲げモーメントは低減率βを考慮して断面算定することが求められました。『SS7』の結果出力より、低減率の考慮対象の基礎は確認できるため、該当基礎について別途検討を行いました。


また、柱を設けず、直交梁に剛接合した2連梁を1本の梁とした材長で、必要補剛数の検討をするよう求められました。モデル上は一本部材とし、必要補剛数については別途確認しました。

『SS7』をご検討中の方へ

お役立ち情報

「ソフトウェアをご検討中の方」向けのお問い合わせ窓口をご案内いたします。

お問い合わせフォーム

ソフトウェアの購入や体験版に
関するご相談はこちらから

お問い合わせフォームへ

資料請求フォーム

ソフトウェアカタログの
資料請求はこちらから

資料請求フォームへ

電話

東京支店
03-3352-6121
名古屋支店
052-269-3311
大阪支店
06-6768-9338

受付時間 9:00~12:00/13:00~17:30*
土日・祝日、弊社規定休業日除く
*年末最終営業日は15:00まで

ページの先頭へ